ペリコ・スペースシッパーとは、ワンカップPによる初音ミクオリジナル曲である。アーケード音ゲー Project Diva Arcade に採用されており、全国のゲームセンターでプレイ可能である。関連楽曲として同じくGUMIオリジナル曲の「緑子ぶるばれい」がある。
ペリコ・スペースシッパーとはSEGAよりWiiウェアで配信中のシューティングゲームの事、もしくは、そのタイトル曲であり製作のきっかけともなったワンカップPの初音ミクオリジナル曲の事である。ゲーム購入時にバーチャルコンソールの方を探してしまう人が後を絶たないようだが、れっきとした新作なのでWiiウェアでの発売となっている。
人類が月へと移住した23世紀。
博物館で動態保存されていた世界初の木星航行宇宙船スペースミシシッピ号を磨いていたペリ子とメカサバ人間の元に緊急の木星航行を依頼が舞い込んできた。依頼を快諾したペリ子とメカサバ人間は100年ぶりにオンボロ宇宙船を駆り、夢とロマンと危険の満ち溢れる木星航路へと飛び出して行く。
しかし、難しいことの分からないペリ子には予想だにしなかった事であるが、目的地の木星の衛星エウロパの研究所には地球環境の急激な変化の秘密が眠っており、その秘密を守るべく恐るべき敵が立ちはだかるのであった。
コミカルなキャラクターが特徴的な縦スクロール型シューティングゲーム。ただし、1980年頃のゲームを思わせるような画面構成とは裏腹に、いわゆる弾幕シューティングゲームとなっている。というのも、元々輸送船であったスペースミシシッピ号にはまともな武装がなく、危険の回避方法は必然的に回避中心だからである。一応用意されている攻撃手段は、なんとハンマー。あまり強くはない。なぜだかスペースミシシッピ号に大量に積載されており、さらに道中にも大量に落ちているが、その理由は詮索するだけ無駄である。往路5面復路2面の計7面構成。クリア後のおまけとして月地球航路1面が追加される。
スペースミシシッピ号の前に立ち塞がるのはコミカルでかわいらしい魚介類メカ軍団。とりわけ超高速で接近してくる長い魚(太刀魚?)と、数に任せて押し寄せてくるサバ軍団がプレイヤーの間でも人気が高いようだ。6面ボスのいか大回転は多くのプレイヤーの度肝を抜いた。個性溢れる魚介類軍団だが、その正体は最後まで明かされない。作中の言動からメカサバ人間は何かを知っているようなそぶりだが、単に適当な事を言ってるだけとも思われる。まあ、メカサバ人間の言う事だしね。
放棄されて久しい木星航路には数々のスペースデブリが漂っている。それら回収して物資を得る事はオンボロ宇宙船スペースミシシッピ号で木星航路を走破するためには不可欠だろう。その中には思わぬ発見物もあるかもしれない。
ゲーム中の状況に応じてメカサバ人間からガノタなアドバイスが寄せられるが、何の役にも立たないものばかりでなので気にしなくてもよい。ただし、スペースミシシッピ号が大きな損傷を受けた場合はペリ子が修理にあたる必要があり、その時はメカサバ人間に操作を任せる(=AI操作)事となり、しかもメカサバ人間は無駄に派手な操縦を好むためにペリ子(=プレイヤー)に操作が戻った時は四面楚歌となっている場合もしばしばである。というか、そんな場面ばっかりである。全く何でこんな手の込んだAIを作るのか。
ゲーム後半にはワンカップPの楽曲でおなじみのVOCALOID達が素敵な歌声で迎えてくれる。ゆとりキラーな難易度にめげたりせずに頑張ろう。
Stage 1 | 翔べ!スペースミシシッピ号 | 地球 | 100年ぶりの航海が今始まる! |
Stage 2 | 灼熱の火星圏 | 火星 | スイングバイのために通過した火星に待ち受ける脅威とは |
Stage 3 | 小惑星帯強行突破作戦 | 小惑星帯 | 何者かに小惑星帯の星図が書き換えられていたために ペリ子達は危険地帯を手探りで進む… |
Stage 4 | 迫撃! トリプル・ハンマー | 木星圏 | ペリ子達はついに見捨てられた地木星圏にたどり着く |
Stage 5 | 蒼い渓谷の歌姫 | エウロパ | エウロパに響く100年の待ち人の歌声 |
Stage 6 | 恐怖!機動いか大回転 | 木星~月 高速ステージ |
ペリ子達は星の溢れる宇宙を駆け抜けて地球圏へと急ぐ そして、そのペリ子達に迫る脅威! |
Stage 7 | 光る地球 | 月面 | そして地球に奇跡は起こるのか? |
Ex. | もっと歌わせて2107 | 月~地球 | 地球へと帰るペリ子達はある客人を乗せて行くことに |
ファミコン時代を思わせるようなかわいいドット絵で描かれたスペースミシシッピ号が画面狭しと駆け巡る様と、それでいて、最近の流行の弾幕型シューディングである点がおっさん世代になかなか好評のようである。また、初音ミクの歌うタイトル曲とわPの奏でるチップチューンなバックミュージックも、おっさん達の心を掴んで離さない。8bit画面と弾幕、8bit-musicとVOCALOID、これらの新旧の見事な融合がこのゲームの魅力といっていいだろう。
ニコニコ動画との関係ではタイトル曲ともなっている元動画「ペリコ・スペースシッパー」、エウロパの待ち人GUMIちゃんの動画「緑子ぶるうばれい」に加え、ゲームオーバー時のメロディが「ぼうずのうた」のアレンジとなっている。終盤のボカロ曲については一応秘密とすることとなっているのでここには書かない。自分で確認してみよう。
ニコニコ動画を中心に、特定の条件を満たしてクリアした際にペリ子のビキニ姿が拝めるという噂が広まった事がある。その条件はスペースデブリから低確率で得られるレアアイテムのあぶなきみずぎの獲得が条件だとか、パスワード入力画面で野球拳をしてそれに勝つ事だとかと色々と言われたが、現在はわPと共謀した職人が仕組んだ手の込んだ嘘テクだった事が判明している。せっかくWiiウェアなんだからパッチで採用してくれ。
ペリコ・スペースシッパーとはワンカップPによるVOCALOIDオリジナル曲のことである。100年ぶりに木星を目指すペリ子とメカサバ人間の航海を歌った歌となっている。わPの100年シリーズの世界観を継承する作品となっている。
作品背景の詳細についてはわP屋ブログやわPの100年シリーズの項目も参照のこと。
宇宙船の操縦とメンテに特化したロボット。船長の引退後は博物館でスペースミシシッピ号の解説とメンテを行っていた。人類の月移住後もそのまま地球に留まっている。
おはようさばにんげんのブックレットにて、ペリ子=ミク、もしくはそれに近い物(元うたうロボット)ということが発覚。ツインテは艦長に出会ったときに「うっとおしいから」の一言でばっさり切られてしまったそうだ。
関崎海星館のマスコットになり損ねたロボで船長に拾われる。ガノタ。
故人。北セントレア市出身。かつてスペースミシシッピ号で木星間航路を往復していた。
世界初の地球木星間航行宇宙船。木星航路が絶えて久しくなっていたため、各務ヶ原航空宇宙博物館で動態保存されていたスペースミシシッピ号が地球圏唯一の木星航行可能な宇宙船となっていた。
エウロパの研究機関に置いてけぼりになってる子。100年も待たされてる。
ペリ子達の航海の目的地。木星の衛星。氷で覆われており生命の可能性も考えられている。人の活動に欠かせない水を補給できる貴重な衛星として、SFなどでも木星圏の第一目的地だったり人類の活動拠点だったりする。
架空の地名だが、知多半島北部辺りの事。名称の由来は住民の猛反発を受けてボツになった南セントレア市より。
ペリコ・スペースシッパーはProject DIVA Arcade の投稿曲として用意された曲である。一次選考のロケテスト5曲には漏れたものの、2次選考で採用され、現在、全国のゲームセンターでプレイ可能となっている。
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最終更新:2024/04/20(土) 03:00
最終更新:2024/04/20(土) 03:00
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