フリー(Flea)とは、Red Hot Chili Peppersのベーシストであり、変態という名の紳士である。
名前のフリーは自由(Free)という意味ではなく蚤(Flea)であり、ステージをピョンピョン跳ね回る姿に由来する。
ライブでの格好や過激なパフォーマンスなどから、非常識などうしようもない人間のように思われるが、実は非常に紳士的で温厚な人物である。他のメンバーがライブを途中で帰ろうとする所を説得するのもフリーである。
機嫌を悪くしたアンソニーが発する言葉を和らげる発言をしたり、ファンサービスも怠らないなど、変態紳士かなりいい人。
スラップ奏法をROCKに持ち込んだ人物の一人で、スラップ奏法を身上とするベーシスト達から絶大な支持を誇る。
かなり低い位置でベースを構えるためスラップのモーションも独特であり、一般的には親指が上向きなのに対しフリーは下向きで平手で叩くように行う。これは自然発生的に出来たものではなく、ロカビリーなどで行われるコントラバスのスラップ奏法を参考にしたという。
少年時代をオーストラリアで過ごし、ジャズトランペッターであった母親の再婚相手(義父)の影響でジャズに傾倒し、トランペットを始めた。高校時代まではオカマと呼ばれるほど気弱で内気な少年であったが、アンソニー・キーディスら音楽友達やパンクロックと出会ってしまった事が人生の転機となったという。
レコーディングでは様々な機材やベースを使用している。また、自身の立ち上げた「FLEA BASS」という楽器メーカーも存在する。
現在ライヴでのメインベースはフリーのシグネイチャーモデルとして作られたモジュラス社のファンク・アンリミテッド。
カーボングラファイト(炭素繊維)製ネックを採用した非常にタフなベースで、気候変動に非常に強く、世界中を飛び回るフリーが全幅の信頼を寄せている。全体的なコンセプトは以前の愛機スティングレイを参考に作られている。
ミュージックマン・スティングレイはバンドのピークでもあった90年代に愛用しており、その過激なパフォーマンスとスティングレイを平手でひっぱたくスラップは多くのベースキッズのシャツを脱がせる事となった。
ベースの教則ビデオではこのベースを使っている。
ヴィンテージのフェンダー・ジャズベース(1962年製)も愛用している。レコーディングなどでは使用頻度が多いが、製造から半世紀が経っている文化財並みの楽器であるためライヴなどで気軽に持ち歩く事は出来ないらしい。
初期の頃にはパンクロックからの影響でフェンダー・プレシジョンベースを使用していた。
また、ブラッドシュガーセックスマジックのレコーディングではウォルのベースを使用している。
ベースアンプは現在ではギャリエン・クルーガーやアンペグなどを愛用しているが、求める音があればメーカーやモデルには特にこだわらないらしい。
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最終更新:2024/04/19(金) 14:00
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