ブローノ・ブチャラティとは、漫画「ジョジョの奇妙な冒険」第5部「黄金の風」の登場人物である。
CV:櫻井孝宏(黄金の旋風)、杉山紀彰(ASB・EoH)、中村悠一(TVアニメ)
ギャング組織「パッショーネ」のチームリーダーの一人で幹部ポルポの部下。
外見の特徴としておかっぱのような髪型、遠目から見るとウジ虫みたいなヘアピン、ジッパーのたくさんついたスーツが挙げられる。人の皮膚や汗の状態で嘘をついているかどうかわかるという特技を持つ。ジョルノの汗を舐めて嘘を見抜いているあたり(はったりでなければ)ジョルノの一発芸よりは役に立ちそうな芸である。
また、冷静沈着かつ温厚な性格で、その性格ゆえ町の人々からの人望も厚く、組織内でもチーム仲間のみならずポルポやペリーコロにも信頼されており、ボスであるディアボロにも仕事ぶりに関して尊敬の念を持たれている程である。
子供の頃に漁師を務める父親が麻薬の密売現場を偶然目撃し密売人たちに重傷を負わされてしまい、入院中の父へトドメを刺しに来た追手から父を守るべく全員殺害、12歳にして殺人に手を染めたブチャラティは自身と父の身を守るため組織に入団する。父親はその5年後、後遺症を残したまま死亡してしまった。この経緯から麻薬を嫌悪しているが、後に自らが正義と信じていた組織が麻薬に手を染め、少年少女たちに麻薬を売っている事を知り矛盾と憤りを感じていた。
後にこの心理状態は「ゆっくりと死んでいくだけだった」とも言われているが、それがジョルノと出会った事で「生き返った」と表現されている。
後述のスタンド「スティッキィ・フィンガーズ」によるラッシュ時の決め台詞は「アリアリアリアリ……アリーヴェデルチ(さよならだ)」。
作中の出番はジョルノに次いで多く、名言も数多い。
初登場はジョルノに対し組織が涙目のルカの後処理のために差し向けた刺客としての登場だが、ジョルノと同じくギャングという立場に希望を見出していることを見抜かれ、組織を乗っ取り街を平和にするというジョルノの夢に同調する。そして、上官のポルポへジョルノに入団試験を受けるよう取り計らった。
ポルポの死後はネアポリス地方を担当する幹部が不在となったため、ポルポの遺産たる6億円を組織へ上納して幹部に昇格する。その後、ボス直属の命令によってトリッシュを護衛する任務を受ける事になる。
やがてボスを狙う暗殺チームの執拗な襲撃からトリッシュを護衛しながらもボスの元へトリッシュの身柄を届ける任務を果たすものの、トリッシュを届けさせたボスの真の目的を知ることとなる。ブチャラティは自らの意志でボス(ディアボロ)へ反旗を翻すも、ディアボロの未知数の力に成す術無く叩きのめされ、致命傷を負わされる。
その後ジョルノのスタンド能力による治療を受け一命を取留めながら辛くもトリッシュを連れてボスの元から脱出する事に成功したブチャラティはジョルノ達と共に組織を裏切り、二度も自らを裏切った組織(ディアボロ)と対決する事を決意するが、この時肉体は既に死亡しており、ジョルノのゴールド・エクスペリエンスに与えられた生命エネルギー(=魂)だけで生命活動を続行している状態となってしまう(表現としてはゾンビ、リビングデッド(生ける屍)が近いであろうか)。チョコラータのスタンド攻撃で肉体が食人カビに侵食されずに済んだという利点もあったが、ストーリーが進むにつれ段々身体が朽ちていってしまい普通に動く事もままならなくなっていき、やがてポルナレフと対面する際もディアボロにその身体状態を利用され先回りされてしまう事になる。
そしてシルバーチャリオッツ・レクイエムが出現したストーリー終盤、ディアボロと精神が入れ替わるという混乱状態の中ディアボロの行動からレクイエムの秘密をディアボロに続いて看破するとレクイエムの能力を自らの命と引き換えに破壊・解除するという英断を下し(ブチャラティの肉体は完全に死亡している為、魂が戻るべき体が既に存在しない)、矢と自らの遺志を全てジョルノに託して、残された時間の中でやるべき事が達成できた事に満足しながら天へ昇っていった。
ジョルノがディアボロを倒し、組織の新たなボスとなった後もブチャラティの遺志はジョルノたちに受け継がれており、第5部完結後の後日談である「恥知らずのパープルヘイズ」ではジョルノの主導によって裏社会の清浄化が進められている。その一環としてディアボロの負の遺産、及び麻薬が巷へ蔓延した元凶たる麻薬チームの壊滅が挙げられており、フーゴに麻薬チーム討伐の命令が下されるところから再びストーリーが幕を開ける。
掲示板
急上昇ワード改
最終更新:2023/05/31(水) 12:00
最終更新:2023/05/31(水) 12:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。