フルフラットとは、2017年生まれのアメリカ生産、日本調教の競走馬である。牡・鹿毛。
父Speightstown、母Golden Flair、母父Medaglia d'Oro。
父Speightstownは度重なる骨折で2~5歳時は大レースで成績を上げられなかったが、6歳時にブリーダーズカップ・スプリント優勝などアメリカダートの短距離レースで成績を上げた。さらに産駒はアメリカのダート中心に距離に関係なく高い勝ち上がり率、好成績を残している。
母Golden Flairは不出走。半兄にジュライカップ・ナンソープSなどスプリントG1を勝利し引退後は種牡馬として日本でも供用された*ストラヴィンスキーがいる。母父Medaglia d'Oroは大レースで勝ちきれない競馬が多かったが種牡馬として活躍している。
フルフラットは国内外で好成績を上げ合理主義でも知られる森秀行厩舎に預けられる。
2019年7月20日の中京の新馬戦(芝1400m)に田中勝春騎手で出馬するが、後方での競馬になりいいところを見せられず8着。
同年8月11日の小倉の未勝利戦(芝1200m)で北村友一騎手で逃げ切り初勝利を挙げる。
同年10月12日のもみじステークス(OP・芝1400m)では前走と同じく北村友一騎手で不良馬場の中、5着に入線する。
そして11月に行われるアメリカの2歳チャンピオンを決めるブリーダーズカップ・ジュヴェナイル(GI・ダート1700m)に遠征する。おそらく同厩舎のマテラスカイの帯同馬として連れていかれたのであろう。そして武豊騎手で出走したBCジュヴェナイルではブービー人気に反し9頭立ての5着と意外と好走する。
2020年1月18日に3歳1勝クラス(ダート1800m)でアイルランドから短期騎手免許で来ていたS.フォーリー騎手で2着になる。
そしてサウジアラビアで2月29日(現地時間)に行われるサンバサウジダービーカップ(ダート1600m・サウジカップデーが設立されたばかりなので格付けなし)にまたマテラスカイの帯同馬として遠征する。
そして、BCジュヴェナイルでコンビを組んだ武豊騎乗で出走したフルフラットは3番手から最終コーナーで先頭に立ち、そのまま勝ってしまったのである。なお、マテラスカイも同日のサウジアスプリントで2着と好走する。
ちなみにこのレースではコース上にネコが入り込んでおり、レース後のインタビュー等で武豊が「ネコがいたんだよ!」と語っていてる、レース映像でもネコを確認ができる。
次走以降はUAEダービー(GII)からアメリカクラシックに進むと思われたが、新型コロナウイルスの影響でUAEダービーは中止、ケンタッキーダービーは延期となった。
そのため、日本のダート重賞に出走するが、6月21日のユニコーンステークス(ダート1600m・GIII)では6着、7月8日のジャパンダートダービー(ダート2000m・JpnI)では12着と凡走が続いた。ジャパンダートダービーのレース後に左ひざの骨折が判明し、秋のアメリカの遠征プランは白紙になった。
一方で7月5日のジョッケクルブ賞(フランスダービー・芝2100m・GI)では、サウジダービーで2着になったMishriff(ミシュリフ)が勝利することとなった。
ミシュリフが2021年のサウジカップにも勝利して本馬が注目を集める機会もあったものの2021年は出走せず。
2022年3月26日のゴドルフィンマイル(GII)には吉原寛人鞍上で出走したものの14着に終わった。
その後はレースには出走せず、最終的に2023年10月28日付でJRA登録が抹消された。
引退後はプライベート種牡馬中心の白馬牧場に繋養され、2024年の種付け料は受胎確認後50万円に設定された。2026年からはブリーダーズ・スタリオン・ステーションに移動して、受胎条件20万円で供用される。
| Speightstown 1998 栗毛 |
Gone West 1984 鹿毛 |
Mr. Prospector | Raise a Native |
| Gold Digger | |||
| Secrettame | Secretariat | ||
| Tamerett | |||
| Silken Cat 1993 栗毛 |
Storm Cat | Storm Bird | |
| Terlingua | |||
| Silken Doll | Chieftain | ||
| Insilca | |||
| Golden Flair 2010 黒鹿毛 FNo.3-d |
Medaglia d'Oro 1999 黒鹿毛 |
El Prado | Sadler's Wells |
| Lady Capulet | |||
| Cappucino Bay | Bailjumper | ||
| Dubbed In | |||
| Fire the Groom 1987 黒鹿毛 |
Blushing Groom | Red God | |
| Runaway Bride | |||
| Prospector's Fire | Mr. Prospector | ||
| Native Street | |||
| 競走馬の4代血統表 | |||
クロス:Mr. Prospector 3×4(18.75%)、Secretariat 4×5(9.38%)、Native Dancer 5×5(6.25%)、Bold Ruler 5×5(6.25%)、Northern Dancer 5×5(6.25%)
掲示板
7 ななしのよっしん
2021/03/28(日) 19:29:45 ID: Y05EoEktGr
ミシュリフがドバイシーマクラシックをクロノジェネシス・ラヴズオンリーユーを下して勝利、サウジダービーでフルフラットに完敗していた馬がここまで強くなるとはな
8 寺田正信
2021/09/05(日) 01:06:08 ID: /Bcd/CNDq6
クロノジェネシスに勝ったミシュリフに勝ったフルフラットに勝ったガミラスジャクソン
とかクッソしょうもない事言ってるツイ民よ
9 ななしのよっしん
2022/03/02(水) 23:11:35 ID: Y05EoEktGr
まさかの次走ゴドルフィンマイルの模様。復帰初戦が海外になるとは……
急上昇ワード改
最終更新:2025/12/08(月) 08:00
最終更新:2025/12/08(月) 08:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。