ブラウニーとは、ドラゴンクエストシリーズに登場するモンスターである。
DQ5、DQ8~DQ11に登場する自分よりも大きな木槌を持った小柄なモンスター。体の色は黄色。
DQ5では幼少期はラインハット周辺、青年期はオラクルベリーに出現する。行動パターンはおおきづち同様、ちからためと痛恨の一撃の二種類。だが、同モンスターの上位互換的な立ち位置であるせいか、痛恨の一撃の発生率は下位種のおおきづちより高い。
同作での彼は仲間としてスカウトが出来るモンスターでもある。1匹目はブラウン、2匹目はボコボコと名付けられる。特技は一切覚えない。
彼は出現エリアの関係上、青年期が始まってからすぐに仲間にする事が出来る一体。また、仲間に出来る確率も高く、定番のスライムと並んで所謂「モンスタースカウトのチュートリアル」とも言うべき立ち位置を担っている。
敵側として登場していた際の性能から分かるように、仲間モンスターとしてのブラウンは最大HPや力が高く、戦士タイプとして分類されている。
最初期に仲間に出来るモンスターだけに、使い勝手自体は決して悪くないのだが、戦士タイプのキャラクターの例によって、装備を揃える際のお金の平均額は高く全体的にお金に困りやすい。
また、DQ5における戦士タイプのモンスターはゴーレムなどライバルが多い上、彼が初登場する時期は丁度ばくだんベビーやスライムナイトを仲間に出来るタイミングと重なっている。サンチョの特技の充実やエビルアップル&おばけキノココンビといった仲間モンスターの数が増加したリメイク版では尚更。
それらが重なった結果、非常に仲間になりやすい点から青年期が始まった際の数合わせとして採用されるのは良い事として、より強力なモンスターを仲間にしたら途端に二軍送りされてしまう。非常に残念な立ち位置のモンスターと化してしまった。
そうしたゲーム本編での扱いを悲しむ声が一部にあったせいなのか、ニコニコ動画ではブラウニー愛があるプレイヤーによりブラウニー冒険記と言うブラウニー3匹で冒険する縛りプレイ動画が投稿されていた。
この様な事から、初出作の時点では、はっきし言って不遇な一匹だったのだが…
2Dの本編作品では残念ながらDQ5のみの登場。また派生作品でもおおきづちに出番を取られていた日々が続いていたのだが、グラフィックが3Dに変更されたDQ8にて待望の再登場を果たした。
アスカンタ国領に出現。ちからための代わりにテンションを上げる他、たまに一気にスーパーハイテンションになる。
船着き場の東にはスカウトモンスターのブラウンがいる。通り名は山のテンション王。一気にスーパーハイテンションを使用することもある。
この様に、今作でのブラウニーは過去作からの復活モンスターではあるものの、
今作から導入されたテンションシステムとの組み合わせが大々的にプッシュされている事から、「ブラウニー=テンション使い」というイメージで一気に塗り固められる事になった。
現に、以降のシリーズ展開では「以前の扱いは一体なんだんだ?」と言わんばかりに登場作が増加傾向にある。正に新システムで大出生した一匹と言っても良いだろうか?
エラフィタ地方、ほろびの森に出現。一気にテンションを上げるのはDQ8から継続しているが、動きを止めるハートブレイクを新たに使用してくる。落とすアイテムはかわのこしまき、たまにちからのたねを落とす。
ランガーオ山地のみ出現。テンションを上げた後で回転たたきという技を使用してくる。落とすアイテムはふさふさの毛皮、たまにおうごんのかけらを落とす。豆知識ではおにこんぼうに憧れていることが判明する。この作品から初めて登場するとげこんぼうは、ブラウニーの転生モンスターである。
Ver2.4からは仲間としてスカウトが可能なモンスターとなった。見た目通り装備武器種はハンマー。
ちからとみのまもりが高めな重戦士タイプで、例によって超ちからためやテンションバーンでテンションを上げて強烈な一撃を見舞うテンションファイターという位置付け。
その一方で、AIが微妙だったり主力技のダメージ上限が低いなどの理由から、プレイヤーからの評価は低い。まるで初出作での扱いが蒸し返されたかの如く、残念扱いされていた可哀想なモンスターだったのだが…
そんな彼のバージョン6.5以降の活躍はというと…
まず6.5前期で他の仲間モンスター同様ステータスが大幅に上昇。続く6.5後期では各種スキルラインや特技の性能が大幅に引き上げられた。
それらが重なった結果、テンションを維持できるかどうかのムラはあるものの、テンションの維持さえできればカンストダメージを連発する破壊神へと変貌を遂げる事になった。特に単体火力は仲間モンスター中最高クラスとなる。
サマディー地方、南東の孤島に出現。回転攻撃で全体攻撃を仕掛ける他、2匹以上でゾーンに入った場合、「どとうのつうこん」を使用してくる。落とすアイテムはサバンナウッド、たまにちからのたねを落とす。過ぎ去りし時を求めた後では邪という強化版が登場し、落とすアイテムはやみの樹木に変更されている。
ドラゴンクエストモンスターズシリーズではおおきづち系のモンスター自体は初代の「テリーのワンダーランド」から存在していたのだが、ソフト容量の都合なのか、あるいはおおきづちとの差別化が困難だったのか、ゲーム本編の仲間モンスターにも関わらず、残念ながら登場せず。
以降もしばらくの間は下位種である筈のおおきづちのみが外伝作品に登場する日々が続いていた。
だが、上述のDQ8で再登場してから少しした後に発売された「ジョーカー」にて遂にモンスターズシリーズで待望のモンスターズシリーズ初登場。以降のシリーズ作品でもおおきづちよろしく魔獣系のDランクとして位置づけられた上で継続して登場している。
ブラウニーといったらDQ8でテンションの使い手として覚醒した影響もあるのか、モンスターズでも健在。テンションアップの特性を備えている。テンションの有効活用が持ち味という事もあり、野生モンスターのスカウト要員としての活躍が期待できる一匹と言える。
ドラゴンクエストビルダーズ アレフガルドを復活せよでは、土岩でできた丘に出没し、主人公を見かけると襲い掛かる。小さな個体は毛皮、大きな個体は革ぶくろを落とす。
ドラゴンクエストビルダーズ2 破壊神シドーとからっぽの島では、オッカムル島の地下坑道とピカピカ島に出現。
ドラゴンクエストライバルズ エースでは戦士専用のノーマルカードとして登場。味方リーダーが敵ユニットを倒す度、攻撃力が+2と強化される効果を持つ。
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最終更新:2025/05/24(土) 03:00
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