ブエナビスタ
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ブエナビスタ(Buena Vista)は日本の元競走馬、繁殖牝馬である。
馬名の由来は、スペイン語で「素晴らしい景色、絶景」である。
草野仁が一口馬主として加入していることで知られる。
主な勝ち鞍は阪神ジュベナイルフィリーズ、桜花賞、優駿牝馬、ヴィクトリアマイル、天皇賞(秋)、ジャパンカップなど。
京都競馬場の芝1800メートルの新馬戦に安藤勝己とのコンビでデビューした。1番人気に支持されたが最後の直線で上がり3Fメンバー中最速の脚を使うもアンライバルド、リーチザクラウンに続く3着に敗れた。しかし続く未勝利戦では最後の直線でやや斜行しながらも軽々と抜け出し、圧倒的1番人気に応えて完勝した。
その後、阪神ジュベナイルフィリーズに登録。抽選を通過し、JpnIの舞台に駒を進めた。1勝馬ながら1番人気に支持されると、スタートこそ良くなかったが道中最後方で脚を溜めると最後の直線で大外から他馬を抜き去り
最後はダノンベルベールに2馬身半差をつけて快勝した。
なお母のビワハイジも1995年に前身の阪神3歳牝馬ステークスで優勝しているため、母娘2代の制覇となった。
レース後、手綱を取った安藤は「直線で先頭に立つと、馬が遊んでいた」と語っている。
チューリップ賞から始動した。単勝1.1倍の圧倒的人気に支持されるなか道中最後方に位置し、
3角からマクリ気味に進出すると直線で逃げるサクラミモザを残り200mから豪快な脚で差し切り、
1馬身差以上の差をつけて勝利した。
4月12日、クラシック1冠目の桜花賞に出走。レースはスタートから後方を進み、4角を回ったところで
他馬に挟まれる不利があったが、最後の直線では大外に持ち出してゴール目前で逃げ込みを図る
レッドディザイアを交わして優勝し、クラシック1冠目を獲得した。
続いて、牝馬二冠を達成すべく5月24日東京競馬場の優駿牝馬(オークス)に出走。
初の2400mや長距離輸送などが懸念されたが、ここでも1.4倍の圧倒的支持を得た。
レースでは桜花賞と同じく後方から進み、最後の直線で鞍上の仕掛け判断で抜け出しあぐねたが
すぐに強烈な末脚を見せ、先に内から抜け出したレッドディザイアを鼻差差しきり優勝、
史上11頭目、スティルインラブ以来の牝馬二冠を達成した。
なお、5/26付けで凱旋門賞(GI、芝2400m、10月4日=仏 ロンシャン競馬場)への挑戦も決定した。
8月23日、古馬との初対になる札幌記念に参戦したが、大外から追い込むも2着に惜敗する。
小回りコースの札幌で大外から伸びたので、それなりの洋芝適性を示す結果になった。
しかし、札幌記念で負けたので凱旋門賞挑戦は白紙となった。おりしもこの年、凱旋門賞でシーザスターズという名馬が完勝したことにより、ニコニコ動画では「ブエナ行かなくてよかったな(笑)」というコメントもチラホラ。
10月18日に秋華賞に挑戦。牝馬三冠がかかったレースだったが、内側で包まれ苦しい状態になり、直線で追い込むもハナ差2着で敗れる。しかも、審議の結果4コーナーで他馬を妨害したことが分かり3着に降着。連を買ってた人たち涙目。ちなみに、妨害されたブロードストリートという馬は、その後しぶとく追い込み3着に入線し、ブエナ降着で2着となっており、さりげになかなかの能力を見せつけている。
敗れはしたもののエリザベス女王杯ではレッドディザイアが出走しないこともあり圧倒的1番人気に支持された。しかしクィーンスプマンテ、テイエムプリキュアの大逃げを捉えることができずに3着に終わった。横山騎手に乗り替わりとなった有馬記念も軽量ということもあり1番人気に支持されたが2着に終わった。
ドバイの叩き台として選んだ京都記念で快勝するとドバイシーマクラシックでも2着と好走。帰国初戦となったヴィクトリアマイルでは本調子ではなかったものの勝ち、ファン投票1位で宝塚記念に挑んだがナカヤマフェスタ(のちの凱旋門賞2着馬)に敗れ2着。
秋は前哨戦を使わずに天皇賞(秋)へ。騎手はスミヨンへ乗り替わりとなった。危なげない競馬で完勝すると、ジャパンカップでも単勝1倍台の人気に応える競馬で1着入線。しかし最後の直線で2着入選のローズキングダムの進路を妨害していたため2着に降着となってしまった。
有馬記念からジャパンカップまで7走連続で2着、1着を繰り返している。
初戦にはドバイワールドカップを選択。鞍上にライアン・ムーアを迎えヴィクトワールピサとの二枚看板+おまけのトランセンドという体制で臨むも
捲ったヴィクトワールピサと逃げたトランセンドがワンツーを決めるスローな流れを追い込み切れず8着に敗れ、帰国後ヴィクトリアマイルに出走するが
一個下で牝馬三冠を達成したアパパネを差し切れず2着、宝塚記念でもアーネストリーの積極的競馬に敗れ2着と詰めが甘いところを発揮してしまった。
秋は前年同様天皇賞(秋)にぶっつけで臨むが、シルポートがアホみたいなペースで大暴走し、末脚自慢の彼女には向いてるペースになったと思われたが伸び切れず4着に敗れ、年齢的なこともあって限界説がいよいよ本格的に言われるようになった。
しかしそれを跳ね返すかのようにジャパンカップを制覇し、父スペシャルウィークとの親娘制覇、そして前年の後味悪いレースを帳消しにしてみせた。
そして引退レースの有馬記念、二個下の三冠馬オルフェーヴルについに一番人気を明け渡しデビュー以来の連続一番人気記録を途切れさせ、レースでも超絶スローにもかかわらず全く伸びず7着に敗れ、ターフを去った。
5歳シーズンは衰えとの戦いであったが、遠征のドバイワールドカップ以外はジャパンカップまで上位で駆け抜け
古馬総大将として恥ずかしくないレースを見せ、オルフェーヴルにバトンを渡し舞台を降りた彼女はやはり2011年も主役であった。
有馬記念は案外だらしない負け方になったが、ジャパンカップ制覇で燃え尽きたのかも知れないし
もしかすると妹のジョワドヴィーヴルがGⅠを勝ったから安心したのかも知れない。真相は神のみぞ知る。
そして2012年から繁殖牝馬入りし、2019年10月現在3頭の子がデビューしている。そのうち2頭が新馬戦で勝利し、もう1頭も2戦目で勝ち上がっているのだが、いずれも条件戦で伸び悩んでいる。その中から、あるいは今後デビューする子から、殻を破る馬は出てくるだろうか。
スペシャルウィーク 1995 黒鹿毛 |
*サンデーサイレンス 1986 青鹿毛 |
Halo | Hail to Reason |
Cosmah | |||
Wishing Well | Understanding | ||
Mountain Flower | |||
キャンペンガール 1987 鹿毛 |
マルゼンスキー | Nijinsky II | |
*シル | |||
レディーシラオキ | *セントクレスピン | ||
ミスアシヤガワ | |||
ビワハイジ 1993 青鹿毛 FNo.16-c |
Caerleon 1980 鹿毛 |
Nijinsky II | Northern Dancer |
Flaming Page | |||
Foreseer | Round Table | ||
Regal Gleam | |||
*アグサン 1985 青毛 |
Lord Gayle | Sir Gayload | |
Sticky Case | |||
Santa Luciana | Luciano | ||
Suleika |
掲示板
35ななしのよっしん
2019/05/17(金) 16:26:56 ID: 5CEAB/ups2
スペの代表産駒の片割れシーザリオはアホ程繁殖で活躍してるがブエナはどういうタイプがいいのだろうか ニジンスキークロスが悪い意味で出てる気がする
モエナビスタは楽しみだ
36ななしのよっしん
2020/06/04(木) 16:49:53 ID: 5CEAB/ups2
モエナビスタことブエナベントゥーラが今週デビュー
お前本当に母親ブエナかよっていう位完全にモーリスが出てるガチムチマッチョの栗毛馬でなかなかいい馬っぷりだがどんなレースするか楽しみ
37ななしのよっしん
2020/06/06(土) 15:53:23 ID: 5CEAB/ups2
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最終更新:2021/01/21(木) 09:00
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