ヘル朝鮮とは、主に韓国の若者が自国のことを地獄のようだと表現したスラングである。
英語で地獄を表す「ヘル(Hell)」と「朝鮮」を組み合わせた造語で、韓国社会の生きづらさを自嘲したもの。
2012年頃にインターネット上で誕生すると、2015年5月に「韓国卑下のハブ」を自認するサイト「ヘル朝鮮」が開設されたことにより一気に広まっていった。
この言葉の背景には、若者の高い失業率や過酷な受験戦争などがあるといわれている。
韓国では、日本の東大に相当するソウル大を卒業しても就職率50%といわれるほど超就職氷河期で、また、富裕層やエリート官僚による縁故採用がはびこるなどの不公正な就職状況もあいまって、若者たちの社会への不満がつのっている。
そんな中自国を見限って、国外に働き口を求める若者も少なくない。
ただ、20代、30代より上の世代は、そんな若者たちの思いを理解しているとはいいがたく、特に1960~70年代の経済成長や80年代の民主化を経験した世代は、現在の社会構造の問題を考慮せずに、単に努力が足りないせいだと若者たちを批判することもあり、そうしたことも若者たちの不満を助長している。
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最終更新:2024/04/19(金) 21:00
最終更新:2024/04/19(金) 21:00
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