フレーゲル単語

フレーゲル

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フレーゲルとは、小説銀河英雄伝説」およびそのメディアミックスの登場人物である。

  1. ゴールデンバウム朝銀河帝国男爵CV.二又一成石黒監督版)、古谷徹Die Neue These)。
  2. ゴールデンバウム朝銀河帝国の内務尚書。1.との関係は不明。

この記事では1.について扱う。

概要

ファーストネームは不明。ブラウンシュバイクの甥で男爵ゴールデンバウム朝銀河帝国軍の少将の階級も持つ(ただし時系列で先行する外伝を砕く者」では「過日、中将に昇進した」とされており、石黒監督OVAでも中将の階級章を着用する)。

作中では典的な帝国門閥意識としての傲慢さと選民意識に凝り固まった人物として描かれており、物語の序盤に置いてラインハルトと敵対する。

経歴

原作ではクロプシュトック事件においてミッターマイヤー私刑を加えようとした所をラインハルトに妨された事から彼と決定的に対立し始める。

リップシュタット戦役においてはオフレッサーと並ぶ対ラインハルト強硬として行動し、官であるメルカッツの命無視して出撃した上、その命違反を処罰しようとしたメルカッツに対して伯父であるブラウンシュヴァイクの干渉を招いて決定的に軍の規揮権を乱してしまい、最終的には貴族連合大敗の大きな原因の一人になってしまっている。

最終決戦では敗北は認めたものの「滅びの美学」と称してロイエンタールを始めとするラインハルト配下の提督達に艦同士による一騎打ちを挑もうとするも拒否され、部下のレオポルド・シューマッハの落ち延びるべき、と言う進言を無視して部下を連れにしての自滅へのを歩もうとした事から、ついに想を尽かした部下達の手によって射殺される。

石黒アニメでは出番が増えており、ベーネミュンデ侯爵夫人の策謀を裏から手を引いていた事になっていたり、さらに劇場版アニメではアスターテ会戦においてラインハルト敗北させるために背後で陰謀を巡らしていた設定が追加されている。

そして後述する藤崎版では……

人物・能力

上記のように基本的には選民思想に凝り固まった人物であり、主人公の一人であるラインハルトと感情的・社会的にしく対立する立場である事からその作中での描写は悪い。

自ら戦場に立って戦い、クロプシュトック事件後の始末ではミッターマイヤーの挑発に乗って一対一の決闘を挑むなど、臆病な人物ではない。

意外にも原作の描写を見る限りでは戦術揮においては極端な無能さを見せた事はく(石黒アニメでの独自描写ではあるが、自らがそれを招いたとはいえラインハルトに掛かった時には全軍が崩壊する中、副官であるシューマッハの進言に従ってファーレンハイト艦隊と同調し、最後まで統制を保ったまま撤退する手腕を見せている他、最終決戦でも大勢が決するまで他の貴族達と共に戦線を支えている)、また石黒アニメではベーネミュンデ伯爵夫人をスケープゴートにしてラインハルトの追及を逃れる奸智さを見せている事から、決して知性に欠ける人物ではなかった。

しかし自制心に欠け、敵を過小評価し味方を過大評価する傾向があり、自分に迎合する門閥貴族以外との協調性が不足している事などから、よりも性格によって最終的には破滅する人物であった。

藤崎版での描写

藤崎竜によるコミカライズではほぼ原作通りの非常識行動と他媒体以上に強貴族色を放つ容姿をしながら、時折深い洞察や達観した視点を感じさせる人物として描かれている。

リップシュタット戦役ではメルカッツ提督を正確に評価し、彼を使い来なしてラインハルト営に打撃を与え、盟であるブラウンシュバイクを窮地から救うと言う活躍を見せた。

そして最終的には大勢が決した事をまるで戯曲のり手のような冷静かつ達観した様子でり出し……

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最終更新:2024/03/29(金) 09:00

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最終更新:2024/03/29(金) 09:00

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