フルボイスで逆転裁判

『フルボイスで逆転裁判』とは、ゲーム『逆転裁判』シリーズのストーリーを複数のキャストで読み上げ、フルボイスにするという企画である。

概要

中室亜華音氏が逆転裁判3のとある場面に感動し、ぜひボイスを付けたいと考え企画をした。キャストを公募したところ、57名から応募があり、その中から12名を選出した。現在は14名体制になっている。通常、フルボイス動画は投稿者が1人で声色を変えて全ての役をこなすことが多いが、このように多人数で役を割り当てているのは非常に珍しい。

当初は動画編集も初挑戦という事や、キャストもまだキャラを掴みきれていないなどの点から、厳しいコメントが散見されたが、回を追うごとに着実に進歩している。逆転裁判1の第3話の中盤からは、キャラが話すときの効果音、通称『ポポポ音』を消すという編集を行っている。

時折挟まれるアドリブも見どころの一つである。中室氏によれば、「推理時の成歩堂による補足台詞は台本であるが、それ以外はほぼ役者陣のアドリブ」とのこと。

フルボイス動画に加え、役者陣によるラジオも公開されている。ラジオでは収録の裏話のほか、中室氏の台本によるオリジナルドラマ、キャストをシャッフルして演じてみるなどのファンサービスもしている。

2011年10月6日、part1が権利者削除。惜しまれつつも企画終了した。

キャスト

• 中室亜華音
  • ナレーション、姫神サクラ、大沢木ナツミ、サユリさんなどを担当。
    企画者であり動画編集者でありうｐ主である。演技力は非常に高い。特に、姫神の終盤の難しい場面を演じきり、多くの視聴者を驚かせた。関西在住なので、関西弁を喋るナツミはほとんど素に近い感覚で演じられると語っている。オウムという無茶な役もノリノリで演じてしまう人でもある。
• 中島達也
  • 成歩堂龍一を担当。
    主人公であるため、台詞が非常に多い難しい役をこなしている。中室氏からの無茶なアドリブ指示にも応える。そのアドリブは視聴者からの評価も高い。
• 凪汰（なぎた）
  • 綾里真宵、宝月茜、大滝九太などを担当。
    真宵のかわいい声や、九太の少年声、また真宵が姉の千尋のマネをしたときの様な大人の女性の声まで幅広い声域を持つ。当初は、ダイナミックマイクを使用していたためノイズが入っていたが、途中からコンデンサマイクに変えたためクリアな音質になった。
• 來香滄（らいか　そう）
  • 綾里千尋、宝月巴、間宮由美子（1-3のスタッフ）などを担当。
    セクシーさと知的さを兼ね備えた声で、男性ファンの支持率は高く、ラジオなどで登場するたびに奇声が上がる。中室氏の誕生日祝福動画の企画なども行った。
• 山止剛六 
  • 御剣怜侍、荷星三郎などを担当。
    サービス精神が旺盛（？）で、録音の様子を動画にして視聴者に見せてくれたほか、中室氏が都合でネットに接続できないときに説明の動画をアップするなどもしている。ぱ～ぱな～のだぁ～
• 某猫と飼い主 
  • 糸鋸圭介、山野星雄、狩魔豪などを担当。
    「カッコイイイトノコ」という新境地を開拓した。イトノコやカルマの「悲鳴」にも定評がある。また、中室氏不在時にはコミュニティ掲示板での広報・レスポンスも行っていた。
• 笑兵衛
  • 松竹梅世、大場カオル（オバチャン）、市ノ谷響華などを担当。
    ウメヨやキョウカという2面性のある役を見事に演じ分けたほか、オバチャンの圧倒的な早口言葉にも見事に対応した。ラジオの動画には「笑兵衛無双」というタグが付いたこともある。俺の嫁であるはみちゃんとメイちゃんﾏﾀﾞｰ？　
• トーマスG
  • 裁判長、御剣信などを担当。
    時折挟まれるアドリブにより、とぼけた裁判長のキャラをさらに確立させた。
• たくみるく 
  • ボーイ、灰根高太郎、ニュースキャスターなどを担当。
    「ミスターエコー」ことボーイ、通常時と覚醒時の落差が激しいハイネを見事に演じる。また多数のモブキャラも演じている。
• 壱
  • 矢張政志、考える人（1-1の凶器）を担当。
    時折ヤハリが見せるモノマネ（アドリブ）の評価も高い。ラジオで見せた中の人のキャラがヤハリに近く、「リアルヤハリ」などとも呼ばれた。
• ごとう
  • 亜内武文、トノサマン、原灰ススムなどを担当。
    アウチ、ハラバイという癖のある役を独自の解釈で演じている。トノサマンに加えてアクダイカーンも演じているため、1-3のオープニングはほぼこの人である。
• nano
  • 小中大を担当。
    1-2のみの出演であるが、その怪演により視聴者には圧倒的な印象を残した。ミッキー。1-5ではタイホくんのテーマを歌わされて歌ってもいる。　
• 岡松丈
  • 宇在拓也、巌徒海慈、刑事などを担当。
    当初の役者が抜けたため、追加募集により加わった。ラジオでは不慣れなせいか挙動不審になってしまい「リアル宇在」と呼ばれてしまったことも。
• 肉じゃが 
  • 罪門恭介を担当。
    6000氏の脱退により新規に募集された役者さんの一人。
• たりゅ
  • 現在までに投稿されている動画にはまだ登場していない。
    6000氏の脱退により新規に募集された役者さんの一人。
• 6000
  • 星影宇宙ノ介、罪門恭介などを担当。
    一身上の都合により、1-5「蘇る逆転」の第2話を最後に脱退した。演じていた役は肉じゃが氏、たりゅ氏に引き継がれることとなる。

関連動画

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関連項目

• 中室亜華音のプロジェクトフルボイス　（ブログ）
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