自動車やバイク、鉄道車両などの車輪を利用し走行する車両は、ブレーキが正常に作動しなければ当然止まることができず事故につながってしまう。
そこで走行する前、もしくは走行を始めた直後の低速域でブレーキを使用し、ブレーキが正常に作動するか試験を行う(=テスト)ことをブレーキテストと呼ぶ。
鉄道ではその日の最初に車両を動かす際および乗務員が交代する際に行われる仕業検査の中に組み込まれており、停車中にブレーキを扱い圧力計の示す値が正常であることを確認する。
また車両の新造時および定期検査の直後に行われる試運転において、決まった速度から指示された通りにブレーキを行いその性能を確認する制動試験が試験項目のひとつに定められている。
モータースポーツにおいては、必要のない場所で後続車両の走行を妨害するため故意にブレーキングする行為を指して「ブレーキテスト」と呼ぶ。
大抵はバトルの中でライバルに対して不意をつくことで間隔を空けさせるために、ごく稀にブレーキテストをした相手に直前まで長い時間ブロックされていたことに対する報復といった理由で行われるのだが、特に後者は大っぴらに理由を公言できるものではない。
そこで言い訳として「(表向きには1. の正しい意味で)ブレーキテストをした」とコメントすることが多いため、転じてこうした妨害行為が「ブレーキテスト」と呼ばれるようになった。
具体的には通常アクセル全開で通過するストレートのレコードライン上でブレーキを踏むかアクセルを戻す、ブレーキングゾーンで通常のバトルの駆け引きの範囲を超えて異常に早いタイミングでブレーキを掛けるといった行為を指す。
当然これらの行為は追突事故、もしくは追突を避けようとした結果相手がコントロールを失いクラッシュを誘発する可能性があるため、推奨される行為ではない。
特にフォーミュラカーではタイヤ同士が接触すると追突したマシンが宙を舞い、大事故につながる可能性がある。
サーキットはもちろん公道やレースゲームであっても、頭に来たからといって絶対に「ブレーキテスト」は行ってはならない。
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最終更新:2024/04/25(木) 19:00
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