プロ野球2021 単語

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プロヤキュウニセンニジュウイチ

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プロ野球2021とは、2021年日本プロ野球における動向である。

概要

2021年になっても新型コロナウイルスの流行は収まらず、一部の球団は無観客キャンプを行った。一軍登録人数の増加など前年の特例ルール継続プロ野球2020の記事を参照)。また新たに、レギュラーシーズンの試合については特別ルールが設けられることになった(出来事・予定に記述)。

目次

出来事・予定

※一部の予定は新型コロナウイルスによって変更の可性あり

出来事
1月 1日 株式会社の命名権取得により、ナゴヤドームが「バンテリンドーム ナゴヤ」に称。
3日 ポスティングを申請していた日本ハム西川遥輝が、契約不成立により残留。
8日 ポスティングを申請していた巨人菅野智之が、契約不成立により残留。
14日 殿堂入りメンバーが発表されたが、競技者表は23年ぶりに両部門とも該当者なし。
28日 MLBニューヨーク・ヤンキースFAになった田中将大が、8年ぶりに古巣の楽天に復帰することが発表。
2月 1日 キャンプイン
6日 オリックスは、前年11月MLBシアトル・マリナーズからFAになっていた平野佳寿との契約合意を発表した。8日示。
3月 1日 【移籍】巨人田口麗斗ヤクルト廣岡大志が交換トレード
3日 【移籍】楽天池田隆英日本ハム横尾俊建が交換トレード
18日 以下のルールを発表。
  • 一部の試合開始時間をめる。
  • 延長戦なしで9回打ち切り
26日 レギュラーシーズン開幕。
27日 特例2021楽天福山博之を「近者が濃厚接触者判定を受けた」ことを理由に自宅待機としたため、特例対選手として抹消した。(※4/1に再登録)
31日 特例2021ヤクルトは30日の検西田明央スタッフ1名が新型コロナウィルス陽性判定を受けたことを発表し、濃厚接触の可性があるとして1軍のアルバート・スアレス山田哲人西浦直亨内川聖一青木宣親の5選手、二軍選手1名とスタッフ1名を自宅待機とした。31日に6選手を特例対選手として抹消し、二軍から4選手を昇格させて同日のDeNA戦は開催した。試合後に内川青木の2選手、翌4月1日川端慎吾濃厚接触者判定を受けた。1日に川端を特例対選手として抹消した一方で山田西浦を再登録した。二軍戦は4月3・4日が中止。
4月 4日 特例2021巨人は3日の検中島宏之丸佳浩の2選手が新型コロナウィルス陽性判定を受け、若林晃弘が再検を要する、と発表した。また、上記3選手と接触頻度が高かったとして亀井善行増田大輝北村拓己の3選手とスタッフ6名をチームから隔離した。4日に6選手を特例対選手として抹消し、二軍から3選手を昇格させて同日のヤクルト戦は開催する。同日の二軍戦は中止。
18日 西武は、東野が患部の回復処が立たないため現役を引退し、自退団したと発表した(19日付で自由契約)。
20日 【移籍】阪神谷川希が日本ハム銭トレード
30日 特例2021日本ハム中島卓也西川遥輝清水優心新型コロナウイルス陽性判定を受け、濃厚接触者の可性がある淺間大基とともに登録抹消二軍5月3日からのロッテ3連戦を中止。
5月 1日 特例2021日本ハム4月30日の検でロニー・ロドリゲス髙濱祐仁今川優馬拓也の4選手と飯山裕志コーチスタッフ新型コロナウイルス陽性判定を受けたと発表。2日の西武戦が中止。
2日 日本ハム新型コロナウイルス感染者が10名出たことで一軍の活動を停止。3日からのロッテ3連戦は延期となる。
4日 特例2021日本ハム荒木大輔コーチ高橋信二コーチ新型コロナウイルス陽性判定を受けていたことを発表。石川亮渡邉諒濃厚接触者として登録抹消
6日 楽天は、入制限により家族が来日できないため自らも来日していなかったアダム・コンリーについて、本人と合意の上選手契約を解除した。(13日付で自由契約)
7日 日本ハムが活動再開。
16日 この日行われた4試合が引き分けNPB記録
17日 特例2021広島菊池涼介小園海斗、正随優弥が新型コロナウイルス陽性反応を受けていたことを発表。5月20日には石原貴規羽月隆太郎鈴木誠也長野久義大盛穂山東洋コーチも陽性反応を受けた。そのため5月21日~23日の阪神戦が延期となった。
20日 特例2021ロッテ柿沼友哉PCRの結果、新型コロナウイルス陽性反応を受けていたことを発表。
オリックスは、入制限により家族が来日できないため自らも来日していなかったブランドン・ディクソンについて、本人と合意の上ウェーバー示した。(27日付で自由契約)
23日 ロッテは、清田育宏期限謹慎処分の解除直後に再び球団ルールに反する行動を行っていたことを受け、清田との選手契約を解除した。(28日付で自由契約)
特例2021広島九里亜蓮が、新型コロナウイルス陽性反応を受けていたことを発表。
25日 セ・パ交流戦開幕。
28日 特例2021西武源田壮亮新型コロナウイルスに感染し、濃厚接触者と判定されたザック・ニール木村文紀、及び疑いのある佐野泰雄柘植世那金子侑司武田愛斗熊代聖人と共に登録を抹消した。
6月 5日 阪神は、16試合連続で勝ちと負けを繰り返す(ヌケヌケまたはオセロプロ野球タイ記録
10日 巨人は、サンフランシスコ・ジャイアンツ下から自由契約となった山口俊との契約を発表した。背番号は99。11日示。
12日 セ・パ交流戦オリックス勝率1位優勝)が確定。オリックスは11年ぶり2度交流戦優勝
14日 【移籍】DeNA国吉佑樹ロッテ有吉優樹が交換トレード
15日 セ・パ交流戦】この日までにセ・リーグが49勝47敗11分とし、1試合を残して12年ぶりの勝ち越しが確定した。
16日 【移籍】中日加藤匠馬ロッテ加藤翔平が交換トレード
侍ジャパン東京五輪代表選手24人が発表された。
17日 巨人は、ジャスティンスモークが入制限で来日できない家族との時間を優先するため、本人と合意の上選手契約を解除し、帰予定であると発表した。(24日付で自由契約
18日 侍ジャパン】負傷した會澤翼の召集を取り止め、梅野隆太郎を追加召集した。
23日 NPB7月28日から8月10日まで58試合のエキシビジョンマッチを行うことを発表。
NPBは今季の新戦獲得期限(7月31日まで)を、東京五輪が開催された場合は特例として8月31日に延長することを発表した。
7月 5日 【移籍】阪神中谷将太ソフトバンク二保旭が交換トレード
【移籍】巨人炭谷銀仁朗楽天銭トレード
侍ジャパン】負傷した中川皓太と不振の菅野智之の召集を取り止め、千賀滉大伊藤大海を追加召集した。
15日 フレッシュオールスターゲーム松山坊っちゃんスタジアム)開催、イースタン選抜が3-1で勝利MVP内山壮真ヤクルト)。
16日 オールスターゲーム第1戦(メットライフドーム)開催、全セが5-4で勝利MVP菊池涼介広島)。
17日 オールスターゲーム第2戦(楽天生命パーク宮城)開催、全パが4-3で勝利MVP島内宏明楽天)。
19日 8月12日まで東京五輪のため公式戦中断。
26日 西武は、エルネスト・メヒアが入制限で来日できない家族との時間を優先するため、本人と合意の上選手契約を解除し、帰予定であると発表した。(8月2日付で自由契約
27日 2021年エキシビションマッチ非公式試合)開幕。
28日 侍ジャパン東京五輪オープニングラウンド第1戦、ドミニカ共和国に4-3で勝利
31日 侍ジャパン東京五輪オープニングラウンド第2戦、メキシコに7-4で勝利
8月 2日 侍ジャパン東京五輪ノックアウトステージ第1戦、アメリカ合衆国に7-6で勝利
3日 オリックスは、ステフェン・ロメロが入制限で来日できない家族との時間を優先するため、本人と合意の上選手契約を解除し、帰予定であると発表した。(10日付で自由契約
中日木下雄介が死去(8月6日発表)。享年27。
4日 侍ジャパン東京五輪・準決勝、韓国に5-2で勝利
7日 侍ジャパン東京五輪・決勝、米国に2-0で勝利し、金メダルを獲得した。野球日本代表五輪金メダル開競技だった1984年ロサンゼルス五輪以来7大会ぶり(野球不開催の2大会を除く。年数にすると37年ぶり)で、正式競技採用(1992年バルセロナ五輪)以降では初の金メダル世界野球ソフトボール連盟が表選手を発表し、大会MVP山田哲人ベストナインに該当するオールオリンピックチームに、日本から山本由伸(右投手)・甲斐拓也捕手)・坂本勇人遊撃手)の3名、米国からDeNAタイラー・オースティン指名打者)が選出された。
10日 エキシビションマッチ閉幕。
11日 日本ハムは同日付で、中田翔に統一選手契約書第17条(模範行為)違反による出場停止処分を科したことを発表した。中田は同4日のエキシビションDeNA戦(函館千代公園野球場)開始前のベンチ裏で、同僚選手1名に暴力行為を行った。(球団発表exit
12日 【移籍】西武木村文紀佐藤龍世日本ハム公文克彦平沼翔太が交換トレード
13日 セ・パ公式戦再開。
20日 【移籍】日本ハム中田翔巨人無償トレード。また同日付で、中田に対して同11日から科されていた出場停止処分が解除された。
23日 巨人エリック・テームズが同日付で自由契約。右脚の負傷により4月に帰していた。
25日 西武佐々木健に対し、同日から1か間の対外試合出場禁止処分を科した。新型コロナウィルス感染症の拡大防止に関する球団ルールに2度違反したため。(球団発表exit
31日 新戦獲得期限。東京五輪開催に伴う特例として1ヶ延長した。
ロッテ九州アジアリーグ・火の玉サラマンダーズから小窪哲也を獲得した。小2020年限りで広島から自由契約となっていたが、NPB復帰となる。
9月 22日 【ファーム】ロッテイースタン・リーグ優勝
24日 【ファーム】阪神ウエスタン・リーグ優勝
29日 ヤクルトリック・バンデンハークが同日付で自由契約
10月 4日 第1次戦力外通告期間(同25日まで)
9日 【ファーム】ファーム日本選手権宮崎)開催。阪神ロッテに3‐2で勝利し、3年ぶり6回のファーム日本一
11日 2021年度新人選手選択会議ドラフト会議)開催。
12日 ソフトバンクウラディミール・バレンティンが同日付で自由契約
26日 長嶋茂雄巨人軍終身名誉監督文化勲章受章が決定(11月3日)。プロ野球界から初の受章。
ヤクルトセ・リーグ優勝が決定(6年ぶり8度)。
27日 オリックスパ・リーグ優勝が決定(25年ぶり13度)。セパ両リーグ共に、前年最下位だった球団がリーグ優勝を達成した(両リーグ同時達成はNPB史上初)。
30日 中日山下斐紹に対し、規違反により10日間の自宅謹慎処分を科した。緊急事態宣言下の同年、遠征先で外食に出かけた事が、球団の禁止事項に抵触したため。
11月 6日 クライマックスシリーズ セ・パ ファーストステージ開幕。セ:阪神巨人甲子園)、パ:ロッテ楽天ZOZOマリン)。
7日 CS1st巨人阪神に2連勝。巨人ファイナルステージ進出。
CS1stロッテ楽天に1勝1分け。ロッテファイナルステージ進出。
10日 CSセ・パ ファイナルステージ開幕。セ:ヤクルト巨人神宮)、パ:オリックスロッテ京セラ)。
12日 CSセ・ファイナルヤクルト巨人に3勝1分け(アドバンテージ含む)。ヤクルト日本シリーズ進出。
CSセ・ファイナルオリックスロッテに3勝1分け(アドバンテージ含む)。オリックス日本シリーズ進出。
20日 日本シリーズ開幕。開催球場は第1・2戦が京セラドーム大阪、第3~5戦は東京ドーム神宮明治神宮野球大会のため)、第6・7戦はほっともっとフィールド神戸京セラコンサートイベントのため)。
27日 日本シリーズヤクルトが4勝2敗でオリックスを破り、20年ぶり6度日本一
セ・リーグ球団の制覇は2012年巨人以来9年ぶり。
?日 第2次戦力外通告期間(CS全日程終了翌日から日本シリーズ終了翌日or翌々日まで)
12月 8日 12球団合同トライアウトメットライフドーム)開催。

達成された記録

パシフィック・リーグ
福岡ソフトバンクホークス 千葉ロッテマリーンズ
3月27日 工藤公康監督監督通算500 4月3日 鳥谷敬が通算1000得点
3月28日 柳田悠岐が通算1000試合出場 4月24日 井口資仁監督監督通算200勝
4月8日 今宮健太が通算306犠打
パ・リーグ記録
4月27日 石川歩が通算1000投球回
6月8日 今宮健太が球団通算9000本塁打 史上3球団 4月28日 1イニング2併殺打 史上6度
6月10日 松田宣浩三塁手で1775試合の出場 パ・リーグ記録 5月16日 フランク・ハーマンが通算100ホールド
6月12日 柳田悠岐が通算200本塁打 9月8日 益田直也が通算150セーブ
6月13日 ウラディミール・バレンティンが通算1000安打・通算300本塁打・全球団から本塁打
9月29日 松田宣浩が通算300本塁打
10月5日 今宮健太が通算1000安打
埼玉西武ライオンズ 東北楽天ゴールデンイーグルス
6月10日 平良海馬が開幕から31試合連続失点 NPBタイ記録 3月26日 辰己涼介が開幕戦初回先頭打者初球ホームラン 史上5人
6月12日 栗山巧が通算2000試合出場 涌井秀章が3球団で開幕投手勝利 史上初
6月13日 平良海馬が開幕から32試合連続失点(7月3日に39でストップ) NPB記録
4月24日 田中将大NPB通算100勝 楽天のみでの達成は史上初
6月22日 平良海馬が35試合連続失点
パ・リーグ記録
5月3日 福山博之が通算100ホールド
7月1日 平良海馬が39試合連続失点(7月3日ストップ) NPB記録 5月9日 松井裕樹が通算150セーブ 史上最年少
7月2日 佐々木健が先頭打者に対し3球で危険球退場 先発投手史上初 5月21日 涌井秀章が通算2500投球回
9月4日 栗山巧が通算2000本安打
西武生え抜き史上初
6月4日 涌井秀章が通算150
6月10日 浅村栄斗が通算1500安打
9月30日 浅村栄斗が通算1500試合出場
北海道日本ハムファイターズ オリックス・バファローズ
5月18日 金子弌大が通算2000投球回 3月26日 開幕戦10連敗 パ・リーグ記録
開幕戦11年連続未勝利 パ・リーグ記録
(いずれも2022年勝利してストップ
5月18日 宮西尚生が通算400ホールド 史上初 3月27日 平野佳寿が日通算700試合登板
5月2日 伏見寅威プロ野球通算10万5千号本塁打
5月8日 能見篤史が通算1500奪三振 史上最年長タイ
5月23日 吉田正尚が通算100本塁打
6月2日 安達了一が通算1000試合出場
6月29日 アダム・ジョーンズが日通算1000打点
7月13日 来田涼斗が初打席初球本塁打 高卒新人史上初
8月13日 平野佳寿が1球セーブ
9月3日 平野佳寿が通算1000投球回
9月28日 T-岡田が通算200本塁打
セントラル・リーグ
読売ジャイアンツ 阪神タイガース
3月26日 亀井善行が開幕戦代打サヨナラ本塁打
史上初
6月13日 糸井嘉男が通算1000三振
4月27日 野上亮磨が通算1000投球回 7月14日 佐藤輝明シーズン121三振 NPB新人タイ記録
岡本和真が通算100本塁打 9月10日 西勇輝が通算100
5月25日 ゼラス・ウィーラーが全球団から本塁打 9月19日 糸井嘉男が通算300盗塁
6月5日 亀井義行が通算100本塁打
6月19日 坂本勇人が通算250本塁打
6月29日 広島戦通算1000
10月2日 坂本勇人が通算400二塁打
中日ドラゴンズ 横浜DeNAベイスターズ
3月26日 福留孝介が日通算10000打席 3月26日 田中俊太が開幕戦で1試合6打点 史上初
4月18日 福留孝介NPB通算400二塁打 4月6日 牧秀悟が球団通算8000号本塁打
5月21日 大野雄大が通算1000奪三振 8月25日 牧秀悟サイクル安打 NPB新人史上初
6月18日 加藤翔平が2球団で初打席初球本塁打 史上初 9月29日 宮崎敏郎が通算100本塁打
6月26日 大島洋平が通算1500試合出場
広島東洋カープ 東京ヤクルトスワローズ
3月27日 栗林良吏プロ登板セーブ 史上5人 4月16日 石川雅規が20年連続安打 大卒投手では史上初
4月11日 野村祐輔デビューから188試合連続先発登板 NPB記録 5月26日 青木宣親が日通算2500安打
4月16日 菊池涼介が通算100本塁打 6月4日 石川雅規が20年連続勝利 大卒投手では史上初
4月23日 松山竜平が通算1000試合出場 6月23日 中村悠平が通算1000試合出場
4月24日 鈴木誠也が通算150本塁打 6月25日 石川雅規295試合連続先発登板 セ・リーグ記録
5月4日 栗林良吏が開幕から14試合連続失点(6月13日に失点し22試合でストップNPB新人記録 7月6日 内川聖一が通算2000試合出場
8月15日 坂口智隆が通算1500試合出場
9月18日 塩見泰隆サイクル安打
9月19日 村上宗隆が通算100本塁打
10月3日 石川雅規が通算500試合登板

各チームの戦績・状況

2020年の順位順。球団をクリックすると球団のに飛びます。

  1. 福岡ソフトバンクホークス
  2. 千葉ロッテマリーンズ
  3. 埼玉西武ライオンズ
  4. 東北楽天ゴールデンイーグルス
  5. 北海道日本ハムファイターズ
  6. オリックス・バファローズ
  1. 読売ジャイアンツ
  2. 阪神タイガース
  3. 中日ドラゴンズ
  4. 横浜DeNAベイスターズ
  5. 広島東洋カープ
  6. 東京ヤクルトスワローズ

パシフィック・リーグ

福岡ソフトバンクホークス

首脳陣
一軍 二軍 三軍
所属選手

太字は開幕一軍
は入団灰色は退団

投手 捕手 内野手 外野手

戦績(60勝62敗21分、4位)監督:工藤公康

次期監督される小久保裕紀ヘッドコーチに迎えた2021年。補強らしい補強は先発補強にカブスからコリンレイと、日本ハムリリースされたニック・マルティネスを獲得した程度だったが、例年通り圧倒的な優勝補筆頭として迎える。しかし、結果としてはの衰え・故障、若手の伸び悩み、采配の硬直化など、黄金時代終焉期にありがちなチーム歪みが噴出するシーズンになった。

打線は前年の優勝の大きな原動になった周東佑京が走攻守とも大スランプに陥ったうえ、中村晃松田宣浩今宮健太らのベテランって不調・衰えを隠せず、さらにジュリスベル・グラシアルが長期離脱。そのうえ首がなかなか新たな若手の登用に踏み切らず、シーズンも半ばになってようやく三森大貴リチャードらが登用されだしたものの、打線の起爆剤となるには至らず、結局シーズンを通して上位打線の形を固定できなかった。
投手では、千賀滉大の開幕々の長期離脱に加え昨年活躍した先発全員前年から成績を落としたのも痛かったが、何よりもクローザー森唯斗の故障と、東京五輪予選によるセットアッパーリバン・モイネロの離脱が致命傷。これによって勝ちパターンを固定できず、打線が点を取れないので接戦になり、勝ちパターンが組めないので僅差のリードを守り切れず、接戦で勝ちきれないという悪循環に陥った。

結局、上位争いができたのは5月まで。とにかく打線投手歯車が噛み合わず、得意の交流戦で11位沈没すると、それ以降は復調のきっかけも掴めず勝率5割付近をうろうろし続け、9月末からの8連敗で万事休す。最終戦までCSの可性は残したものの、結局最下位だった2008年以来13年ぶりのシーズン2013年以来8年ぶりのBクラスシーズン終了となった。
数字だけ見れば得点リーグ2位、失点はリーグ最少、チーム打率防御率1位優勝してもおかしくないものだが、1点差の試合で8勝19敗というのがこの年のホークスの全てを表している。

オフ工藤公康監督が退任。後任は大方の予想を裏切って小久保裕紀ではなく、二軍監督から藤本博史が昇格。小久保二軍監督に回ることとなった。また、2009年コーチ就任以来ホークスの若手投手育成に手腕を発揮し続け、「魔改造」の異名をとった倉野信次投手コーチも退団となった。

千葉ロッテマリーンズ

首脳陣
一軍 二軍 育成
所属選手

太字は開幕一軍
は入団灰色は退団

投手 捕手 内野手 外野手
戦績(67勝57敗19分)監督:井口資仁

開幕5連敗といきなり躓くが、そこから建て直し4月は大きく勝ち越した。故障者続出で急失速したものの、6月に敢行したトレード(国吉佑樹加藤匠馬を獲得)が成功する。正捕手田村龍弘加藤が見事に埋め、国吉も勝ちパターンで機した。

さらに、2016年ドラフト1位佐々木千隼中継ぎエースとしてついに開した。「佐々木千が投げると勝ち越す」というジンクスも生まれ、救援勝利のみで8勝を記録した。

9月5日に単独首位に立つものの、マーティンの故障離脱で得点が低下して2位オリックス・バファローズを引き離すことが出来ず、9月28日の直接対決では3連敗を喫してしまった。そして、10月1日についに首位を明け渡してしまう。それでも10月14日オリックスを下して(2位ながら)マジック9を点させるが、10月27日楽天戦で佐々木千が決勝打を打たれてついに尽きた。


クライマックスシリーズでは楽天を1勝1分で下したが、ファイナルステージでのオリックスに対しては1勝もできず敗退した。

埼玉西武ライオンズ

首脳陣
一軍 二軍 三軍
所属選手

太字は開幕一軍
は入団、灰色は退団

投手 捕手 内野手 外野手

戦績(55勝70敗18分)監督:辻発彦

開幕直後に栗山巧が下半身の負傷、山川穂高シーズンホームランを打った際に左脚負傷、外崎修汰死球骨折選手に故障が相次いだ。さらに金子侑司に変わり、1番に定着していた新人の若林楽人も左ひざ前十字靭帯損傷で戦線離脱。源田壮亮新型コロナウイルスに感染したことで3週間離脱。山川は復帰しても下半身に不安を残したため、結果を残せなかった。

投手においても増田達至が不振に陥ったことで抑えも安定しなかった。二桁勝利髙橋光成松本航のみだった。特に先発の不安定さが露呈し、シーズンQS率が37%パ・リーグ最低だった。一方で平良海馬プロ野球記録となる開幕から登板39試合連続失点をマークするなど孤軍奮闘した。

チームが低迷していた時に度々ホームランで救ってきたエルネスト・メヒアもこの年を以て庭の事情で退団し、前半戦を借5で折り返す。後半戦でも攻守が復調しないまま低迷し、西武ライオンズ初年度の1979年以来の最下位でシーズンを終えた。

9月4日には西武一筋の栗山巧が通算2000本安打を達成したが、球団史上初の生え抜き選手による達成者となった。

この年を以て平成怪物松坂大輔が現役を引退した。

東北楽天ゴールデンイーグルス

首脳陣
一軍 二軍 育成
所属選手

太字は開幕一軍
は入団灰色は退団

投手 捕手 内野手 外野手
戦績(66勝62敗15分)監督:石井一久

田中将大の8年ぶりとなる電撃復帰が話題となったシーズン田中に加え、涌井秀章岸孝之則本昂大の4人合計で通算538勝、さらに4球団競合のドラフト1位ルーキー早川隆久で構成される先発ローテーションは強で、優勝補に上げる解説者も多かった。3・4月は涌井の傷の4連勝もあって大きく勝ち越したが、涌井と早川が相次いで勝運から見放されるようになると徐々に失速、交流戦は何とか勝ち越し、首位と僅差(1.5ゲーム差)ではあるものの2位で前半戦を折り返した。

しかし、8月リリーフエース松井裕樹が故障するとチームの勢いは全に止まってしまう。9月10月は共に5割で乗り切ったものの、松井さえ居れば逃げ切れた試合も少なくなかった。最後はオリックスロッテ優勝争いに割って入ることも出来ず、3位でシーズンを終えた。5月以降は1つの負け越しであり、よく言えば3・4月の貯を最後まで守りきったとも言える(今シーズンは最後まで勝率5割を割り込まなかった)。

田中は好投はするものの勝運から見放され(防御率5位で4勝9敗)、外国人選手も総崩れとなった。前年本塁打王浅村栄斗は絶不調に陥ったものの、代わりに4番打者に抜された島内宏明は初の打点王き、ここ数年低迷していた岡島豪郎復活を遂げた。前年故障離脱した茂木栄五郎レギュラーに復帰した。

クライマックスシリーズでは2位ロッテと対戦したが、第1戦ではサヨナラ負け、第2戦では同点だったが9回表に得点を挙げられなかったことでファイナルステージ進出の可性が途絶え、規定による引き分けで敗退した。

北海道日本ハムファイターズ

首脳陣
一軍 ファーム
所属選手

太字は開幕一軍
は入団、灰色は退団

投手 捕手 内野手 外野手
戦績(55勝68敗20分)監督:栗山英樹

が軒並み不振に陥り、開幕7連敗を喫して、くも最下位に低迷する。8月4日中田翔暴力事件が発覚したことで期限の出場停止処分が下され、中田は後半戦開幕前に巨人にトレードされた。

淺間大基野村佑希高濱卓也ら若手の台頭はあったが、近藤健介を4番打者に据えざるを得ない打線の弱さは深刻で、チーム本塁打リーグ一の2桁に留まり、得点最低だった。それでも投手はよく健闘し、エース上沢直之は12勝(防御率リーグ3位)、ドラフト1位伊藤大海も10勝(防御率リーグ4位)を記録した。堀瑞輝も60試合に登板して最優秀中継ぎ投手き、10月19日西武との直接対決勝利したことで最下位を免れた。

10月16日には栗山英樹の退任が発表された。後任は新庄剛志が就任した。

オリックス・バファローズ

首脳陣

2021年シーズンから一軍監督二軍監督以外のコーチについて、一・二軍の分担制を止した。(参照:日刊スポーツexit

一軍・二軍・育成
所属選手

太字は開幕一軍
は入団灰色は退団

投手 捕手 内野手 外野手
戦績(70勝55敗18分)監督:中嶋聡

開幕戦では山本由伸登板したが、開幕戦からの連敗を12としてしまい、先はBクラスに低迷していた。ここまでロマン砲として一軍で出ていた杉本裕太郎覚醒し4番に定着、代打の切り札にアダム・ジョーンズが控えた打線はしっかり得点を積み重ねる。山本由伸宮城大弥の左右エースを軸に複数の投手を使い分ける継投策、メジャーから復帰し抑えの座に返り咲いた平野佳寿らの投手は相手打線に逆転を許さない。2010年以来11年ぶり2度交流戦優勝を達成して借を返済。首位に躍り出ると、失速することはなくリーグ戦再開後も勢いを持続する。

開幕当初は攻守ともに若さが出ていた高卒2年紅林弘太郎が辛抱強く使い続けられたことによって後半戦は要所要所で活躍した。10月25日楽天戦では山本由伸が球団新記録の15連勝を挙げ、隠れマジックを1とし、ロッテより一足先にシーズンを終える。10月27日ロッテが敗れたことで、25年ぶりのリーグ優勝を達成した。


クライマックスリーズではロッテと対戦し、4連勝でストレート勝ちで日本シリーズに進出する。


日本シリーズではヤクルトと対戦。5試合接戦を繰り広げたが、2勝4敗で敗退した。

セントラル・リーグ

読売ジャイアンツ

首脳陣
一軍 二軍 三軍・巡回
所属選手

太字は開幕一軍
は入団灰色は退団

投手 捕手 内野手 外野手
戦績(61勝62敗20分)監督:原辰徳

オフシーズン梶谷隆幸井納翔一を獲得し、MLB移籍をしていた菅野智之がまさかの残留とマイナス要素が一切なく始まった。優勝確実と思われたはずのシーズンだったが予想外の苦戦を強いられる。前半戦はにもにも故障者が相次ぎ、攻守の絶対的な要として君臨していた坂本勇人骨折で1ヶ離脱、菅野先発ローテーションを守ることができずに離脱が相次ぐなど既存戦も故障が相次いだが、新戦は悲惨な有様で、井納は投げる度に炎上し、梶はそこそこ活躍してたが骨折で離脱すると痛まで引き起こしそのまま一軍に戻ってくることはなかった。シーズン途中で日本ハムから中田翔を獲得したが、結果を残せなかった。

外国人に関してもジャスティンスモークは家族の来日の途が立たずに退団し帰エリック・テームズは不慣れな外野守備につけさせられた挙句に守備でアキレス腱を断裂し今季絶望という悲惨さで一人プラスとしては働かなかった。

それでも前半戦は2位折り返し9月の入りにはフラグのせいで失速しまくった阪神を追い抜いたが、ここから悪夢が始まった。

次の甲子園阪神戦のカードで1勝もできずにあっという間に首位から転げ落ちると後半戦に入り全てが嚙み合い破の勢いで貯を積み上げ始めたヤクルトにも抜かれ、その間に5連敗と6連敗をするなど負けが込み9月頭には首位に立っていたのが噓のように優勝争いからあっという間に脱落。10月にも入ると最大15あった貯を10連敗で全て吐き出し、優勝争いどころか最大15ゲーム離していた広島CS出場権を争う羽になる。この9月以降の巨人どころか戦後プロ野球史上最大級の大失速の結果CS出場権のみは辛うじて確保したものの19月開始時点では勝率で上回っていたはずの優勝したヤクルト2位阪神とに11ゲーム差の3位という結果に終わった。この大失速劇は8月下旬から菅野山口・戸郷・高橋メルセデスの5人を中4日から5日のローテで回したことが最大の原因と言われている。

CSではその阪神に2連勝したが、優勝したヤクルト相手には2連続で完封負けを食らい3試合で合計2点しか取れないという悲惨さでストレート負けを喫した。

阪神タイガース

首脳陣
一軍 二軍
所属選手

太字は開幕一軍
は入団灰色は退団

投手 捕手 内野手 外野手
戦績(77勝56敗10分)監督:矢野燿大

開幕3連勝と好スタートを切り、3月4月は20勝9敗で首位を快走。ドラフト1位佐藤輝明レギュラーに定着し、新人離れしたパワーを見せつけ、チームも上昇気流に乗った。しかし佐藤輝明マークされだし、大山悠輔が故障、ジェリー・サンズが打てなくなってきたことで陰りが見えだす。

投手においては先発中継ぎエース岩崎優、抑えのロベルト・スアレス一通り結果を残していたが、8回に繋ぐまでの中継ぎボロボロエースとしての働きをめられた西勇輝6月28日までに勝ちがつけられず、チーム火曜は2勝しか勝ててなかった。

後半戦は佐藤輝明も打撃不振に陥り、クリーンアップが固定できなくなったことで打線が機しづらくなり、9月以降に勢いがついたヤクルトを止められず、調子を上げた投手でどうにか耐えしのいでいくもシーズン終戦に遂に尽き敗戦、同日にヤクルト勝利したことでV逸が確定。9月末にヤクルトに首位を奪われてからは1度も首位に立つことはできずにゲーム差なしの2位に終わった。


クライマックスシリーズでは3位の巨人と対戦し、2連敗で敗退した。

中日ドラゴンズ

首脳陣
一軍 二軍
所属選手

太字は開幕一軍
は入団灰色は退団

投手 捕手 内野手 外野手
戦績(55勝71敗17分)監督:与田剛

前年は5割以上の勝率を残して3位に食い込んだが、打線の弱さは深刻だった。前年に沢村賞き、FA権を取得した大野雄大の残留で財を使い果たしたのか、ランディロサリオマイク・ガーバー、さらに阪神タイガースを退団した福留孝介の復帰程度しか補強がなく、開幕から先行きが不安視されていた。

故障がちで欠場が多いが、数字そのものは悪くなかったソイロ・アルモンテの代わりに獲得したガーバーは全く使い物にならず、平田良介阿部寿樹が離脱してただでさえ弱い打線のさらなる弱体化を招く結果となった。前年3割を記録した高橋周平内野手は大スランプに陥り、チーム打率リーグ最下位、本塁打数はチーム全体で69で優勝したヤクルトの3番4番の合計本塁打にも足りないという本拠地を考えても絶望的な貧打に陥りあまりの選手層の薄さで福留が準レギュラーになるような有様であった。

それでも投手は健闘し、5年柳裕也投手が本格的に開して最優秀防御率き、祖父江大輔投手ライデル・マルティネスに加えて復活した田島慎二で強リリーフを構成し、チーム防御率1位だった。

しかしいくら投手が抑えても上述の様な貧打では満足に勝ちを伸ばすことはできず前年最下位のヤクルトがAクラス入りしていたため開幕から浮上する様子はなくBクラスに名を連ねる。交流戦では5割以上の勝率を残して4位となり、5月9月に勝ち越すなど低飛行ながら「安定した」戦績で4位をキープしていたが、10月尽き、5位に転落してシーズンを終えた(最下位まで1.5ゲーム差)。

閉幕前の10月12日に、監督与田剛の辞任が球団より発表された。後任は3代ミスタードラゴンズで知られる立浪和義が就任した。

横浜DeNAベイスターズ

首脳陣
一軍 二軍・育成
所属選手

太字は開幕一軍
は入団灰色は退団

投手 捕手 内野手 外野手
戦績(54勝73敗16分)監督:三浦大輔

三浦大輔監督1年シーズン新型コロナウイルス感染拡大の外国人全員来日できず、戦弱体化先は大きく負け越し、くも最下位が定位置となった。セ・パ交流戦に入ると好調になり、優勝したオリックスに2ゲーム差の3位と復調したかに見えたが、チームは乗り切れずに低迷。6年ぶりの最下位に終わった。この年はオリックス優勝したため、優勝が最も遠いチームとなった。

打線こそドラフト2位牧秀悟以下、3割打者を4人(タイラー・オースティンは惜しくも規定打席に届かず)も輩出するという快挙だったが、投手が全壊した。乱調山崎康晃に代わり、前年に続いてストッパー名された三嶋一輝だったが、メンタルの弱さを露呈して救援失敗を繰り返した。昨年離脱した今永昇太が復調の兆しを見せたことが、数少ない明であろうか。

オフ相川亮二石井琢朗斎藤隆鈴木尚典といったかつ横浜ベイスターズに所属した元選手たちがコーチに就任した。さらに楽天自由契約になった藤田一也も復帰することになった。

広島東洋カープ

首脳陣
一軍 二軍 三軍
  • (78)畝実(統括)
  • (87)澤崎俊和(投手育成強化担当)
所属選手

太字は開幕一軍
は入団灰色は退団

投手 捕手 内野手 外野手
戦績(63勝68敗12分)監督:佐々岡真司

チームの状態はまずまずだったが、5月17日菊池涼介小園海斗、正随優弥が相次いで新型コロナウイルスに感染。特例があったとはいえ5月18日巨人戦前に16選手を入れ替える事態となった。さらに鈴木誠也長野久義らも陽性判定を受け離脱。マツダスタジアム行予定だった5月21日からの対阪神3連戦、25日からの対西武3連戦(のうち前半2戦)が中止(延期)となる異常事態が発生した。同時期に始まったセ・パ交流戦では3勝12敗3分と最下位を独走してしまい、交流戦で好調だった最下位の横浜DeNAベイスターズに順位をひっくり返されてしまった。前半戦は辛うじて5位で折り返した。

後半戦は8月こそ惜しくも負け越したものの、9月、10・11月は勝ち越した。特に10・11月13勝7敗1分と大きく勝ち越し、後半急失速した読売ジャイアンツにあと一歩というところまで迫り、最終的に4位となった。年間の負け越しが5、交流戦の負け越しが9なので、セ・リーグに限れば実は勝ち越していた。

前年新人王の森下暢仁ムエンゴに苦しんで勝ちが伸びなかったのは誤算だったが(防御率2点台でリーグ4位ながら8勝に終わる)、ドラフト1位ルーキー栗林良吏が新人最多セーブタイ記録の37セーブ記録して新人王にき(防御率0.86)、九里亜蓮が13勝をあげて最多勝いた。野手も若手の成長が著しく、林晃汰小園海斗レギュラー争いで一歩リードした他、一塁手としての起用が増えた坂倉将吾鈴木誠也に次ぐリーグ2位打率.315記録した。

東京ヤクルトスワローズ

首脳陣
一軍 二軍
所属選手

太字は開幕一軍
は入団灰色は退団

投手 捕手 内野手 外野手

戦績(73勝52敗18分)監督:高津臣吾

2019年2020年と二年連続で最下位に沈んだ辱をらすべく昨年度FA権を獲得した山田哲人小川泰弘石山泰稚の三名を全員複数年契約で残留させ、さらには新外国人としてホセ・オスナドミンゴ・サンタナサイスニード福岡ソフトバンクホークスから自由契約になっていた内川聖一を獲得するなど例年にない補強を行い2021年シーズンを迎えたが新外国人新型コロナウイルスで入が遅れ結局前年度とほとんど変わらないメンバーで開幕し開幕カードで三連敗と苦しい開幕となる。更にはコロナウイルス青木宣親川端慎吾々に離脱するなど暗が立ち込めた。

しかし、前年怪に泣かされど出番のなかった中村悠平青木の代役の二番として3割近くの打率を残しその離脱期間に借を作らず、離脱していたメンバーが戻るとそれと前後して遅れてきた新外国人が来日、ここまで怪二軍の帝王かで鳴かず飛ばずだった塩見泰隆覚醒すると前年度大不振だった山田哲人復活オスナサンタナの両名も期待に沿った活躍を見せたこと、更には代打の切り札として復活した川端代打のみで30安打代打打率.366というな成績を叩き出したことにより打線が安定、昨年とは打って変わって強打線を擁し快調にを重ねた。

投手シーズン始まった当初は先発は足りず昨年度好成績を収めた守護石山はいまいちピリッとせず守護から外されるなどこちらは前半戦は前評判通りといったであった。しかし後半戦に入ると一軍のに合い始めた奥川恭伸が中10日をける起用だが絶対的な制球で投げるたびに抑えまくり高橋奎二も前年度までのノーコンっぷりがのように安定、戦外からの獲得だった今野龍太が安定した投球で勝ちパターン入り、石山の代役としての守護だったマクガフは劇場をしながらもしっかりと守護としての役割を果たし投手も去年までがのように安定しだした。

先発投手に多めの調整期間を与え万全の体調で投げさせる起用法もハマり9月後半には10連戦があったがその前後を含めて13戦負けなしの9連勝一気に首位に躍り出る。そのまま一度も首位の座を譲ることはなく優勝を決めた。パ・リーグではヤクルト優勝の翌日にオリックス優勝したことによりプロ野球史上初となるリーグ共に前年度最下位のチーム優勝となった。

リーグ一の600得点える強打線を擁しつつ3割打者は0人投手不利球場として有名な神宮を本拠地としながらリーグ3位のチーム防御率を残した投手も二桁勝利0人、規定投球回到達も0人と傑出した成績を残した選手は意外と少ないながらも起用法、バランスの良さがハマっての優勝となった。


CSでは巨人と対戦し、後半戦の投手の勢いそのままに巨人打線に2点しか取らせずにストレートで勝ち抜け。


日本シリーズではパ・リーグ覇者オリックスと対戦。1戦こそ手痛い落とし方をするものの2戦高橋奎二完封し流れを変えると接戦を制し日本一いた。

競技結果

順位

パシフィック・リーグ















1 オリックス オリックス 70 55 18 .560 -
2 ロッテ ロッテ 67 57 19 .540 2.5
3 楽天 楽天 66 62 15 .516 5.5
4 ソフトバンク ソフトバンク 60 62 21 .492 8.5
5 日本ハム 日本ハム 55 68 20 .447 14.0
6 西武 西武 55 70 18 .440 15.0
セントラル・リーグ
















1 ヤクルト ヤクルト 73 52 18 .584 -
2 阪神 阪神 77 56 10 .579 0.0
3 巨人 巨人 61 62 20 .496 11.0
4 広島 広島 63 68 12 .481 13.0
5 中日 中日 55 71 17 .437 18.5
6 DeNA DeNA 54 73 16 .425 20.0

ポストシーズン

クライマックスシリーズ 日本シリーズ
ヤクルト (2勝1分) ヤクルト(4勝2敗)
阪神(2敗) 巨人(2敗1分)
巨人(2勝)
ロッテ(1勝1分) ロッテ(2敗1分) オリックス(2勝4敗)
楽天(1敗1分)
オリックス (2勝1分)

タイトル

野手

タイトル セントラル・リーグ パシフィック・リーグ
選手名 球団 成績 選手名 球団 成績
首位打者 鈴木誠也 広島 .317 吉田正尚 オリックス .339
最多本塁打 村上宗隆

岡本和真
ヤクルト

巨人
39 杉本裕太郎 オリックス 32
最多打点 岡本和真 巨人 113 島内宏明 楽天 96
最多安打 近本光司 阪神 178 荻野貴司 ロッテ 169
最多盗塁 中野拓夢 阪神 30 荻野貴司

和田康士朗

西川遥輝

源田壮亮
ロッテ

ロッテ

日本ハム

西武
24
最高出塁率 鈴木誠也 広島 .433 吉田正尚 オリックス .429

投手

タイトル セントラル・リーグ パシフィック・リーグ
選手名 球団 成績 選手名 球団 成績
最優秀防御率 柳裕也 中日 2.20 山本由伸 オリックス 1.39
最多勝利 青柳晃洋

九里亜蓮
阪神

広島
13 山本由伸 オリックス 19
最多奪三振 柳裕也 中日 168 山本由伸 オリックス 206
最高勝率 青柳晃洋 阪神 .684 山本由伸 オリックス .783
最優秀中継ぎ投手 清水昇 ヤクルト 53 堀瑞輝 日本ハム 42
最多セーブ投手 ロベルト・スアレス 阪神 42 益田直也 ロッテ 38

表彰

ベストナイン

年度 セントラル・リーグ パシフィック・リーグ
選手名 球団 選手名 球団
投手 柳裕也 中日 山本由伸 オリックス
捕手 中村悠平 ヤクルト 森友哉 西武
一塁手 ジェフリー・マルテ 阪神 ブランドン・レアード ロッテ
二塁手 山田哲人 ヤクルト 中村奨吾 ロッテ
三塁手 村上宗隆 ヤクルト 宗佑磨 オリックス
遊撃手 坂本勇人 巨人 源田壮亮 西武
外野手 鈴木誠也 広島 杉本裕太郎 オリックス
近本光司 阪神 吉田正尚 オリックス
塩見泰隆 ヤクルト 柳田悠岐 ソフトバンク
指名打者 - 近藤健介 日本ハム

ゴールデングラブ賞

年度 セントラル・リーグ パシフィック・リーグ
選手名 球団 選手名 球団
投手 柳裕也 中日 山本由伸 オリックス
捕手 中村悠平 ヤクルト 甲斐拓也 ソフトバンク
一塁手 ダヤン・ビシエド 中日 中村晃 ソフトバンク
二塁手 菊池涼介 広島 中村奨吾 ロッテ
三塁手 岡本和真 巨人 宗佑磨 オリックス
遊撃手 坂本勇人 巨人 源田壮亮 西武
外野手 鈴木誠也 広島 荻野貴司 ロッテ
近本光司 阪神 辰己涼介 楽天
大島洋平 中日 柳田悠岐 ソフトバンク

月間MVP

機構
/
セントラル・リーグ パシフィック・リーグ
投手 球団 野手 球団 投手 球団 野手 球団
3月4月 高橋優貴 巨人 菊池涼介 広島 涌井秀章 楽天 L・マーティン ロッテ
5月 R・スアレス 阪神 佐藤輝明 阪神 N・マルティネス ソフトバンク 吉田正尚 オリックス
6月 青柳晃洋 阪神 T・オースティン DeNA 山本由伸 オリックス 杉本裕太郎 オリックス
7月8月 T・ビエイラ 巨人 鈴木誠也 広島 山本由伸 オリックス 藤原恭大 ロッテ
9月 床田寛樹 広島 鈴木誠也 広島 山本由伸 オリックス 柳田悠岐 ソフトバンク
10月 伊藤将司 阪神 牧秀悟 DeNA 山本由伸 オリックス 近藤健介 日本ハム

その他表彰

年度 セントラル・リーグ パシフィック・リーグ
選手名 球団 選手名 球団
最優秀選手 村上宗隆 ヤクルト 山本由伸 オリックス
最優秀新人 栗林良吏 広島 宮城大弥 オリックス
セ・パ交流戦MVP - - 山本由伸 オリックス
日本シリーズMVP 中村悠平 ヤクルト - -

FA権取得者

太字は権利を行使した選手。

セントラル・リーグ パシフィック・リーグ
球団 FA権 海外FA権 球団 FA権 海外FA権
巨人 日本ハム
ヤクルト
  • --
楽天
DeNA 西武
  • --
ロッテ 中日
  • --
オリックス 阪神
  • --
ソフトバンク 広島

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関連項目

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掲示板

  • 55 ななしのよっしん

    2022/02/02(水) 14:52:58 ID: cs1JeetgN7

    楽天松井さえいれば逃げ切れた試合もあったって記述されたけど、そんなん認めて書きまくったら他のチームだってそうだし。代わりになる選手が出てこれなかっただけだよ。
    そういうのを上手く埋めて優勝に向かえるんじゃないの?

    オリックス吉田正尚が抜けたけど、上手いこと切り抜けて優勝できたわけじゃない?

    ちなみに西武増田の代わりに平良が入ってセーブを積み重ねたけど、もう山賊打線の面がないぐらい打線が弱かったからあんま変わらなかったと思ってる。

    要はするがまなぶ氏の編集は偏りが多すぎる。

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  • 56 ななしのよっしん

    2022/02/02(水) 22:53:33 ID: HXzK2CZ1z8

    >>55
    松井じゃないから逃げ切れなかった」という
    事実しか書いてないのに、何が不満なんだ?

    君には「松井さえいれば優勝できたんだ!」という
    見苦しい喚きにしか見えないのか?

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  • 57 ななしのよっしん

    2022/02/02(水) 23:28:02 ID: cs1JeetgN7

    >>56
    五分五分でね。
    松井がいればとは思ったが、一方で代わり育ってないのかとも思ったわけで。
    松井は絶対的な抑えでもなく、先発やってた時期あったろ。

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