RQ/MQ-1 プレデターとは、アメリカで開発された無人機である。
無人機の筆頭といえばこの機体で、映画などにもよく登場することが多い。
操作を担当するパイロットと、センサー担当員の二名で操縦され、安全な地域に置かれた地上誘導ステーションからデータリンク機能により画像を見つつ操縦される。
ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争から実戦参加を行い、当初は事故損失率が高かった(機体着氷が原因とも言われる)が改良と運用面の見直しが進み、機体強化と武装搭載化まで果たしている。本来の用途は偵察であるが、武装型プレデターは対地攻撃手段としてヘルファイア・ミサイル、対空攻撃手段としてスティンガー・ミサイルの搭載が可能で、実際にテロリストを発見し、ヘルファイアで攻撃した実戦参加がニュースになった。
派生型として、MQ-1の発展型として開発されたウォーリアが二転三転のうえ、MQ-1Cグレイイーグルとして導入されている。MQ-9リーパーはRQ-1プレデターの拡大改良版で、速度・後続距離・搭載量が増加され、機体も大型化されている。アメリカ空軍ではF-16で編制された部隊が新たにMQ-9中心の部隊で編成され、初めての無人機戦闘部隊が設立されたことでも有名となっている。また、非武装型がNASAにも導入されている。
イスラエルからアメリカに渡ってきた技術者であるアイブ・カレムはDARPA向けにUAVを設計していたが、この機体はアスペクト比が大きい主翼を持っており、航続性能が優れていた。これに電子光学センサーを搭載した機体「ナット750」を、CIAはバルカン半島での情報収集用に導入した。
しかしナット750は見通し線範囲で通信するデータリンクしか持っておらず、遠方から動画で実況するには別途中継機が必要だった。そこで衛星通信装置を搭載し、機体も一回りスケールアップさせ、これが「RQ-1プレデター」になった。
その後「重要なターゲットを発見しても、それを攻撃するための飛行機を呼ばなければならず、その飛行機が到着するまでの間にターゲットに逃げられるかもしれない」という問題が出たため、対戦車ミサイルを搭載し、機首下面のセンサーからレーザーを照射して誘導できるようにした。これが「MQ-1プレデター」である。
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最終更新:2025/04/12(土) 16:00
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