プラスチック 単語

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プラスチック

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プラスチックplastic)とは、

  1. 熱を加えると変形しやすくなる/形を変えられる性質(可塑性)を備えた合成脂などをす言葉
  2. 「成形できる」「可塑性のある」を意味する英語の形容詞。上記1.の語
    …こちらは必ずしも熱を加えなければ変形できない訳ではない。
    セムテックスやC4爆薬などの「プラスチック爆弾」などがこれにあたる。
    粘土のように自在に形を変えられるが、プラスチックが原料ではない
  3. 生して「感受性の高い性格、あるいは柔軟な性格」や、作り笑いなどの不自然なモノや人工物を表す。

その他の定義もあるが、本記事では1.について記載する。

概要

明確な定義がないため上記のように曖昧に説明するしかない言葉だが、プラモデルのように加工成されて固められた状態のものをすことが多い。軽く、安く、加工しやすい、という利点から優れた代替商品として従来の素材に次々取って代わり、20世紀以降の世界はプラスチックに溢れることとなった。

プラスチック明期の19世紀半ば、牙の代用品としてニトロセルロースを使用した「セルロイド」が誕生(1870年)し、加工しやすく安価であるため世界中で広く使用された。アニメの「セル画」も初期にセルロイドシートを使用していたのが由来である。しかしセルロイドは燃えやすく長期保存に向かないため、次第に使用されなくなっていった。

20世紀に入ると、レオ・ヘンドリック・ベークランドが全合成脂の開発に成功(1907年)。「ベークライト」と名付けられた。また1930年代ポリ塩化ビニルの本格的な製造が始まり、ここから合成脂の文化開いていった。第二次大戦時にプラスチックは重要な戦略物質となり、アメリカ政府は生産を強化。戦後、その生産を生かしてプラスチック製品は市場へ大量生産された。ここからプラスチックの価格が過剰に下落し、1960年代には使い捨てのプラスチックごみが溢れることになった。

1970年代以降になるとゴミ問題のコストが取りざたされるようになり、安すぎたプラスチックの価格は適正に戻った。

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最終更新:2024/09/17(火) 18:00

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