ベアトリーチェ(Beatrice)とはイタリア語の女性名の一つ。愛称形はビーチェ(Bice)。
後期ラテン語(2世紀後期~6世紀)の女性名ベアートリークス(Beatrix 、「喜びの運び手」)に相当する。初期キリスト教徒にありふれた名前だったが、広く普及したのは後述のダンテの諸作品の影響による。
「くっくくくっくくくくく、ひーっひひっひひひひひひひひひひひひ!!」
ベアトリーチェとは、07th expantion制作のサウンドノベル『うみねこのなく頃に』に登場する魔女である。
愛称はベアト。1000年を生きたといわれる魔女であり、様々な魔法を習得している。
通称、無限の魔女・黄金の魔女。その姿は右代宮家の玄関に飾られている肖像画に描かれている。
性格は残酷で弱いものいじめが大好き。その一方、相手にされないとすねたりするなど、どちらかといえば幼い子供がそのまま大きくなってしまったような印象を受けることもある。
かつては右代宮家当主の金蔵に莫大な黄金を貸付け、右代宮家復興の手助けをしたとも言われている。
また、ゲームの舞台となる六軒島の伝説の存在として扱われており、『森の中に潜んでいる』『時おり屋敷の中を徘徊している』などの噂が使用人の間で流れている。
さらに、金蔵の命令により、玄関の肖像画には彼女が貸し与えた黄金の隠し場所を示している碑文が刻まれている。碑文はベアトリーチェの復活の儀式についてかかれており、この碑文の謎を解いたものにはその黄金と右代宮家当主を継承することができるらしいが・・・?
ゲームは彼女の起こす殺人事件が『魔法』でしか実行不可能な魔女の犯行か、『トリック』で説明可能な人間の犯行かを推理するという流れで進んでいく。その際、前者を主張するのがベアトリーチェ本人であり、後者を主張するのが戦人である。
好きなものは紅茶とアイスクリームで、嫌いなものは退屈と、自分を否定する者。その実態は「ニンゲンの誰かじゃなく、この世界のルールが擬人化した存在」とされているが、EP2では同時に自らが盤上の登場人物の一人として六軒島に降り立ち、黄金の蝶、山羊の従者、煉獄の七杭(七姉妹)などを操り常識では考えられない方法で殺人事件を起こした。また、上位世界では自分に有利な事柄を無条件で真実とすることができる赤き真実を使って戦人を苦しめる。
本作において「ベアトリーチェ」は複数登場する。
1945年、太平洋戦争末期に六軒島に辿り着いた人物であり、イタリア社会共和国高官の娘。愛称はビーチェ。
英語が喋れる為、金蔵と一緒に両国の通訳をしていた。やがて彼女と一緒にやってきた黄金10tを巡り両軍で殺戮が始まったが、金蔵と共に生存。金蔵は既に既婚者であったが、戦後ビーチェを小田原に住まわせ、二重の生活をしていた。六軒島に九羽鳥庵に移住し子どもを出産した。しかし、産後死亡した。
金蔵とビーチェの子ども。ビーチェ死後、九羽鳥庵で金蔵から「黄金の魔女」として育てられたが、自身は魔法が使えないために本当は魔女ではないのではと悩んでいた。
1967年に楼座と出会い、崖から落ちて死亡する。その際、金蔵の子を身ごもっていたが、その子の命は源次の手配によって助けられる。
ちなみにこの九羽鳥庵のベアトリーチェは、CS版ではビーチェの子ではあるが金蔵の子ではないという設定になっている。そのため九羽鳥庵のベアトリーチェと金蔵はCS版においては近親相姦にはならない。
六軒島で囁かれる亡霊。内容は「夜な夜な館のなかを徘徊する」「ベアトリーチェ様を馬鹿にした使用人が大怪我をした」というありふれた怪談話。使用人らは昼の主である金蔵に対して夜の主であるベアトリーチェにも畏怖する。
金蔵の妻や蔵臼たちは幼い子どもに対し、「森には魔女がいるから入ってはいけない」と体のいい脅し文句として言い聞かせていた。
儀式殺人は行わず、使用人が夜の戸締りとして閉めた窓の鍵を開けるといったイタズラ程度のことをして、魔女としての力を蓄えようとしている。戦人を認識してはいるが戦人への執着はない。
金蔵と九羽鳥庵のベアトリーチェの子ども。Ep5で夏妃に預けられた赤ん坊であり、Ep5で登場する「19年前の男」でもある。
絶望的なまでに低い確率(ベルンカステル曰く「257万8917分の1」)で夏妃に受け入れた場合は右代宮家の次期当主として「右代宮理御」となる。
しかし夏妃に見捨てられる確率が257万8917分の257万8916とあまりに高い。その場合は「ヤス(ベアトリーチェ)」となる。源次によってその命を救われ、存在を秘匿され、福音の家で育てられる。
他の使用人よりかなり若い段階で右代宮家の使用人となり働く事になるが、幼く、ミスが多いこともあり他の使用人からは罵倒される日々であった。一方で、「空想の友達」を作り出す才能に秀でており、魔女の存在を作り出した。
幼い頃に交わした戦人との約束があるが、当の戦人は特に大きくは気に留めなかった。ヤスはそれを信じていたが、その想いを諦める事になる。現実世界で譲治と交際していたのはヤスであり、戦人が1年早く戻ってきていれば譲治を諦め、1年遅ければ戦人との想いが吹っ切れた後だったが、最悪のタイミングで戦人は戻ってきた。
碑文の謎を解き、次期当主となるがその権限は事件のその時まで凍結していた。権限を行使する時はヤスの真実を知っている源次・南條・熊沢らは協力する事を誓う。
作中においては紗音(嘉音)=ヤスであり、基本的に権限を行使し南條に死亡宣言をさせ浮いた存在になった所で殺害を行う事で大半のトリックが解説出来る。
理御の中性的な描写、ヤスが「恋をすること事が出来ない体」と自ら表現している点など肉体的あるいは精神的な病を抱えていると想像出来る。
掲示板
85 ななしのよっしん
2023/09/24(日) 05:39:33 ID: ZEJwb1Aq7W
>>84 正論過ぎてグゥの根も出ない
あと本人の悪意じゃないとはいえ、本来金田一やコナンポジションになるはずだった明日夢さんは虚弱&乗り物酔い&死亡で来れないという・・・ この夫婦碌でもねぇな
86 ななしのよっしん
2024/02/12(月) 12:28:54 ID: mreSwVwMG0
>>68
線引き云々は二周目のほうが楽しめるのよな。
一周目だと、やはりみんな真相の答え合わせをしたいからね。
そこの辺りで作者と顧客のすれ違いがあったのが、うみねこ失敗の一番の原因だろうな。
87 ななしのよっしん
2024/02/12(月) 12:40:21 ID: mreSwVwMG0
古畑任三郎みたいに、エピソード1で犯人の犯行描写を堂々と明かして、エピソード2から線引き云々の魔法描写を見せつつ、魔法描写の答え合わせをする路線でもありだったと思う
もしくは、ひぐらしみたいに、エピソード5で犯人目線の話をやって、エピソード6からそれ以外の細かい部分の答え合わせでもよかった
漫画版を読んでたけど、真相が明かされるまでが長すぎて苦痛だった
ひぐらしは(次章で前章の惨劇がなかったことにされてるという違和感を除けば)話が自然体だし、毎回話が違うから真相が明かされなくても普通に楽しめたんだけど、うみねこは真相究明の要素をちらつかされつつ、同じ話を永遠と繰り返してるだけで、かつ魔女に話をいじられてる感じだから余計にね
長い長い引き伸ばしだったという感じ
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最終更新:2024/04/19(金) 13:00
最終更新:2024/04/19(金) 13:00
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