ブラック企業とは、法規や善良な労働慣習を守らず収奪的な営利活動をする企業である。
本項目では概要だけでなく、多数の特徴や対策法も記載する。
同時に、まともな企業(ホワイト企業)に関しても記載しておく。
学生さんなど「自分には関係ない」と思ってはいけない。そこらじゅうにある。
学生の無知を利用した、ブラックバイト(項目参照)もあなたを狙っている。
面倒でも必ず覚えておこう。酷い目に遭っている人間は現時点でも大勢いる。
相手はあなたの無知や罪悪感を悪用・刺激することで利益・時間・労働力の搾取を行ってくる。
違法すら「普通」「美徳」と錯覚させ、死ぬまで酷使しても罪悪感すらない。
…また既に入っており、洗脳でブラック企業だと気付いていない可能性もあるため要注意。
もちろん、搾取できなくては困るため基本的に学校では存在や対処法を教えない。[1]
前提として労働基準法違反は犯罪であり、「(犯罪者に)黙って従うのが美徳」ではないし、社畜の人権なんて知ったこっちゃねえ企業に「申し訳ない」なんて思ってはいけない。
『ブラック企業』と言ったとき定義は様々だと思うが、長時間労働、サービス残業はまず基本である。かつては企業舎弟(有名なものとして美空ひばりが所属していた神戸芸能社も山口組田岡一雄組長直営だった。)やヤクザと繋がりのある企業のことを指したが、ヤクザの影響力が落ちたことや労働環境の実態が明らかになるにつれ、劣悪な労働環境の会社を指すようになった。
あわせて、労働契約書や給与明細を渡さないというのも重要な要素である。
まともに付き合って働けば、給料はろくに出ない、長時間働かされる、パワハラ、セクハラで精神的、肉体的に追い詰められる、犯罪行為の片棒を担がされる、自殺など散々である。
長時間労働や上司に対する従順さ、トラブルを非法規的に解決する示談文化などが、日本的な労働慣行の中にまかり通っているが、ブラック企業は日本的労働慣行の弱点をつき、働く人を食い物にする存在としては許しがたい。
注意しなければならないのは、いわゆる『優良』な企業でも、経営者や責任者が独善に陥り、ある目標を過剰に追求させるために、雇用している労働者の一部にむちゃくちゃな条件を押し付け働かせ、法を踏み越える行為をさせれば、それはブラック企業同然だと言うことである。
ブラック企業を批判すると『仕事を選ぶな。選ばなければいくらでもある。』という屁理屈が返ってくる光景がよく見られるが、日本ではこのようなブラック企業は決して少なくなく、幾多の労働者が彼らによって食い物にされているという現実がある。『仕事を選ばない』という事は、サバイバルに例えれば目の前に生えているキノコが食用キノコなのか毒キノコなのかをろくに調べずに食べるのと同じ事である。社会に出るにあたって『仕事を選ぶ』ことはブラック企業に対する最も基本的な自衛策となる。
違和感や理不尽、効率性のガン無視や待遇の悪さなどがあれば必ず疑い調べてみよう。「これが普通、当たり前」とか言われるが鵜呑みにして即納得してはいけない。上司・企業だからといって何でもやり放題の無法地帯ではないし、労働者にも権利はある。
しかしながら、ブラック企業に勤務する労働者への批判は十分に散見される。ブラック企業はそこで働く労働者がいて初めて成立する存在であるがゆえに、ブラック企業を存続させているのは、他ならぬ労働者自身であるという指摘だ。実際はブラック企業であっても働き続けない限り、給料を得ることができず、生活がままならない(転職をする場合にも不利)という理由で働き続けるのであるが、ブラック企業の経営者も労働者酷使をやめれば、会社がつぶれて自分たちが困るので、同じ理屈を使えてしまう。つまり、ブラック企業だけが悪いという理屈は存在せず、ブラック企業が悪ならば社畜も悪人であるというのが、彼らの考えだ。しかし、日本ではブラック企業だけが非難の対象とされ、そこで働く労働者へのバッシングが見られない。この状況をブラック企業に対するいじめや集団リンチと捉える人も一部では存在しているのだ。
しかし上記の問題は専門家に相談することで解決は十分に可能であり、ブラック企業の見分け方も存在する。まずは個人で解決しようとせず下記の特徴・対策法や相談先を参照されたい。
すべてに当てはまる必要はないし、ひとつでも当てはまればブラック企業という訳ではないが
ブラック企業であれば自ずと該当していくため、識別は容易といえる。(対策法は後述)
これを読んで「こんなメチャクチャな企業や上司がいるわけないだろう」と
笑えたあなたは、勝ち組かもしれない。(未就労者を除く)
※就職前のアルバイトにおいては ブラックバイト の項目を参照。
※他にもありましたら追加お願いします
還元されない分が企業や社会の為に正しく使われているか…といえば、お察しください。
平成26年/2014年の時点で
日本国内に約175万社、常用雇用者が約3777.7万人いるのだが、
33%(1246万6410人)がブラック企業で毎月3万円ずつ搾取されたと仮定した場合…
→ 毎月3739億9230万円、年換算4兆4879億0760万円が労働者・経済に還元されない。
50%(1888万8500人)がブラック企業で毎月3万円ずつ搾取されたと仮定した場合…
→ 毎月5666億5500万円、年換算6兆7998億6000万円が労働者・経済に還元されない。
70%(2644億3900人)がブラック企業で毎月3万円ずつ搾取されたと仮定した場合…
→ 毎月7933億1700万円、年換算9兆5198億0400万円が労働者・経済に還元されない。
※あくまで一例のため、これ以上の経済効果の無さがある可能性も。
…「9兆円の経済効果」の真逆をやっていると考えると納得がいくだろうか。
忘れてはいけないのが、派遣労働者や外国人技能実習生は上記の常用雇用者に含まれないため、彼らがピンハネで掠め取られている金額を含めればこれ以上に総額に跳ね上がる。さらに税金等も万単位で引かれていく。
そりゃ景気も良くならないわけである。
(比較値)2023年/令和5年度予算
東京都が8.41兆円、大阪府が1.93兆円、香川県が4883億円である。
※ブラック企業目線
は?違反じゃねえよ。どこの会社もこれが当たり前だ。
お前は社会の一般常識も知らんのか。お前も随分と偉くなったもんだな。ツラ貸せや。
ブラック企業「お前らに人権はないし、反論も許さないけど死ぬまで働け」
情報収集 | 圧迫面接・ブラック研修 | オワハラ | 残業代が支払われない | |
休憩が無い | 有給休暇が取れない | ノルマ買取強制 | 労働災害 | 退職させない |
分かってもらえない |
給与や待遇だけで安易に選ばないことや、就職した会社がブラックだった場合も想定しておく。労働者の無知や未熟、経験の無さを突いてくる事が多く、知識があるだけでもかなり有利に戦える。ただし労働者自身が「これが普通」「ブラック企業ではない」と誤認している場合もある。(違法な状態でも誰も声を上げない環境を作っているため)
・労働基準法の違反は犯罪行為である。「ちょっとした罪」ではない。
・労働基準監督官には、警察官と同じ、逮捕や捜索差押等の強制捜査の権限が認められている。
・労働基準法は研修中の新入社員、末端のアルバイト・パート・派遣まで適用される。
・強制法規であるため、「うちは労働基準法を採用してないから」は免罪符にならない。
・労使関係で意見・反論しづらい特性(優越的地位)を悪用した場合、罪が重くなる可能性もある。
・労働(雇用)契約書や誓約書の内容が違法である場合 → 違法性のある契約は無効。
「書かざるをえない状況だった」「既に書いてしまった」「上司がブチ切れて契約破棄を認めない」「契約破棄する場合は無条件で多額の損害賠償を行うとか書いてある」でも関係なく無効化できる。
「あっそれ禁止されてるんだ」っていう規則やルールの一覧とは (マモロウネとは) [単語記事] - ニコニコ大百科 (nicovideo.jp)
インターネットで検索するのも手だが、「企業名だけ」で検索しても出てくるのは商品やサービスばかりで、よほどの事がない限り不都合な情報は出にくい。
そこで「ブラック」「クチコミ」「パワハラ」「退職理由」「帰れない」「激務」「残業」「違法」「違反」などネガティブな言葉を添えて絞り込むのも有効。都道府県や市町村名+「ブラック企業」で逆に探知してみるのも面白い。検索時は必ず間にスペースをひとつ挟むこと。(OR検索)
そこの学生さん、遊ぶのも結構だが
ブラック企業は実在どころか、掃いて捨てるほどある点に注意して頂きたい。
ただし上記のように、簡単な検索だけでもある程度の識別は容易である。活用してほしい。
面接・研修の時点で、担当者が不快な態度、言動、威圧や恫喝、人格否定、的外れな説教や侮蔑を伴う「圧迫面接」や「ブラック研修」は時代遅れなので、「耐えなくてはいけない」のではなく、よほど命をかけて入りたい企業でもなければカッコつけて耐えようとせず、適当な事を言って途中で帰っても構わない。(正当な理由もなく妨害すれば脅迫罪・強要罪、または逮捕・監禁罪となる)生命の危険を感じれば逃亡、場合によって反撃して構わないレベル。(正当防衛)
研修は先に研修場所や内容を調べておきたい。別に「研修が大変」は普通の企業もあるが、ブラック企業は(詳しくは先述)不自由どころか異常性や非人道性がひときわ際立つ、というより度を越している。変に耐えてしまうと、終了時の達成感で「せっかく耐えたのだから」「よく耐えたと褒めてくれた」「一緒に乗り越えた仲間」と一種の洗脳状態に陥ってしまい逆に辞めづらくなる。
企業には安全配慮義務(従業員が安全かつ健康に労働できるようにする)がある。
現代において圧迫面接やブラック研修の実施は、(相応の理由がなければ)優秀な人材を確保するどころか実情を辞退者に口コミ、SNS等で広くバラまかれ、就職志望者の激減、購買力低下や企業イメージの崩壊など、まともな企業であればほぼデメリットしかないコスパの悪い諸刃の剣でしかないため、判別しやすい例といえる。
面接で評価されるのは就活生だけでなく、企業側・面接官側も同じ。
面接官を務めるのは大抵、その企業の高い役職についている人間が多いため
・長年一緒に働く仕事仲間を選ぶ大事な面接だけど、就活生なんだしこのレベルで十分
・うちにはこんな無礼なクズが上層部でデカい面して居座ってますよ
・入社後にはこれ以上のパワハラを日常的に行うからよろしく
…と、ご丁寧に教えてくれているのだから、ブラック企業にしてはある意味親切ともいえる。
(面接官が入社後の上司だったというのも珍しい話ではない)
もちろん、すべてのブラック企業が圧迫面接を行うわけではないし、人数が欲しい場合、面接はほどほどに洗脳(ブラック研修)や研修後に本領発揮してくる可能性があるので予備知識として覚えておくと役立つだろう。
取って付けたような用語だが、2015年頃から聞かれるようになったもの。
(大学4年生の大企業の採用選考が4月→8月開始となったため/経団連)
近年は就活者に対して容易に内定を出す反面、その時点で他社への就活を終わるよう強制する「オワハラ」(就活終われハラスメント)も存在し、「はやく就職内定して遊びたい」「就職が決まって嬉しい」「不景気だけど採用されて良かった」といった就活者の心理をうまく突いてくるので要注意。
※もちろん短期間・その日のうちに内定を出すこと自体は違法ではない
もちろん内定を辞退しても謝罪や損害賠償、採用にかかった会社側の経費諸々の返還の義務は一切ない。「辞退するなら一言詫びに来るのが筋だろ」「土下座して謝れ」(強要罪)そんな義務はないし、申し訳ないからと顔を出す必要もない。
損害賠償する場合は違法性や悪質性を法的に証明する必要があり、「不景気で採用するのも大変なのにあっさり内定辞退されたから」という理由だけで訴えたところで合理性も正当性もないため、ただの脅しだし、仮に訴えた所で盛大な自爆にしかならないので安心して構わない。「内定辞退すればお前の出身校から今後一切採用しない」「お前の悪評を業界に流す」(脅迫罪)といった脅しもあるが、その場合も臆せず学校へも相談すること。
言葉だけではなく、就活生のスケジュールを束縛する形もある。面接の回数を必要以上に多く設けたり、自社研修への参加を強要、大量の課題を出すなど「他社への就活する暇がない」状態にする。他社の採用試験が集中しやすい時期に内定者向けのイベントを開催して、参加を強要するケースや、採用希望者のスケジュールを確認した上で、他社の面接等に自社の面接等をかぶせてくる悪質な手口もある。
バブル期ほどではないが、内定者に物品や食事を奢る、BBQなどプライベートでの親交を深め、同情や罪悪感から辞退させにくくする手も無いわけではない。物品や食事自体は高額である必要はないが、デザートのひとつでもおまけにつければ、金欠学生には豪華に感じ恩に着てしまうかもしれない。…ただの良い会社かもしれないが。
内定を辞退しないよう誓約書を書かされるケースもあるが、憲法で認められた「職業選択の自由」に違反するため無効である。ブラックと知ったまま入社するほど間抜けなことはない。
言い返せない性格など、心配なら面接時/内定辞退時に録音しておけば安心。
内定を辞退する意思を伝える事自体は必要だが、普通の企業なら深追いはしてこない。
オワハラが無かったとしても、就活するにしては年齢的に不利、経歴や学歴が不利、おまけに特別な技術や資格も無いといった圧倒的な不利に関わらず、妙にあっさり内定が出る(都合が良すぎる)場合も一応警戒したほうが良い。
残業代を支払わない(→サービス残業)はそのまま違法(犯罪)である。
「どこも同じ」「これが普通」なんて犯罪者の言い分を鵜呑みにしてはいけない。
残業代が支払われない、タイムカードを定時で押すよう強制されるのはブラック企業の判断基準でよくある分かりやすい話ではあるが、知っておきたいのは基本給与に残業代が含まれた「みなし残業(制度)」でも、残業代が定額の残業手当を上回る(指定の残業時間を超過した)場合は超過分の残業代を支払う義務が生じるため、
・一定額の残業代さえ払えば社員を「定額働かせ放題」というのは実は大間違い。
・さらに言えば、みなし労働でも、休日・深夜の割増賃金は適用される。
「見込み残業」「みなし残業」「固定残業代(制度)」「定額残業代(制度)」は同じ意味。ぜひ覚えておいてほしい。
※適切に超過分の残業代・手当まで支払われていれば、みなし残業自体は違法ではない。
→ 残業
6時間超え、8時間以内の労働には少なくとも45分の休憩を、8時間を超える労働には少なくとも1時間を超える休憩を与えなければいけない。(労働基準法34条1項)休憩中は労働時間として扱われないため、軽作業や電話当番をさせるのも違反である。
もちろん飲食店などが最も忙しい「12時に休憩を取れない」のは仕方ないが、「忙しい」「人手不足」「新人のくせに」「××もしていないのに」と条件や難癖をつけて「まったく取れない」のは違法。もちろんアルバイトも休憩は取れる。休憩時間をずらしても取れていれば問題はない。
有給休暇は、労働者の権利である。上司を納得させる必要はそもそも無い。
有給休暇が取得できない、消化させない企業もあるが、条件を満たせば新入社員でもアルバイトでも有休を取得・消化できる。「アルバイトのため無し」「ノルマを達成するまで取得できない」など訳の分からない理由を労働(雇用)契約書に書かれていたとしても、違法な契約はそもそも無効である。
有給休暇は、雇用した日から数えて6ヶ月間勤務を継続し
かつ勤務日の80%以上働いた従業員に対して与える義務がある。(所定労働日数によって異なる)
その他に「成績優秀者のみ」「ノルマ達成者のみ」など変な条件は必要ない。
また有給取得の理由・目的を口頭や文章で説明する義務はないし、企業側を納得させなければ有給が取れないという義務もない。有給を取った日は旅行でも趣味でも一日中家で寝ていても構わないし、「呼び出しがあればいつでも出社できるように準備しておけ」というのは完全にお門違い。有給取得に対して減給や左遷といった不利益を示唆し、取りやめさせるのも大問題。
とはいっても有給取得書類には大抵理由欄がある…が、「私用のため」で特段問題はない。
※企業側は一応、繁忙期などは有給取得日を前後させる権限は一応ある。
また退職間際に残った有給休暇をすべて消化しても全く問題ない。取得日を退職後にずらす事はできないため会社側も認めざるを得ない。
「みんな取らないから」といった同調圧力(※洗脳済)で罪悪感を感じるほうがおかしい。
→ 有給休暇
売り上げ目標などを掲げる事自体は問題ないし、
達成者に対して別の報酬を与えるのも問題ない。
ただし、ペナルティを与えるのは違法。
ブラックバイトのほうが言われがちだが、正社員に対して行われる場合もある。自爆営業とも。
未達成者に対して大勢の前で罵声、人格否定などはもちろん
罰金・給与天引きといったペナルティが与えられる。
「売れなかった自分が悪いので受け入れるしかない」ではなく、違法である。
「雇用契約書にノルマ未達成は罰金と書いてあった」…関係ない。違法なので無効。
買取ではなく、給与天引きなら…ダメです。
→ ノルマ
労働災害が発生した際、会社は速やかに報告・提出する義務がある。
→ 労働災害
退職は、労働者の権利であり、労働者側の意思が優先される。企業側の許可は必要ない。
入ってしまうと難癖つけて退職妨害を行い、退職できても離職票を出さなかったり(失業手当が受けられない)、内容を自己都合退職にするなど、最後の最後まで嫌がらせを行うパターンもある。「××するまで辞めさせない」「××できたら辞めさせてやる」「代わりを連れてこい」「法的措置を取る」「本人や家族に損害賠償請求する」「転職先を教えろ」といった脅しに義務はないし、よく見ると労働契約書(雇用契約書)に書いてあった…としても違法性のある契約項目は署名捺印があろうが契約として無効。
退職に余計な条件は必要ない。(強いて言えば意思表示と貸与品の返却くらい)
「忙しいから退職手続きができない」「手続きをする担当者がいない」「人手不足なのに辞める気か」「企業側が退職に納得できるよう説明しろ」「誠意を感じられなければ退職させない」というのは全く理由にならない。
退職届は「受け取っていない」とバックレられないよう配達証明つき内容証明郵便で送りつける手もある。「決まった書式でなければ受け取らない」とゴネられても、必要項目が記載され退職意思が分かるものなら印刷でも手書きでも書式は関係ない。(署名捺印は必要)ただし「退職願」だと「退職の許可を得る書類」になり効力が弱まるので注意。
※損害賠償を請求するには違法性・悪質性を法的に証明する必要がある。
※ちなみに離職票だけあっても、申請しないと失業手当は貰えないので注意。
「お前の仕事を同僚がやる事になる」「残った仲間に申し訳ないと思わないのか」「文句を言っているのはお前だけだ」「みんな黙ってやっているぞ」と罪悪感や同調圧力(集団心理)を突いた脅し文句もあるが、むしろ同僚も連れてさっさと辞めるか、自分ひとりでも辞めろ。そのまま金と時間と精神を削られてアルコール依存症、精神科送り、過労死、自殺した人間はいくらでもいる。・・・それでも勇気がなければ弁護士や、近年は退職代行サービスという手も存在する。
ひどい言い方だが、当たり前である。
正当な意見であろうが、そんなものブラック企業は興味ない。あなたが相手をしているのは
「虚偽や嘘は常套手段、常識や倫理観の欠片もない極悪非道の犯罪者」であることを認識してほしい。
(労働基準法違反は犯罪)
罪悪感なく社員の人権や生命を平気で踏みにじる鋼メンタルだからこそのブラック企業。
企業に所属しているのはあなたではなく、あなたの名前が書いてある粗末な捨て駒である。
人権など元から保証されていない。
丁寧に礼儀正しく対応し、分かってもらおう、理解してもらおうという時点で大間違いである。むしろ「クソ極悪人にくれてやる礼儀なんて1ミリも必要ない」で充分である。開き直れ。
会話が通じて速やかに反映されるならブラック企業ではない可能性が高いし
仮にひとつ上の立場の上司が了承しても上にゴネられ、それだけでは何にもならない場合が多い。
また”分かったフリ”、”理解したフリ”は悪人の常套手段なのであっさり騙されないこと。
そもそもまともに会話が通じる相手ではない(違法という意識すらない)ため、労働基準監督署や裁判で訴える場合は録音などの証拠を必ず残すほか(証拠書類も含む)、そのデータのバックアップ(コピー)を取っておく事も忘れずに。発見されて破壊されたり、紛失、誤って上書きしてしまった、というリスクにも備えたい。言葉巧みに預かろうとしてくる場合もあるが、相手に安心して預けてはいけない。警察の証拠物品やいじめのアンケートなど、「都合の悪い物が<偶然>紛失する」事案は割とある。証拠さえ無くなれば訴えられないからだ。(ブラック企業は隠蔽や証拠隠滅に対しては一般企業以上に真面目に動く点を忘れてはいけない)
スマホでも録音は可能だが、バッテリー残量管理や着信などの割込を受けないよう設定する手間がある。ICレコーダー(ボイスレコーダー)の方が小型軽量で忍ばせやすく、さらに長時間の録音が可能といったメリットがある。製品や録音の音質によって千差万別だが、安い物でも3,000円程度から購入できるので覚えておきたい。中には録音可能時間が百時間近いものまである。
労働契約書(雇用契約書)、就業規則、被害を記録した日記、タイムカードのコピー、給与明細、通話やメールの履歴、録音した音声データなどの証拠は多いほど良い。攻撃的なブラック企業なら録音データの収集にも苦労しないだろう。
転職先もブラックだった…という事がないように。ハローワークや転職サイトを使うのも手ではあるが、ノルマ(就活成立)達成のために向こうからブラック企業を適当に選んでくる場合もあるため、過信は厳禁。
日本人は
「黙って働くのが美徳」「カネの話をするのははしたないこと」と考える人もいますが
その浮いたカネを懐に入れてほくそ笑んでいる悪党が大勢いる点も忘れてはいけない。
まともに給与も支払わず、権利を行使させない企業に恩義を感じてはいけない。
極悪人に丁寧な対応や説得は1ミリも必要なく、また美徳でも何でもない。
相手がブラック企業なら「逃げるは恥だが役に立つ」
…ではなく、逃げても恥でもありません。まともな企業で力を発揮してください。
※「逃げること=恥」というのも一つの錯覚である。
ブラック企業は、「無知な社畜」がいなくなれば存続できません。
その他、社員が得るはずの利益を掠め取る派遣会社にも要注意。
多重下請けの場合、本来得られるはずの額が一気に下がる。(→派遣社員)
契約で「派遣先での雇用が禁止」と書かれているトラブルもあるのだが、
どこで雇われようが自由で、違法性のある契約内容は無効で拘束力がない。
※派遣先で直接雇用されてしまえば、派遣会社がピンハネできず旨味がないため。
「ブラック企業の特徴」冒頭へ戻る
「ブラック企業対策」冒頭へ戻る
「辞めない理由」冒頭へ戻る
「ブラック企業」の真逆に「ホワイト企業」もあり、地域別に特集しているサイトもある。
…が、皆考えることは同じで当然倍率は高くなるため、入社には学力・資格など相応の苦労が必要となるのと、自分に合った職場か否かは働いてみなければ分からない。
経営者がセンスのない人間に変わり、利益追求に走った結果ブラックになる確率もゼロではないため、「ホワイト企業だから」と飛び込むのではなく、必ずブラックか否か、企業動向も調べたほうが良い。ホワイト企業だと思って入ったら実はブラック企業でした…ではシャレにならない。「面倒だから」と言わず、情報収集はしておこう。
もし今、就職前の学生さんが読んでいるなら、遊ぶのは構わないがちゃんと勉強もしておこう。
勉強をサボりまくりのいい加減な成績の劣悪な就活者なんて、ホワイト企業は雇ってくれない。
暗記、記憶術なども一応役に立つ。(→記憶)
資格に関しては名前だけで効力がない、使えないものも多いので注意。(→資格)
企業によっては「成績証明書」の提示が条件になっている場合もある。
別にオール100点を取る必要はないものの、「内定が貰えたからあとは勉強すっぽかして遊べる!」「在校中に大した問題は起こしてないから大丈夫!」とか言ってふざけていると、成績証明書を見れば一発で企業側にばれ、内定取り消しもあり得るので要注意。(成績証明書は卒業後に学校に本人が申請すれば発行してくれるが、内容を改竄できないよう開封無効となっている)
「自分だけは大丈夫」なんて勉強せずにいると
最後に口をあけて待っているのは薄給激務か、薄給激務+倫理観ゼロのブラック企業だけである。
それでも構わないが、せめて「常識の通じる良い同僚仲間のいる普通の企業」に入って頂きたい。
もちろん、事前に企業への下調べも忘れずに。
Q:「なんで教育でこういう大事な事を教えてくれないんだよ!」
A:「知ってたら無知なバカ若者を安価に使い潰せないじゃん、だから教えない」
…記事がかなり長くなって申し訳ないが、ここまで全文読んだならそれなりの情報量。
もし、家族親族・知人友人の子供などに就職前の子がいるならば、
悪質な「ブラック企業」の存在と、それに知識で対抗できることを教えてあげて頂けないだろうか。
「そういう存在がいる」ときっかけを知っているだけでも状況は有利になるはず。
「ブラックバイト」もお忘れなく。
ブラック企業ユニオンでは、全国の様々な職場で働く方から相談を受け付けています。次のようなことで悩んでいませんか?
・長時間労働をしている
・休憩をきちんと取れない
・どれだけ残業をして残業代が払われない
・有給休暇を希望通りに取らせてもらえない
・産休・育休を取りづらい
・パワハラを受けている
・解雇された、退職を迫られた
・辞めたいのに辞められない
小さな疑問でも構いません。「これっておかしいのでは?」「もしかしてブラック企業かも?」など、気になることがあればお気軽にご相談ください。
労働環境をうかがい、労働法に基づいたアドバイスをいたします。また、違法行為がある場合は、改善に向けてどのような対応ができるのかをお伝えします。相談でお伺いした個人情報については、秘密厳守いたします。
また、本人だけでなく、友人や同僚、両親やパートナーからの相談も受け付けています。
要素問題・要素手口対策 |
知っておくと便利(個別記事)その他 |
掲示板
4474 ななしのよっしん
2025/01/16(木) 16:09:57 ID: TVvkLWL1EM
>>4470について 和名で受託業者へ
4475 ななしのよっしん
2025/01/28(火) 22:59:46 ID: q2A36l+mnk
こう言う会社は30辺りの中堅が全く居ないな
ベテラン高齢者と若手しか居ない
前いた工場のとある課だと正社員は54歳の高齢責任者と22歳の若手だけで後は40後半〜50後半の高齢パートだけみたいな所だったな
俺が辞める前にその高齢責任者が半月板断裂となんかでしばらく入院するからこれからは若手に責任者をやらせるとか言う話になってたらしいがどうなったのやら
4476 ななしのよっしん
2025/02/05(水) 08:10:09 ID: CmBz2KLOic
ブラック企業に8年勤めて、一念発起し資格取って転職して8年経ったけど
マジでそんな会社で何年頑張っても人生無駄になるだけだから余計なこと考えずにさっさと転職したほうが良いよ。
ブラック企業に務めてたときなんて給料220万スタートで当時は最初は低くても粘り強く頑張ればとかアホな幻想抱いてたけど
退職時に250万にすらならなかったし、ろくな仕事がないから業務ではまともなスキルすら身につかなかった。
上司や同僚も酒と女とパチスロ競馬の話しかしないし仕事で約立つ情報や会話なんて一切無かった。
で転職したら400万スタートで途中昇格したのもあるけど今630万、前の会社のままだったら300万に届いてなかったろうし。
どんな場所でも頑張ればなんとかなるって幻想はさっさと捨てたほうが良いと思う。
急上昇ワード改
最終更新:2025/02/07(金) 15:00
最終更新:2025/02/07(金) 14:00
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