ホームライナーとは、JR北海道、JR東日本、JR東海、JR西日本(廃止済み)、JR九州(廃止済み)の各社が設けた有料列車である。また、一部の私鉄でも、同じようなことをしている。
ホームライナーとは、「目的地まで必ず座れる」列車である。快速(京急は快速特急 通称快特)と扱うが、基本的には座席が指定された列車のため、専用機器での発券が必要(京急は号車指定のみ、また、中央、青梅ライナーは全車指定席)。また、定められた料金券が必要となる。
元々は上野から回送されている特急車両を駅で見送っている乗客を見た須田寛による発案で国鉄末期に登場したもので、間合い運用で運用されていた。このため、JR化後も「JR西日本の車両がJR東日本管内でホームライナー運用につく」というように、自社以外の車両を運用にいれることもある。
JR北海道 |
2023年3月18日のダイヤ改正で全車指定席となり、乗車整理券が廃止されたが列車名はそのまま。このため、指定席券売機[1]・えきねっと・みどりの窓口のどれかで発車までに予約しなくてはならない。普通席530円(210円)[2]/グリーン席780円(310円)[3]と以前から上昇した。それでも快速エアポートの指定席より安い。えきねっとのチケットレス券の場合は()内の金額で購入できるので、よく使う方はえきねっとを利用するのが得だろう。 ※乗車整理券を発売していた時代の値段は、グリーン席も含め100円だった(ただし、小樽始発の「ホームライナー」に銭函以遠から乗車する際は310円)。かつては小樽~札幌間でも運行されたが、2015年3月14日のダイヤ改正で小樽始発の「ホームライナー」は廃止となった。手稲までの停車駅は南小樽、小樽築港、銭函、手稲であった。 |
JR東日本 |
おはようライナー新宿、ホームライナー小田原、おはようライナー逗子、おはようライナー(塩尻~長野間)、湘南ライナー、青梅ライナー、中央ライナー、ホームライナー逗子、ホームライナー千葉、ホームライナー鴻巣、ホームライナー古河、はライナー券で500円である。〔おはようライナーの長野地区だけ310円〕 ただし、中央・青梅ライナーはE257系9両で運転するので、グリーン席が設けられる。700円である。 また、湘南ライナー、ホームライナー小田原、おはようライナー新宿号はグリーン車自由席の扱いのため、ホーム上に設置されているグリーン券でも乗車できる。この場合、ライナー券はいらない・(参考:50kmまで750円、51km以上は950円<土曜・休日は、これらの200円引き>) また、新たに、らくらくトレイン長岡改めてらくらくトレイン信越号、急行きたぐにの代換のおはよう信越、らくらくトレイン村上もある。 おはよう信越を除き、310円の乗車整理券で乗車できる。おはよう信越は、全車指定席なので、510円の指定席券か、750円以上するが、グリーン指定席券が必要。 |
JR東海 |
東海道本線はホームライナー静岡、浜松、沼津、☆大垣、☆関ヶ原。中央本線はホームライナー☆中津川、☆瑞浪、☆多治見。2011年までは関西本線、2012年までは太多線でも運転されていた。乗車整理券はそれぞれ310円。ただし、☆印列車の一部は、681系・683系・383系で運転するため、グリーン車指定席が設けられる場合がある。この場合、乗車整理券に代えて普通列車グリーン券が乗車に必要である。2012年3月までは、キハ85系も使用されていた。2024年時点では太字の列車が運行中。 |
JR西日本 |
2011年3月12日の改正前までは、「やまとじライナー」「はんわライナー」が運行していた。ダイヤ改正後は廃止された(「はんわライナー」は「くろしお」に吸収、「やまとじライナー」は区間快速に置き換え)。乗車整理券310円で乗車できた。ちなみに、はんわライナーの一部は、みどりの窓口などでしか買えなかった面があった。 |
JR四国 |
現時点では存在しない。 |
JR九州 |
2011年3月12日のダイヤ改正で、ホームライナーは特急ひゅうが・特急きりしまに、鹿児島中央~川内間で走っていたホームライナー、おはようライナーは特急川内エクスプレスに格上げされたため、事実上の廃止となった。乗車整理券300円で乗車ができ、宮崎のホームライナーの一部列車は、グリーン車自由席が設けられていた。 |
東武東上線
東武東上線は、池袋~小川町・森林公園間を結ぶ「TJライナー」を、毎日夕方~夜にかけて運行している。整理券の発売場所によって号車が前5両か後ろ5両で指定される。(ただしどちらかが満席になるともう片方の号車が指定される。)池袋で乗車の場合は300円の乗車整理券が必要だが、ふじみ野以降からは特別料金不要で乗れる。停車駅は、ふじみ野、川越、川越市、坂戸、東松山から先の各駅。ちなみに車端部のロングシートは席数に含まれていないが、座っている人はよく見かける。
京急
京急(本線の品川~堀ノ内と、久里浜線の堀ノ内~京急久里浜、三崎口間)は、品川から、京急久里浜・三崎口間を結んでいる。平日の18:00から運行しており、号車が指定されている。料金は着席整理券で200円で、2100形を使用しているため、クロスシート+ボックスシート+補助いすである。枚数限定販売のため、必ず座れる。しかし、速度は決して速くはなく、ラッシュ時に運行するため、信号停止などが多々ある。
京成線の、スカイライナー、シティライナー、モーニング・イブニングライナーがある。
正式には、有料特急になるが、イブニング・モーニングライナーは格安の料金である
上野~本線経由と北総、アクセス線経由で成田空港を結ぶ列車である。
スカイライナー アクセス線経由 | 特急料金1200円 運賃も1200円 | ||
シティライナー 京成本線経由 | 特急料金は920円 運賃は1000円 | ||
モーニングライナー 上野行きのみで本線経由 | 特急料金は400円 運賃は1000円 | ||
イブニングライナー 成田方面行きのみで本線経由 | モーニングライナーと同じ |
掲示板
11 ななしのよっしん
2019/07/26(金) 12:24:23 ID: gcI+l+kwzC
>JR四国 現時点では存在しない。
ライナー列車が四国にないのは
・四国管内で快速運転をするのは高松~坂出と高知付近の一部区間のみ(坂出から予讃線方面のサンポートは各停、瀬戸大橋線方面のマリンライナーは西日本管内に直通。坂出~多度津も複線だが飛ばすメリットがない)
・↑の理由と元々の本数の少なさもあり、大部分の区間は主要路線でも基本的に特急と普通の2択しかない
・そのため(特に朝夜の岡山と無関係の)特急がホームライナー的性格を併せ持つようになり、特急券がライナー券の代替を果たしている(最初から特急料金が組み込まれてる定期券「快て~き」の存在も大きい)
という理由が大きいと思うなぁ。
自由席が「目的地まで必ず座れる」という定義から外れちゃうけど、県庁所在地~県内他都市を結ぶ速達列車であるのも確かだし。
12 ななしのよっしん
2021/08/02(月) 03:23:34 ID: EFJZkRj0+I
この記事の最終更新は2015年、最新書込みも2019年かあ。
直前の書込みでJR四国にホームライナーがある、ないという話になっているが、2021年には札幌、静岡、名古屋以外からはなくなってしまった。「通勤通学圏の広い大都市で遠方の通勤客に着席サービスを提供する」という意味でのホームライナーは中央線名古屋地区くらいかあ。
JRのホームライナーは一部路線では特急に格上げされたりしているが、そのまま丸っと減便の列車も多い。特急列車とややこしいから統一されるのもあると思うが、他方普通列車グリーン車や私鉄のホームライナーは増えているのを見ると、やはり長距離通勤者は減っているのだろうな。
13 ななしのよっしん
2024/09/30(月) 20:28:48 ID: Q0rQji10ji
追加料金を払って着席需要を取り込むのは今拡大してるし需要は多いんだろうけどやはり料金が安すぎなのとJRそれぞれのシステムがバラバラで事前購入が難しくて結果車内精算が多くて乗務員の手間が多くなるのが今のネット社会に合ってなくて消滅してる
急上昇ワード改
最終更新:2025/03/27(木) 04:00
最終更新:2025/03/27(木) 03:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。