ベイ 単語


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ベイ

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ベイ(Bay)とは、『銀河英雄伝説』の登場人物である。

CV.池田勝石黒監督版) / 阪口周平Die Neue These

概要

自由惑星同盟の軍人。初登場の宇宙797年時点で階級は大佐
ドワイト・グリーンヒル大将が率いたクーデター勢力である救軍事会議メンバーの一人として登場し、後に最高評議会議長ヨブ・トリューニヒトが差し向けた内通者だったと判明し、その功績により少将に昇進しトリューニヒトの警護室長へと任命される。

石黒監督OVAではくすんだ金髪Die Neue Theseでは茶髪の壮年士官として描写されている。
OVAにおいては救軍事会議の幹部メンバーであるが、その役職や地位については明らかにされていない。

経歴

宇宙797年4月13日、救軍事会議首都ハイネセンを制圧し、政権と軍部の握に成功したものの、彼らが最も排除の標的としていた最高評議会議長ヨブ・トリューニヒト起に先んじて官邸より脱出しており、拘束には失敗した
その後もトリューニヒトの捜索は続けられていたが同年6月には不穏な噂が流れ始め、トリューニヒトの内通者が組織内部に存在し、クーデター決行の日時の情報を流していたのではないかというのである。

この噂により救軍事会議内には不審な疑心が漂い、幹部間にも裂が見られるようになるが、グリーンヒル大将はその噂を抑えるべくベイ大佐に命じた。
しかし、実際はベイ大佐こそがその内通者であり、同年8月に救軍事会議が壊滅すると、トリューニヒトは彼が自身の密命を受け、非軍国主義者を打倒するために貢献していたことを言する。
ベイ大佐はその功績によって准将を飛ばして少将へと昇進し、トリューニヒト最高評議会議長の警護室長に任命される。

なお、このクーデターの鎮圧にあたってベイ大佐自身はトリューニヒトに救軍事会議内部の情報提供するのみで事態の解決には1グラムの貢献もしていないことを明記しておく。

宇宙798年4月ヨブ・トリューニヒト政権はフェザーンからヤン・ウェンリーが救軍事会議と同じくクーデターを起こすかもしれないと「勧告」を受け、委員長グロポンティヤン・ウェンリー問会に出席させるべくイゼルローン要塞より首都ハイネセンへ極秘に召喚させる。

問会が実施される間、ベイ少将ヤン・ウェンリーの身近警護を拝命されたがその実態は監視役であり、後方勤務本部に彼を軟禁・隔離していた。
ヤン・ウェンリーの副官フレデリカ・グリーンヒル大尉は上官との面会、問会の開、弁護人の同席をベイ少将に要したが、国会最高機密という曖昧な理由により居丈高に拒否した。
フレデリカ民的英雄であるヤンを政府が非合法・恣意的に精神的死刑を加えたことを報道機関ジャーナリズムに訴える旨を伝えるが、逆にベイ少将は要領を得ない反応と共に国家機密保護法を適用し、軍法会議にかけると警告し、ジャーナリズムも取り上げはしないだろうと冷笑した。

以後、ベイ少将物語には登場しなくなるが、警護対であったトリューニヒトが「バーラトの和約」後に帝国へと亡命したことから自らの役職を失ったことは確実である。
なお、後任の最高評議会議長にはジョアン・レベロが就任するがベイ少将が続けて警護室長として留まっていた様子は一切ない

OVAでは宇宙799年7月16日に起こったレサヴィク系で発生した「義勇兵集団」による戦艦強奪事件において、同系での戦艦棄計画の実施者であるマスカー少将に対して統合作戦本部で行われた問会に、エンリケ・マルチノ・ボルジェス・デ・アランテス・エ・オリベイラと共に問官の副席に姿が確認されている。

人物・能力

後方勤務本部長ロックウェル大将と同じく軍事官僚に分類される。
軍事会議に参加する以前の役職や経歴については不明であり、軍人としての力についても不明瞭で判断する材料がない。

敵対者や対立者を盗聴器なども使用して密かに監視を行うなど陰険かつ陰湿な性格をした人間であることは作中内における描写から判明しており、宇宙艦隊長官アレクサンドル・ビュコックは「いたち」と揶揄され、石黒監督OVAにおいてはさらに「ゴキブリ野郎」と辛辣なまでの罵倒を盗聴器を通して口にするほどである。

ベイの「ゴキブリ野郎」が下劣な陰湿者であることはフレデリカとの会話の中で表れており、前述のようにヤンとの面会を国家機密をに拒絶されたフレデリカが丸暗記している軍の規定を元に理路整然と追い詰めた所、

父親父親なら、

と、かつてのクーデターの首謀者であり、形式上はかつての上でもあったドワイト・グリーンヒル共々、その彼女を侮辱する負け惜しみを残していた。

トリューニヒトの密命を受けて救軍事会議スパイとして潜り込んだベイであるが、前述のように彼はクーデターの鎮圧には何一つ貢献していない。それどころか事前クーデターの首謀者やクーデター決行の正確な日時などの情報を掴んでおきながら、それらを元にクーデターの発生を未然に防ぐこともできたはずの所を、放置したことによってわざと誘発させていた。

軍事会議の幹部として首謀者のグリーンヒルらを間近で監視し続けていたことや、その後もこの「功績」によりトリューニヒトの警護室長という地位を得て幅を利かせていたため、直属の上であるトリューニヒトと同じく職務の責任感よりも自らの立場を利用して保身を図り、安全な立場から対立者を陰で嘲笑うような姑息な人物であることを疑いようがない。

『ゴキブリ野郎』の意外な評価

ベイはトリューニヒト閥の軍人であり、トリューニヒトの関係者は大なり小なりに政治家・軍人・民間人・団体・対立者・協力者を問わずに最終的に何らかの形で失脚や死亡または破滅するといった末路を巡っている。
以下、例を挙げると

さらにトリューニヒトですら最終的にはロイエンタールに射殺される末路を迎えたのに対し、腰巾着の『ゴキブリ野郎』は名は体を表すのか現段階では如何なるメディアミックスにおいても明確に破滅した描写が存在しないという点で、極めて希有かつ注するに足りる人物であると言えるだろう。

Die Neue Theseでも現段階では原作通りに問会までしか出番がいが、同作において救軍事会議メンバーの一人だったクリスチアン憂国騎士団の一員で、ヤン・ウェンリーの自宅を襲撃する役を与えられるといった脚色が加えられた例もあるため、今後の展開次第では脚色を加えられてベイの『ゴキブリ野郎』の再登場の可性も残されている。
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