フリット・アスノとは、TVアニメ『機動戦士ガンダムAGE』のフリット編主人公である。
CV.豊永利行(少年時、青年時)、嶋村侑(幼少時)、井上和彦(アセム編~)
A.G.(アドバンスド・ジェネレーション)101年。UEと呼ばれる謎の敵がコロニー・エンジェルを破壊した事件、「天使の落日」が起きた日、MS鍛冶の名門アスノ家に生まれる。トレードマークはエメラルド色の髪の毛。
かつて大戦を終結させた救世主「ガンダム」の話を小さい頃から聞かされ、憧れていた。
7歳の頃、UEによるコロニー「オーヴァン」の襲撃で母を亡くし、その際にメモリーユニット「AGEデバイス」を託される。
そこに記録されていたのは、古代の救世主・ガンダムの設計図だった。
その後、アリンストン基地司令官ヘンドリック・ブルーザーに引き取られ、アリンストン基地所属の技術者としてバルガス・ダイソンら連邦の技師たちと共に対UE用の新型MSの開発に着手する。
そしてA.G.115年。7年に渡る歳月の末、ガンダムAGE-1を完成させた。本来の役割はメカニックであるが、突如襲撃してきたUEに対抗するため自らガンダムのパイロットとなり、UEとの戦いに身を投じていく。
完璧主義者で性格はわがままかつ、頑固でキレやすいが、仲間思いで、本当は優しい。
ガンダムには並々ならぬ愛着があり、勝手に機体の部品が使われたり、ガンダムを奪われそうになると怒る。
敵であるUEを「殺戮を繰り返すモンスター」としか認識していなかったが…?
どう見ても小学生にしか見えない外見に加え「自力でガンダムを製作した14歳の少年」という設定など放送前からその超スペックが話題となっていたが、いざ蓋を開けてみると中々戦果を挙げられないばかりか、ライバルのデシル(7歳児)にもコケにされ(後にリベンジ) など、結構悲惨な扱いを受けている。
しかし、ガンダムAGE-1の進化と共に活躍の機会は増えつつある。
フリット自身もUEからデシルの存在を感じ取れるようになり、Xラウンダー(NTみたいな超感覚者)に目覚めつつあった。
第14話にて、想いを寄せ合いつつあった少女、ユリンをデシルに利用されたあげくに殺されてしまい、激高したフリットはガンダムAGE-1スパローの能力を限界まで引き出し、デシル機を戦闘不能にまで追い込んだ。
トドメをさせなかったのは最後の良心だったのか・・・?
救世主になるはずだったガンダムで、大切な人を救えなかった事に絶望しながらフリットは益々UEに対する憎しみを募らせていき、グルーデックの様な(あるいはそれ以上に)
完全な復讐鬼に変貌し、UEの正体が判明しても復讐心を捨てずに憎み続けた。
今までUEに殺され、取り残された人々の復讐も引き受け、復讐を達成する事こそが救世主の役割と考えたフリットは、その後もUEと戦い続ける決意を固める。
その意思は次世代にも受け継がれていくだろう。
PSP「ユニバースアクセル/コズミックドライブ」やMSV「UNKNOWN SOLDIERS」で語られた番外編。
A.G.123年。フリットは連邦軍に正式に入隊し、MS部隊隊長を任されるほどになっていた。かつての幼さは影を潜めたが、正義感の強さは変わらず。
フロイ・オルフェノア直々の転属命令で辺境の宇宙基地トルージンベースへと赴任してくる。辺境の地に配属されたことに違和感を覚えつつ、飛来してくるヴェイガンの部隊を撃退していた。なお、フリットの赴任を聞いて同じく軍入りしたエミリーもトルージンベースへとやってくる。そんなエミリーをフリットはデートとしてMS講義に誘ったりと不器用ながらも仲を深めていき、フリットはある決意をする。
ある日、ヴェイガンの大艦隊が襲来、ジェノアスとジェノアスII、シャルドール改で構成されたアスノ隊を率いて出撃。激戦の最中機転を利かせて敵の戦艦をハッキングして航行不能にし、艦隊ごと壊滅させるという大胆な作戦を展開、後に「アーシュランス戦役」と呼ばれるようになった戦いで勝利を収めたフリットは三階級特進という異例の大昇進を遂げることとなる。
なお、この頃のフリットは新ウェア「レイザー」を愛用していた。中年時に着用していた独自の青いパイロットスーツもこの時からの物。
また、この前後にはウルフ・エニアクルと組んでいた時期もあり、「二筋の流星」として名をあげていたという。
A.G.140年。フリットの息子のアセムが主人公となるアセム編では39~40歳になり立派な口髭とアゴ鬚を蓄えたフリットが登場する。
地球連邦軍総司令部ビッグリング司令官となり、UEの正体が判明し、規模が拡大した戦争に勝利するために
軍を纏め上げている。大切な人を救えなかった苦しみをアセムに味わって欲しくない思いで
アセムの17歳の誕生日にAGEデバイスを自ら託す。
子供時代とは打って変わって、厳格で目的の為なら手段を選ばず、冷酷な判断を下せるようになったが、
一方で子供時代と変わらず優しく、家族を大事に思っており、アセムの誕生日に帰宅して祝ったりした。
MSパイロットとしての腕も25年経ってさらに磨きがかかっており、自らガンダムAGE-1フラットを駆り、仇敵デシルをウルフ、アセムとの連携で追い詰め、ヴェイガンの最新鋭機であるゼハートのゼイドラとも互角に戦うほどである。
後に出所したグルーデックと再会。今でも「グルーデックさん」呼びで酒を飲み交わすなど尊敬しており、
人生の後輩としての立ち振る舞いを見せていたが、グルーデックが何者かによって殺害されたことを知り、
母、ユリンに続き、また大切な人を失ってしまった。さらには戦友ウルフ・エニアクルもデシルによって殺害されてしまう。
またも、大切な人を守れなかったフリット・・・。
そしてA.G.142年。
「勇気の日」にクーデターを起こし、現首相であったフロイ・オルフェノアがかつてUEと呼ばれた存在と繋がっていた事を暴き、極刑にした。
その後も「粛正委員会」を立ち上げ、かつてUEと呼ばれた存在と繋がっていた人物を次々と粛清していった。
その結果、地球連邦は再編され、かつてUEと呼ばれた存在と全面攻勢になり、和平の余地は失われた。
果たしてフリットの行動は正しかったのか・・・、それは後の時代にならないと分からない。
A.G.164年。フリットの孫のキオが主人公となるキオ編では63歳になり、チョンマゲやメガネが特徴的となったフリットが登場する。地球の北米・オリバーノーツでキオやエミリー、ロマリーと共に暮らしながら、来たるべき時に備えて新たなガンダムを極秘裏に建造していた。
地球連邦軍を退役した今でも影響力を確保しており、オリバーノーツ基地に25年間改修が重ね続けられたディーヴァとAGEシステムを保管。そしてガンダムAGE-3を開発し、キオが13歳になるまでゲームでMS操縦技術を教えていった。
キオに対しても「ヴェイガンは人間ではなく魔物」「イゼルカントは魔王」と言い、その憎しみは全く薄れていなかった。
一方で性格的にはフランクかつ情緒豊かになっており、孫を初めとする子供たちには笑顔を見せることも多い。長年の戦友であるララパーリ・マッドーナに対しては盛大にハグしあい、互いに生き延びたことを喜び合っていた。
不良息子となっていたアセムに対しては憤りを隠そうともせず、「アセム・アスノは死んだ」とキオにも説いていたが、エミリーには生きていることを伝えたいと漏らしたり、拉致されたキオの救出をアセムに一任する等親としての情が残っていないわけではないようだ。
この戦いの果てにフリットはどんな答えを出すのか…目が離せない。
生涯を通してモビルスーツ鍛冶としても功績を残しており、少なくとも以下の機体の開発に関わったことが確認できる。また、幼少期よりマッドーナ製のGエグゼスの設計にケチをつけたりするあたり、MS鍛冶としてのプライドもそれなりにあったことがうかがえる。
真面目に投票してる人が何人いるかわからない人気投票では主人公にも関わらず3位。 2回目の人気投票ではまさかの圏外など、結構悲惨な扱いを受けていた。
しかし第12回の人気投票でついに1位をget。 おめでとうフリット!!
こちらも長い戦いであった。
おかげで孫が惜しくもランク外だったけど。まあ、孫も有終の美を飾ったからいいよね
Gジェネ3DのPVでアムロがガンダムAGE-1を見て「パイロットはまだ子供じゃないか!」と叫ぶシーンがあるが、
一年戦争時のアムロはひとつ上の15歳であり、さらに言えばVガンダムの主人公は13歳である。
スパロボ初参戦。PV2でパイロットとしての登場も確定。
本作においては機動戦士ガンダムUC、劇場版機動戦士ガンダム00、マクロス30や機動戦艦ナデシコと同時参戦。
これらとAGEの年表を重ねてフリットの視点で物事を追うと・・・。
- 無力な子供の頃に、UEに母親を殺される
- 伝説の「救世主ガンダム」を建造し、UEへの対抗に奮闘するも地球人同士の対立が続く
- 連邦軍に「ガンダム」を使われる
- 実はUEも人間だったと判明
- 力不足で、目の前でユリンに死なれる
- 親ヴェイガン派の地球連邦高官がわんさかいたことが判明し、"同じ地球人を"粛清する羽目に
- 息子にはXラウンダーの才能がないと判明。反発もされる
- あのとき見逃したデシルに、戦友のウルフが殺害される
- 息子がMIA。これを機に一線を退いた結果ティターンズが台頭する
- CBにも「ガンダム」を使われる。強引な武力介入の結果「ガンダム」は救世主ではなく混乱を招くモノ扱いに……
- 00二期、シャアの反乱→サイコフレームの光、高濃度GN粒子のいろいろがあったのに分かり合えない人類を目にする。ヴェイガンも相変わらず
- そんな中フリットのコネクションが潰されていき、ガンダムAGE-3建造予算すら降りなくなる始末
- ジオン残党の反乱、ゾンダーの活動が本格化、木星蜥蜴来襲etc...
モウヤメヨウヨ!!
原作より凄まじい戦いを生き抜いてきたベテランではあるのだが、あくまで人々の脅かされることのない平和を願う彼にとって、ここまでの仕打ちといったらない。
しかもゼントラーディやプロトデビルンといった異星人とは分かり合ったのに人類同士は全くわかりあえていないのだ・・・。
幸い原作より多くの仲間たちに恵まれることは想像に難くないので、彼が少しでも報われることを祈る。
第9話で生身で宇宙空間に飛び出し、MS乗り換えを達成したシーンは各地で物議を醸し出している。
(不可能ではないらしいが・・・?)
世代ごとに発売されたキャラクターソングでは三枚全て(FLIT AGE、ASEMU AGE、KIO AGE)に皆勤。それぞれ手に入れた力で救世主になるという決意、ヴェイガンを倒し復讐の連鎖を断つ覚悟、敵を赦し次世代へつなげていくという歌となっている。
フリット・アスノに関するニコニコミュニティを紹介してください。
掲示板
1350 ななしのよっしん
2024/02/17(土) 04:52:51 ID: HHR8Uo1LLK
BXでの話って
・CBにも「ガンダム」を使われる
ってあるけど、イオリアも救世主ガンダムを知っていて、デザインや名前を拝借した説もあるよな…フリットのが先に世に出してしまっただけで、特にスパロボ時空のイオリアは異様に情報通だから、救世主ガンダムも絶対知ってるよあの爺さん
あと、00のTV版が他ガンダムと歴史が明確に被るのがBXくらい(Z2でもWとは被ったが、立場が近いから問題無し、OEに付いては忘れろ)だから、BXでのAGE、00、宇宙世紀のごちゃ混ぜ歴史は整理するとフリット視点じゃ無くても中々エグ味があるのは間違いないな…そこにマクロスやナデシコも加わるからもうメチャクチャだ
イオリアもここまで混沌とした未来を予見したのか?
そしてその混沌とした歴史を直に体験してきたフリット…BX二大ガンダム爺ちゃんズはあの世界で何を思ったのか…
1351 ななしのよっしん
2024/12/14(土) 11:56:31 ID: PAhnnbdLDW
近しい人をたくさん殺されたけど、
それでも妻エミリーとその子供たちといった自分が作っていった家族が戦禍で命を落とすことなく健在だったのは彼を正気で留まらせるうえで重要なファクターだっただろうなと思うわ
1352 ななしのよっしん
2025/02/24(月) 01:50:26 ID: O51aLf6AER
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最終更新:2025/03/31(月) 01:00
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