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ヘルベルト・フォン・ゴールデンバウム単語

ヘルベルトフォンゴールデンバウム

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ヘルベルト・フォン・ゴールデンバウム(Herbert von Goldenbaum)とは、「銀河英雄伝説」の登場人物である。
CV.石野竜三オーディオブック版)。

概要

ゴールデンバウム朝銀河帝国20代皇帝フリードリヒ3世息子
四人兄弟の三男であり、長グスタフ、次にマクシミリアン・ヨーゼフ、そしてにリヒャルトがいる。

ダゴン域会戦の敗者」という不名誉な呼び名で史上有名である。

性格と対人関係

三男として生まれたヘルベルトであるが、長グスタフ病弱皇太子として不安がられており、また次マクシミリアン・ヨーゼフも母親に後ろがなく立場が弱かったことから、位がその手に転がり込む可性は十分にあった。こと彼の生まれた時代が宮廷陰謀の相次ぐ不穏な時代であったならば尚更のことである。

と違って健康体で体格もよく、一応は美男子だった彼は、一時の感情に振り回されて精不安定になるきらいはあるにせよ、自身が大公として上位にあるかぎりは陽気で気のいい人物だった。行動それなりにあり、最低限必要な程度にはな態度を取ることもできたことから、取り巻きの友人や部下からもそれなりに人望を得ていたという。ダゴン域という戦場にあっても、味方が有利なうちは勇敢さを示し、前線で全軍を叱することもできた。

実際、彼は競争相手にならない病弱な長や分をわきまえた次については排そうという気を起こさなかったし、「ある種のを思わせるたるんだ」を持つ父親のような外見にはなりたくないと思う程度には自己抑制の感情を備えていた。ただ、競争相手であるリヒャルトだけは別で、傍から見れば容姿も性格も似通っていたゆえの自覚の同属嫌悪か、互いにしく憎みあっていた。

皇族貴族といった類以外に対しては大した関心も持っていなかったらしいが、民出身の女で次付きのジークリンデにちょっかいをかけて肘を食らわされたこともあった。これには彼も憤り、後々まで根に持っている。

そんな彼の問題点はなによりも皇族という生まれから来る挫折知らずの経験であり、それゆえに何事も意のままになると考えるような驕慢さを発する点であった。それが彼に最悪の敗北をもたらすことになる。

「史上空前の壮挙」

自由惑星同盟の発見が、彼の挫折の始まりだった。

「史上前の壮挙」と呼ばれた同盟に対する遠征が始まった時、ヘルベルトはリヒャルトを差し置いて討伐軍の総司令官に勅任されたことで位の継承が実質的に確定したことで得意の絶頂にあった。彼は軍の階級を与えた自身の友人で幕僚の半数までを埋め、初従軍の将官が4名、佐官が8名誕生するほどだった。

緒戦の高揚

それでも、最初のうちはヘルベルトは一応の緊感を持っていた。
しかし、後のイゼルローン回廊を通る頃までにはその鉱床も尽き、友人たちと遊にふけるようになった。とはいえそれはまともな幕僚たちから見れば素人に軍務に口出しされない環境ということでもあり、願ってもないことではあった。
また、彼は航路上で事故が発生した際にシャトルを仕立てて現場の視察に出、そのために艦隊行動が停止することがままあったが、部下が「に期待されているから」と言えば再び前進させることができたという。

帝国3317月14日に開始されたダゴン域会戦の前半において、実際の戦闘ゴッドリーブ・フォン・インゴルシュタット中将揮に任せられ、緒戦では帝国軍の優勢であった。しかし、緒戦の勝利によって極端に楽観的になったヘルベルトは自身の揮権を行使し、驕りに任せて全軍に全面攻勢を命じる。「各艦隊は各方向へ進発して敵軍を捕捉し、これを撃滅せよ」などという抽的な命、しかもダゴン域ほど複雑に入り組んだ域でのそれは、熟練の幕僚たちにとっては絶対に取りたくない作戦であったが、従わないわけにはいかなかった。

戦闘中盤の7月18日帝国軍の本隊は同盟軍本隊との全面戦闘に突入した。この時ヘルベルトは自ら旗艦を最前線において全軍を叱し、幾度も前進命を発する勇敢さを見せて部下の士気を高揚させている。前述の繰り返しになるが、決して彼が臆病だったわけでも、人望がなかったわけでもなかったのだ。

敗北と挫折

しかし彼の謀な命の結果は、7月20日になって全軍の戦術行動の破綻という形で現れた。なんとか全軍の連絡を確立しようとするインゴルシュタット中将の努もむなしく、二重の敵味方誤認によってパッセンハイ中将が戦死したのである。憤ったヘルベルトはインゴルシュタットを糾弾し、階級章をむしり取って踏みつけることまでした。武人の持を全に踏みにじったこの行動で、彼は部下――つまり戦闘の役に立つ幕僚たち――からの人望を全に失った。

それでもなお、めて発せられたヘルベルトの戦術判断は全な的外れでもなかった。彼はなりふり構わず全軍を再集結させようとしたのである。当然それは同盟軍の知ることとなり、帝国軍は全な包囲下で潰滅させられることとなる。これが「ダゴン域の敗北」の末であった。

命からがら帝国に戻ったヘルベルトは、敗北によって掴む寸前の位が失われたことで虚脱状態にあり、離宮のひとつで精科医に治療されることとなった。体のいい監禁である。むろん皇族のヘルベルトに的な罰を与えることはできず、贄としてインゴルシュタットが銃殺刑に処されることとなった。

その後

ダゴン域の敗戦によって前の位を失った後のヘルベルトは離宮に監禁されていたようだが、それでも彼は位を手にするため、宮廷に陰謀の糸をり巡らせた。

22皇帝となった長グスタフが在位日余にして殺されたのは、彼の配下の手によるものだった。さらに第23皇帝で次マクシミリアン・ヨーゼフ2世によって半盲となったが、これにもヘルベルトが関与していた可性がある。

しかし、これらの陰謀を繰り返してなお、ヘルベルトも、あるいは憎んでいたのリヒャルトも、ついに冠を戴くことはできなかった。そして、世はマクシミリアン・ヨーゼフの清新の時代へと移り変わっていったのである。

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掲示板

  • 2ななしのよっしん

    2014/07/01(火) 02:15:48 ID: PqYg3ysvfe

    なことにこの人が負けて同盟に帝国人間が大量に亡命したことが
    民主主義を腐らせ自由惑星同盟を倒す起因になったんだよなあ
    こういう歴史のつながりを感じれるのもおもしろい

    しかしアニメ出てたのか・・・皇族シリーズの方々は顔覚えてない人が多いわ

  • 3ななしのよっしん

    2016/02/26(金) 21:03:47 ID: WRya25fbp0

    とはいえ大量亡命がなかったら帝国に対抗できるくてコルネリアス1世の遠征あたりで滅ぼされてしまったのでは

    ダゴンの時も根こそぎ動員して25000隻がやっとってだったのがのちのち数十万隻保有するになれたのは大量亡命のおかげだろうし

  • 4ななしのよっしん

    2019/01/06(日) 23:31:50 ID: 4Dl5mmdQwL

    >>3
    同盟艦隊の常備戦数は、帝国との遭遇をいずれ来るものと覚悟して創られたとはいえ
    それが遠い未来なのか間近に迫った脅威なのか分らない状態ではそうそう万端には準備
    できなかったという事情もあるだろう
    最小限の備えで済むなら可な限りリソースは民生に使いたいし

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最終更新:2019/10/14(月) 22:00

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