プラズマ団とは (プラズマダンとは) [単語記事]

プラズマ団とは、ポケットモンスターブラック・ホワイトまたはブラック2・ホワイト2に登場する宗教団体悪の組織である。
ポケモンシリーズの悪の組織としては、ロケット団、マグマ団、アクア団、ギンガ団に続き、5つ目となる。
人間がポケモンを使役するという、ポケットモンスターの根本の設定について問いかけてくる組織でもある。

戦闘前のエンブレムの演出や戦闘 BGMがかっこいいと専らの評判。したっぱの服装は男女共に鎖帷子を着た中世の騎士のようなデザイン。

BW2では戦闘前のエンブレム演出はそのままに戦闘 BGMがアレンジされ、したっぱの服装は男女共に軍服のようなデザインになった。

※ネタバレに走っている記事です。ネタバレを嫌う方はドラッグをしないようお願いします。

概要

「ポケモンの解放」を謳う秘密結社。各地でポケモントレーナーからポケモンを「解放」するべく、
トレーナーからポケモンを略奪するなどの悪事に手を染めている。
他のシリーズの悪の組織と比べ、活動内容が宗教団体のソレに近く、
街中で自分達の教義を流布するための活動なども行っている。

「OPムービーの5割がプラズマ団のシーン」「ポケモンリーグ制覇よりも決着が後、物語のオオトリを飾る」
など、シリーズの悪の組織としては前代未聞の形でストーリーに関わってくる。

実は、ロケット団やギンガ団が現役の時代から活動していたらしい（ただしその頃は水面下で動いていた）。

壊滅した2つの団についてある団員が
「ロケット団とかギンガ団とか無駄に目立ってたからいろいろ邪魔されたんだよな」と発言している。

使ってくるポケモンのタイプは主にノーマル・あく・どくなど歴代の悪の組織が好んでよく使用するタイプを使ってくる。また、比較的序盤に出現するポケモンを多用する。

BW2では、2年前の行いを反省し奪ったポケモンを保護するN側と、開き直りゲーチスの世界征服を目指す側に分かれ敵対している。

因みに、プラズマ団の「プラズマ」についてだが、プラズマは物質の三態（固体・液体・気体）とは違う、物質の四態と言われる。物質の四態は古代ギリシアで考えられていた四大元素の地（固体）・水（液体）・風（気体）・火（プラズマ）に対応する物質の第四の状態が放電現象をはじめとしたプラズマだと言われる。我々の身近に発生するプラズマの中で最たるものは雷などの放電現象、そして炎である。炎＝レシラム（ほのおタイプ）、雷＝ゼクロム（でんきタイプ）となり、プラズマはイッシュの伝説のポケモンを象徴していると考えれば興味深いのではないだろうか。

主な構成員

N

詳しくは→N（ポケモン）

多くの　価値観が　交じりあい　世界は　灰色になっていく……　ボクには　それが　許せない

ボクの　全身から　あふれる　トモダチへの　ラブ！

今作のライバルポジションにあたるキャラクター。ポケモンをトモダチと言い、物語中様々な場所で主人公と対決する。
その正体は七賢人の一人のゲーチスの息子であり、プラズマ団のボス（王様）

真の主人公とも言える程ストーリーに関わってくるキャラクターである。

物語終盤の舞台で彼の悲しい過去を垣間見れる場所が存在する。

2年後各地を旅した後イッシュ地方に帰りストーリーにも大きくかかわる。

BW2ではED後にバトルができ、季節ごとにポケモンを変えてくる。金曜日にライモンシティの観覧車で伝説の観覧車イベントを拝める。

ゲーチス

詳しくは→ゲーチス

ワタクシは　アナタの　絶望する　瞬間の　顔が　みたいのだ！

だれが　なにを　しようと！　ワタクシを　とめることは　できない！

後述の七賢人の一人。「ポケモンの解放」を謳い、プラズマ団を組織した、組織の事実上の指導者である。

BW2では表向きのアクロマというボスを立て裏でゲーチスが指揮をしていた。

アクロマ

詳しくは→アクロマ

ポケモンの力は何によってひきだされるか？

プラズマ団のように無慈悲なアプローチで無理やりポケモンの強さを引き出しても！

BW2に出てくる謎の科学者。ポケモンの強さを研究しており主人公のいるところに現れてはバトルをする。
プラズマ団のボスでプラズマ団を使ってでもポケモンの強さを引き出すことを研究していた
プラズマフリゲートを作ったのも彼の科学力である。

ダークトリニティ

ゲーチスさまの　野望は　決して　とどまらない！

ゲーチスの手下の謎の3人組。ゲーチスの手足となって暗躍する。クリア後には主人公にあるアイテムを渡してくる。

主に主人公に短い距離を高速で歩かせるために出てくることが多い。バトルにはならない。

BW2でもゲーチスの側近として世界征服に賛同したびたび主人公にバトルを挑む。

ED後セッカシティで各季節に1回バトルが出来る。

七賢人

プラズマ団の幹部（？）。世界各国から集められた知識人達で構成されており、ドット絵から見ると老年の者が多い。

主に各活動の指揮を行っている。

本人たちはポケモンの解放を真剣に考えていた。

BWではゲーチス以外はポケモンバトルには参加しない（ただしBW2ではロットとヴィオがポケモンバトルできる）。ストーリーから察するとポケモンは所持している模様。

2年後七賢人も分裂をし反省した者もいれば懲りずに世界征服をする者もいる。

・アスラ

しょあ！！

ヤグルマの森で最初に出会う七賢人。

博物館から盗んで来たドラゴンの化石を回収しようとしていたが、それが伝説のポケモンと関係ない事に気付き、追いかけて来た主人公に潔く返却した。

2年後は新生プラズマ団の暴走を食い止めるため活動を開始したが、肝心の新生プラズマ団はすでに壊滅していた。やっぱり驚かしてくる。

・ヴィオ

ワタシが今もプラズマ団に入っているのは世界が変わる様が知るためだ！

ホドモエシティの冷凍コンテナで出会う七賢人。

寒いところを嫌うにもかかわらず寒いところによくいる。曰く、生きる実感を感じるためらしい。Nから何らかのポケモンを預かっていたようだが詳細不明。

2年後ゲーチス率いるプラズマ団に入り世界征服を進めている。何回か戦闘する機会もあり、フリージオやマニューラといったこおりタイプのポケモンを使う。プラズマ団壊滅後はサザナミタウンで海底神殿を調査しており、主人公にも協力を仰ぐ。

・ロット

昔の仲間を救うためイッシュを守るため戦う！

ヒウンシティアジトで出会う七賢人。

潮のにおいがする国で産まれたらしいがどこだかは不明。

BW2では2年前のことを反省し、元プラズマ団の有志をまとめあげプラズマ団に奪われて持ち主が不明なポケモンをホドモエシティで団員と共に保護している。Nのことも心配しており、彼の精神的な成長を望んでいる。

今のプラズマ団にスパイを忍ばせ動向をうかがっている。

・スムラ

……プラズマ団を　去り　ポケモンと　向き合おうとする　したっぱどもは　許せよ

ヒウンシティアジトで出会う七賢人。

……正直、特に語れるような事が無いぐらいなにもやってない。

・ジャロ

世界を　変えるのが　英雄なら　ひとは　だれでも　英雄に　なれる

それぞれを　変えれば　おのずと　世界は　変わるのだからな

リュウラセンの塔で出会う七賢人。

やってきた主人公にしたっぱをけしかけるが自身はなにもしなかった。

・リョクシ

利用されたとしても　いいが　もう　夢は　みれぬな

古代の城で出会う七賢人。

ただそこにつったってるだけで特に何もしなかった。

七人もいるうえに印象に残るシーンも、バトルすることもないためあまり記憶に残らない。

愛の女神・平和の女神

イノセントほど　美しく　怖いものは　ないのに

オープニングムービーに登場する二人の女性。愛の女神はポケモンを回復させてくれる。
BW2ではN派として元プラズマ団員と共にホドモエシティ教会で生活しており、Nのエピソードを語ってくれる。

彼女らもNと同じ孤児でゲーチスに拾われたと語っている。

BW2の攻略本に公式絵の設定が存在する

　　したっぱ　　

旧プラズマ団

「プラーズマー！」

「プラズマ団としてマズイ！　ちぢめてプラズマズイ・・・！」

「バカバカバカ！もひとつおまけにバカ！かわいく言ってあんぽんたん！」

ゲーチスの提唱する思想の元に集った人間達。
「ポケモンを解放する」という思いは共通しているのだが、中にはそのポケモンに対して暴力を働くなど、
乱暴な者もいる。とはいえ、基本、マジメにポケモンのことを考えて活動に参加している者が多い。
プレイヤーに色々考えさせる発言をする者やポケモンに情が移った者もいる。

解散後ホドマエマーケットでおこうを売っている元プラズマ団のしたっぱがいる。

BW2では、当時のプラズマ団ユニフォームを着用し、ホドモエシティで七賢人ロットを筆頭として活動している。かつての行いを反省し、持ち主不明のポケモンを保護している。世間からは冷たい目で見られているが、それでも罪滅しのため保護活動に励む。ポケモンを心より愛していたNの帰還を望む、いわゆるN派。

中にはプラズマフリゲートに潜伏しているスパイもいてプレイヤーに仕掛けを解くヒントを教えてくれる。

ホドモエシティの元プラズマ団の家ではNの城にいたミネズミを連れたしたっぱがいる。

思い出リンクではあんぽんたんのしたっぱも登場する。

新プラズマ団

ハハー！オマエのポケモンサクっと頂戴して世界征服に使うぜ！！

あがけあがけ！レシラムの火柱ゼクロムの稲妻よりもキュレムの氷のほうが上だ！

アタイアンタのファンなんだ・・・・・・アタイがファンだっていいよね・・・・・・これを受け取ってアタイだと思って・・・・・・

プラズマ団瓦解の2年後再びゲーチスに従い、N派と敵対する団員で、いわゆるゲーチス派。新調した黒のユニフォームに身を包む。
ゲーチスの野望である世界征服を目指しロケット団、ギンガ団同様ポケモンを道具にしていたりしているが、いまだにNを信頼している者も少なからず存在している。2年前のプラズマ団より全体的に粗暴な者が多い。

ED後にある団員は「知ってたよ・・・・・・ゲーチス様に使われていたそんなこと知ってたよ・・・・・・だけどここには仲間がいたんだもの・・・・・・」と語り、プラズマ団が冷たい目で見られていたことが分かる。

活動拠点

ヒウンシティビル

ただのアジト。プラズマ団所有のビルなのか部屋を借りただけなのか、そもそも無断使用だったのかは不明。
灯台下暗しとでも言うかのように、ヒウンシティジムの目の前にある。

Nの城

BWにおけるラストダンジョンにして、伝説のポケモンであるレシラムorゼクロムがゲットできる場所。

なんとチャンピオンリーグを取り囲むように地下から出現する。

城内にはとても不気味な場所であるNの部屋も存在する（詳細はNの部屋の記事を参照）。

BW2ではED後、チャンピオンロードから行けるようになる。

ホドモエシティ教会

BW2における元プラズマ団員達のアジト。2年前はホドモエ市民の憩いの場であったが、現在はロット率いる元団員と彼らが保護するポケモンたちの家になっている。

エンディング後はライバルも彼らを手伝うため一緒に住み始める。

また、Nも彼らの様子をこっそり見に来ている。本当にこっそりなのでその事実を知る者はほとんどいない。

プラズマフリゲート

BW2におけるプラズマ団のアジト。古い船に見せかけているが中は最新鋭の科学力で出来ていて、キュレムの氷エネルギーとソーラーパネルで動く。

ソフトによってダンジョンは違い仕掛けも変わっている。

内部には食堂もあるのだが、ベーカリーの話とED後のしたっぱの会話によると作戦が成功すれば食事にありつけるが失敗するともらえず、さらに水とパンしか食べないという過酷な生活を送っていたことがわかる。

ED後はP2ラボに停泊していて中に入ることが出来る。

ジャイアントホール

BW2における最後のプラズマ団関連のダンジョンである。

プラズマフリゲートに捕まっていたキュレムの本来の力を呼び醒ますため、21番水道からプラズマフリゲートでジャイアントホールに停泊した。

1回目の戦闘ではキュレムは捕まえられないが、ED後レシラム、ゼクロムとの戦闘（このとき捕まえなくても良い）の後ようやく捕まえられる。

プラズマ団単語

概要

主な構成員

N

ゲーチス