ブレザーとは (ブレザーとは) [単語記事]

ブレザーとは、ジャケットの一種である。学校やスポーツチーム、航空機関などの制服に指定されることが多い。

概要

スーツ（背広）の上着のジャケットによく似ている。同色・同素材のズボンやスカートと一そろいになっていない点がスーツのジャケットとは異なる……という意見もあるが、制服のデザインによっては同色・同素材のズボンやスカートが採用されている場合もあり、この場合はスーツとの違いが曖昧になる。

ボタンが金属である（メタルボタン）の事が多いが、これも全てのブレザーがメタルボタンを使っているわけではなくあくまで「典型的には」というのみである。

19世紀に、ケンブリッジ大学のセント・ジョンズ・カレッジのボートクラブが着用した赤い派手なジャケットについて、「blazer」（燃え盛るもの）と表現されたのが語源だと言われている。だが、その他の説もあるようだ。

上記の語源（の一説）からも分かるように「燃え盛る」とか「火炎」と言った意味の英単語「blaze」（ブレイズ）から来ている言葉であり、英語での発音も実は「ブレザー」よりも「ブレイザー」に近い。

日本においては中学校・高校の制服としての認識が強い。以前は女子はセーラー服、男子は学生服というのが定番だったが、1980年代後半ごろから私立の高校などを皮切りにブレザータイプの制服を採用する学校が増えていき、現在ではブレザーの高校のほうが多くなっている。

しかし現実の状態と比較した場合、アニメやマンガ、男性向け映像コンテンツにおいてブレザーが使われる割合は圧倒的に低くなる。やはり「セーラー服＝女子高生」という図式が成立しているので使いやすいという面があるのかもしれない。(ニコニコ動画においても「ブレザー」と「セーラー服」では圧倒的にタグ数が異なる。)