『プラスティック・メモリーズ』とは、動画工房制作のオリジナルテレビアニメーションである。
公式の略称は「プラメモ」。
原作・脚本は科学アドベンチャーシリーズ『STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)』,『CHAOS;HEAD(カオス・ヘッド)』,『ROBOTICS;NOTES(ロボティクス・ノーツ)』などを手がけた林直孝、キャラクター原案はイラストレーターのokiura。キャラクターデザインは『ゆるゆり』の中島千明。
2015年4月から6月まで、TOKYO MXほかにて放送された。
「電撃G's magazine」2014年11月号で企画が発表されたオリジナルアニメ。
人間とアンドロイドの恋愛を描く「近未来SFラブコメ」。
発表当初は、脚本の林直孝によれば「それほど重くはない、直球のラブストーリー」とされていた。
キャッチコピーは「想い出を引き裂く。それが僕たちの仕事――」。なおプラスティック(plastic)という形容詞には「人工的で作り付けのように不自然な」という意味と「感受性が高く柔軟で影響されやすい」という意味がある。
原作・脚本の林直孝と監督の藤原佳幸をはじめとするスタッフ陣のインタビュー記事が公式サイトの特設ページにて公開されている。
また、林氏によるイラストストーリーが「電撃G's magazine」2015年1月号から5月号まで連載された。全5回。2014年12月頃からは一部の放送局でCMが放送された。
アンドロイド(人型ロボット)が特に珍しがられることもないほどに普及している近未来。
高校を卒業したばかりの主人公・ツカサは、大学受験には失敗したものの、親のつてでアンドロイド「ギフティア」の開発・製造・販売を行う大企業・SAI社に入社する。
しかし彼が配属されたのは、整理対象の窓際部署といわれる「第1ターミナルサービス」。そのうえ彼は、お茶くみ係に甘んじていたギフティアの少女・アイラとコンビを組むことになってしまう。
この世界では、アンドロイドが広く普及している。
その中でもSAI社が開発に成功し、その製造販売を独占するアンドロイド「ギフティア」は、多様な人格と高度な自我、人間に近い外観と機能を備える人型アンドロイドであり、人間社会に完全に溶け込んでいる。
極地とも言えるぐらい人間と同質なギフティアだが、人間と異なる点を挙げるなら記憶を忘れることはできず、約9年4ヶ月、厳密には81,920時間(9年と126日と8時間)の耐用年数しかない。寿命が近付くにつれて記憶の齟齬などの異状が生じ、期限を過ぎると人格や記憶が崩壊してしまうのである。契約主であるパートナーなどのプライバシーに干渉してしまう等の諸問題により、人為的な記憶の部分削除や移植はできない。
SAI社の「ターミナルサービス」という部署は、耐用年数の終了が迫る末期(ターミナル)のギフティアを回収する業務にあたっている。回収の際は顧客所有者の立ち合いの下、対象ギフティアの記憶の完全消去と機能停止が行われる(顧客のプライバシー保護のため)。また、顧客が望めばオプションとしてOSを入れ替えてボディを継続利用することも可能だが、当然元の人格や記憶を取り戻すことはできない。
本作の主な舞台となる第1ターミナルサービスでは、人間とギフティアが一緒になって業務を行う。特に回収業務の現場においては人間とギフティアで2人1組のペアを組み、人間はスポッターとして一連の業務を見てるだけの監督役にあたり、ギフティアはマークスマンとして顧客所有者および対象ギフティアとの直接交渉役にあたる。[1]
放送局
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配信元
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話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 動画 |
---|---|---|---|---|---|---|
第1話 | はじめてのパートナー | 林直孝 | 藤原佳幸 | 中島千明、菊池愛 | ||
第2話 | 足を引っ張りたくないので | 菅原静貴 | 渡邉祐記 | |||
第3話 | 同棲はじめました | 木村泰大 | 山崎淳 | |||
第4話 | うまく笑えなくて | 福田道生 | 飯野慎也 | 伊藤晋之 | ||
第5話 | 守りたかった約束 | 福田道生 | 野木森達哉 | 東島久志 | ||
第6話 | 2人で、おかえり | 藤原佳幸 | 三島千枝、一ノ瀬結梨 谷口元浩 |
|||
第7話 | 上手なデートの誘い方 | 木村泰大 | 橋口隼人、加藤壮、伊藤晋之 八木明、渡邉祐記、山崎淳 |
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第8話 | 知らない花火 | 山崎みつえ | 高橋沙妃 | |||
第9話 | 祭りの後 | 上坪亮樹 | 木野目優 | 村上竜之介、﨑口さおり 東島久志、福田さちこ 針場裕子、袖山麻美、八木明 |
||
第10話 | もう、パートナーじゃない | 福田道生 | 野木森達哉 | 菊池愛、高橋沙妃、武藤幹 曾我篤史、八木明 丸山修二、渡邉祐記 |
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第11話 | オムライスの日 | 山崎みつえ | 袖山里都、中本尚 | |||
第12話 | 想い出が埋まってく | 入江泰浩 | 木村泰大 | 山崎淳、八木明、保村誠 高橋沙妃、久保茉莉子、菊池愛 |
||
第13話 | いつかまた巡り会えますように | 藤原佳幸 | 中島千明、渡邉祐記、山崎淳 八木明、中本尚、菊永千里 海保仁美、高橋沙妃、菊池愛 市原圭子、伊藤大翼、丸山修二 東島久志、中野裕紀 |
登場人物の一人・絹島ミチルを主人公としたコミカライズ版が制作される。漫画は祐佑が担当。
ミチルのSAI社入社からアニメ第1話までの前日譚を描いた全編描き下ろしのコミック第1巻が2015年4月27日に発売され、その後「電撃G's コミック」にて続きの連載が開始される。
Webラジオ「ミチルとザックのプラメモラジオ」がHiBiKi Radio Stationにて配信された。
2015年3月27日から毎週金曜日に配信。配信はすでに終了している。
→ラジオ配信サイト(響)(リンク切れ)
本作の世界観をそのままに、PlayStation Vita用にADVゲームとなって制作される。プレイヤーが主人公のツカサとなり、選択肢によってイベントをこなして行く。
本編ではあまり語られなかったアイラの出生、またミチルやカヅキなど同僚のキャラクターたちのについても描かれる。また、新キャラクターも登場する。
掲示板
2090 ななしのよっしん
2023/05/01(月) 12:40:44 ID: cbZP19IZig
ゼロワンのせいでまさか再評価せざろう得ないのはこの李白の目をもってしても見抜けなかったな状態にされられた
2091 ななしのよっしん
2023/05/11(木) 12:36:44 ID: ZDb9J4In1O
求められる人とのマッチングはこれで容易になったものの、別れが来る
他の部署では「サービスでしかない」と割り切っている(接客で言うなら時間だからさっさと帰れ、出ないと警察呼ぶ)
物語の部署はその間に過ごした想いはその後も残り続けるので、心の整理とお礼を言う時間ぐらいはせめてでもと頑張ってる感じかもしれない
2092 ななしのよっしん
2023/09/11(月) 07:58:24 ID: DQv3P6ktr1
アイの歌声を聴かせてが好きな人に本作観せたらどんな反響があるだろうか?
アイ歌は口コミで評価が広まったけど、プラメモも根強い信者が少数ながらいるみたいなので...
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最終更新:2024/04/19(金) 23:00
最終更新:2024/04/19(金) 23:00
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