ブラッドレー・ボンド(Bradley bond)とは、Twitterで連載中のWeb小説『ニンジャスレイヤー』の原作者のうちの一人である。
「最初に生まれたのは言葉だった。ニンジャスレイヤー。ニンジャを殺す。知っての通り、ニンジャ達は日本という国を支配する半神のような存在。それを殺すなんて、なんたる反骨の精神か、とね。そこから全て始まった」
2010年8月にTwitterにアップロードされた、「インタビュー・ウィズ・ニンジャ」
(『ナショナル・ストーリーテリング』誌によるブラッドレー・ボンドへのインタビュー記事)より抜粋
1968年生まれ、ブルックリン在住。もうひとりの原作者であるフィリップ・ニンジャ・モーゼズとは90年代にインターネットを介して知り合い、共作を開始。ニンジャ神話と北欧神話の類似性をいち早く指摘したとされる。また、ショドー、チャドーなど、日本の文化をよく取材し、理解しているようだ。
ブラッドレー・ボンドの気難しげな顔立ちは、ただそれだけで我々にとっての謎だ。(中略)筆者の隠しきれない興奮に、彼はまるでガンダルフか何かのように、いたずらっぽく笑い、一方である時にはーーそう、今この時のようにーー謎めいた沈黙で、こちらの好奇心をシャットアウトしてみせる。
過去のインタビュー記事にてエキセントリックな言行を見せているモーゼズに対し、ヘッズの間では「原作者の比較的まともな方」と言われることが多いボンドだが、実際にはアメリカンコミックへの批判や現代日本社会への言及など、切れ味鋭い発言が多い。その一方で、肝心な部分では質問者を煙に巻くような発言も見せることから、研究熱心でやや気難しげな学者肌のイメージが強いようだが…。
M「この辺りの都市描写は、ブラッドの緻密な情報収集のたまものだ」
B「便利な時代になったものだよ。インターネットや甥から送られた写真なんかを基にね」
M「そこに日本語のグラフィティが入ることで説得力が生まれる」
B「スプレーで実際に練習してみたよ。僕は妥協しないんだ」※文中の“蛍光色のスプレーで「バカ」「スゴイ」など、悪罵を極めた言葉をペイントされたシャッター”について
2013年元日企画、『ゼロ・トレラント・サンスイ』再放送時の特別コメンタリーより抜粋
「(中略)ブラッドレイだ。あいつがやってくれたんだ。あいつが資料としてカタナやセーラー服などを買い集めてスケッチを描き、エピソードのラフを書いた。あれを読んだ瞬間、僕はゴアまみれのヤモトの虜になったんだ。」
『スワン・ソング・サングド・バイ・フェイデッド・クロウ』、『スリー・ダーティー・ニンジャボンド』、『ビガー・ケージズ、ロンガー・チェインズ』が、ボンドがメインで手掛けたエピソードとして明言されている。
ちなみに眼鏡着用者であるらしい。
ーー地下鉄の風景やグラフィカルな日本語看板の描写も、他の日本を題材にした作品群と比較して、画期的に踏み込んでいますね。 「日本に住んでいる私の甥が常にフレッシュな写真や映像を送って来てくれるんだ。私はリアリティをとにかく重視したい。それが物語に重みを加える。中途半端はダメなんだ」
「甥から送られてきたスシバーやヌードルバーのムービーに強くインスパイアされた。客は超然としており、イタマエと目を合わせようとせず、隣の客といっさい話をしようともしない。まるでゼンやチャドーの苦行のようだった。それを実際安いイミテーションにしたのがあの無人スシバーさ」
ボンドには日本在住の甥がおり、彼から送られてくる写真や映像が、非常に現代的な日本観、ひいてはネオサイタマ独特の世界観を生み出すインスピレーションにつながっているようだ。その一方で、あまりにも正確過ぎる日本文化の暗部や習慣や、どこかで見たような光景が描写される度に、ヘッズ達が「甥っ子は何を送ったんだ!?」とコミックやゲームの名前を挙げることもしばしば。
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最終更新:2025/02/07(金) 12:00
最終更新:2025/02/07(金) 11:00
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