『ブラッダ』(They Nest)とは、アメリカ合衆国のテレビ映画である。2000年にUSAネットワークで放送。日本では同年の東京国際ファンタスティック映画祭2000にて公開された後、2001年に映像ソフトがリリースされた。
大西洋北西部を進むアフリカ船籍の船から1人の男が生きたまま海に捨てられた。
所変わって、ボストン州の病院に勤める医師のベンは、離婚のショックからアルコール依存症となる。リハビリによって克服したものの、医師として腕はすっかり鈍ってしまい、上司から「しばらく休んで自信が戻ったら連絡して、マッテルカラ」と実質的なクビを宣告される。
仕方なく別荘のあるオールズ島に向かうも、船の中で知り合った男、ジャックに別荘のことを「まるで豚小屋」と愚痴ったところ、彼が別荘の前の住人であったことから、それが原因で島の社会から阻害されるようになってしまう。そして、ベンが島に到着したのと同じ頃、あの船から捨てられた男の死体も島に漂着していた。そして、彼の体に寄生していた寄生昆虫ブラッダ・ケルベルスが島に上陸。人間や動物をつぎつぎと餌食にしていく。
人間の体内に卵を産み付けるゴキブリに似た昆虫の恐怖を描いた映画。監督のエロリー・エルカイェムは本作が商業デビュー作である。
日本語版の声優は大平透の大平プロダクションがキャスティングを担当し、所属者全員と大平透声優ゼミの学生が数名出演した。
本作の主役とも言えるゴキブリに似た昆虫。アフリカ アルマジロ ゴキブリとも呼ばれる。
マダガスカルゴキブリに似た外見を持ち、女王を頂点としたアリや蜂に似た集団生活を行う。
獲物を毒バサミで麻痺させた後、女王が体内に産卵する。
生体には謎が多いが、主に襲うのはネズミなどで人間に害は無いと考えられていた。
役名 | 俳優 | 日本語吹替 |
ベン・ケイヒル | トーマス・キャラブロ | 田尻ひろゆき |
ホッブス保安官 | ディーン・ストックウェル | 坂本一 |
ジャック・ウォールド | ジョン・サベージ | 中嶋一成 |
ネル・バートル | クリスティン・ダルトン | 小出悦子 |
エイモン・ウォールド | トム・マクビース | 大山昇 |
ジョニー・スキー | マーク・スクーリー | 蒲地栄ニ |
ジョサイア・ビーンズ | ディーン・レイ | 和田祐樹 |
イノック | トラヴィス・マクドナルド | 小川恵市 |
ガイ・バーター | リー・ジェイ・バンベリー | 浜田健作 |
サラ・バーター | シャイナ・ウンゲル | 佐竹純子 |
アル・クランプ | マーセル・メイラード | 中嶋一成 |
ヘンリー・クランプ | アレクサンダー・ポラック | 丹波しのぶ |
バイニル | ウォルター・マーシュ | 小川恵市 |
バートル先生 | レベッカ・トゥーラン | 山本美紀 |
保安官婦人 | ジェシカ・シュリアー | 松井紀子 |
チャンドラー・モファット | ロイド・ベリー | 大平透 |
ハーバー・パトロール | D・ニール・マーク | 坂本一 |
マーク・ドレイトン | アンドリュー・ウィーラー | 中嶋一成 |
ジェーン | コーリン・ウィーラー | 横須賀理恵 |
部長 | ジュディス・マグジー | 佐野かなめ |
学校の子供 | トーマス・ミラー | 朝比奈舞 |
製作総指揮 | エリック・ダベロフ、ドナルド・クシュナー、ペーター・ロック |
プロデューサー | フランク・ヒルデブランド |
共同プロデューサー | ジョン・クラフリン、ダニエル・ゼルマン |
ライン・プロデューサー | サイモン・アボット |
監督 | エロリー・エルカイェム |
脚本 | ジョン・クラフリン、ダニエル・ゼルマン |
音楽 | ヴィニー・ゴリア |
編集 | ハリー・ヒットナー |
撮影監督 | フィリップ・リンジー |
プロダクション・デザイナー | ジェームズ・コンディロ |
制作 | ロードサイド・アトラクションズ |
製作・配給 | カシュナー=ロック・カンパニー |
日本語版制作スタッフ | |
キャスティング | 大平プロダクション |
配給 | アートポート |
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最終更新:2024/04/19(金) 10:00
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