1974年12月に月刊誌として創刊、当初は「つまんない子ちゃん」(赤塚不二夫)、「トラジマのミーめ」(松本零士)、「ふたごのプリンセス」(わたなべまさこ)など大御所漫画家による昔ながらのの少女漫画が目立っていたが、次第に1話完結型のホラー漫画「悪魔の花嫁」(原作:池田悦子、作画: あしべゆうほ)、青年の同性愛をテーマにしたギャグ漫画「イブの息子たち」(青池保子)、古代エジプトにタイムスリップする歴史漫画「王家の紋章」(細川智栄子あんど芙〜みん)、ルイ14世統治下のフランスにおける年若き男女の悲劇を描いた一大ロマン「アンジェリク」(原作:セルジュ・ゴロン&アン・ゴロン、作画:木原敏江)、大きいお友達向けの萌え漫画「オリンポスのポロン」(吾妻ひでお)等の癖のある漫画作品の人気が高まり、歴史・ファンタジー系作品が増えていく。
1977年に80万部を突破し、少女漫画雑誌において「なかよし」(講談社)、「りぼん」(集英社)、「別冊マーガレット」(集英社)、「別冊少女フレンド」(講談社)に次いで5番目に発行部数の多い雑誌となり、黄金期を迎える。
その後、70年代末から80年代にかけ「エロイカより愛をこめて」(青池保子)、「魔天道ソナタ」(天城小百合)、「ぴーひょろ一家」(姫木薫理)、「はるか遠き国の物語」(碧ゆかこ)、「妖精国の騎士」(中山星香)等が掲載され、好評となる。
90年代前半、「忍たま乱太郎」 (尼子騒兵衛)や「REN-AI 恋愛」(高河ゆん)等、他誌から来た漫画家作品がクローズアップされるようになるが長続きせず、「A・Iレボリューション」(浅見侑)、「レディー・ヴィクトリアン」(もとなおこ)等の作品が人気作となる。また一方で「エロイカより愛をこめて」「王家の紋章」「妖精国の騎士」は連載が続いており、誌面は安定していたが部数は減る一方であり、一時は30万部を切ることもあった。
2000年代に入り、「エロイカより愛をこめて」「妖精国の騎士」を姉妹誌へ移籍させ、「放課後保健室」(水城せとな)、「シノビライフ」(こなみ詔子)、「ラズ・メリディアン」(結賀さとる)といった若者向けの漫画作品を増やしていったが、未だに「王家の紋章」等の昔ながらの少女漫画はいくつか残っており、完全に世代交代出来ていないのが現状である。
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最終更新:2024/04/26(金) 01:00
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