プリキュア・イノセントプリフィケーションとは、『ハピネスチャージプリキュア!』での急に歌うよ的な合体技である。
それは第38話でのこと。クイーンミラージュに洗脳され、ハピネスチャージプリキュアに対し猛攻を繰り出すキュアテンダー。反撃や説得に記憶が戻りかけ揺れ動くテンダーだが、ミラージュの力で元に戻されてしまう。元の優しい姉に戻ってほしいと願うキュアフォーチュン、彼女が思いの丈をこめた叫びがシャイニングメイクドレッサーに通じたことでプリキュア達に力を与えた。
ドレッサーに向かった彼女達、持っていたコスメチップは突如マイクへと姿を変える。そして急に歌い始めた。4人によるハーモニーによって身体は光に包まれ、光をまとった4人が突撃、その威力は絶大でテンダーを浄化し元の姿に戻しただけでなく、ミラージュに対しても浄化されかかるほどまでに影響を及ぼした。
これほどまでに強力な必殺技、今後のストーリーの鍵を握りそうではあるが、それ以上に話題となったのがその「歌」である。確かに番組を盛り上げる意味でBGMとして挿入歌が入ることはある。前年の『ドキドキ!プリキュア』ではレジーナの心を取り戻すためにキュアソードが熱唱したのが記憶に新しい。本作でもキュアハニーが歌うプリキュアとして登場している。
ところが今回のこれは突如戦闘中にマイクを持って歌い踊り始めるという、歴代プリキュアシリーズにない展開を見せたのである。しかも毎回歌うことに。これには見ていた視聴者も唖然。「プリキュア見てたと思ったらぴちぴちピッチだった」「めぐみの中の人が超時空シンデレラだからってここまでやらなくても」「急に歌うよ……最後は絶唱か?」「はよ攻撃しろ」と反応もさまざま。同じシリーズディレクターが産みだしたハートキャッチオーケストラ並のインパクトを残したのは間違いないだろう。
本編で流れたとおり、この技を発動するための歌として、「イノセントハーモニー」という曲がちゃんと用意されている(作詞:実ノ里/作曲・編曲:高木洋/歌 - キュアラブリー(中島愛)、キュアプリンセス(潘めぐみ)、キュアハニー(北川里奈)、キュアフォーチュン(戸松遥))。
どのような経緯で生み出されたかは今後の雑誌記事等で明らかにされるだろうが、今明らかになっているのは
プリキュアが歌いながら戦う。これが今年の「プリキュア」の大きな特徴のひとつです。(中略)イノセントフォームの新必殺技の曲も、長峯監督が書かれた熱い詞をもとに作りました。大きな深い愛をテーマにした、スケールの大きい曲がほしいという発注でした。
なお、2014年11月5日発売のサウンドトラック2にはTVサイズ版が、11月19日発売のボーカルアルバム2にはフルバージョンが、それぞれ収録されているので、聴きたい方は是非チェックを。
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最終更新:2024/04/20(土) 21:00
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