ボカマス生放送とは (ボカマスナマホウソウとは) [単語記事]

この記事はVoc@loidM@ster コミュのユーザー生放送の説明である。

概要

Voc@loidM@sterコミュの生放送は、動画リクエスト主体の放送である。当然、カテゴリも「動画紹介・リクエスト」で配信される。基本的に配信者はしゃべらない。シンプルなリクエスト放送が大半であり、特殊なプログラムはほとんどない。

配信者は、複数のコミュメンバーが自発的に担当している。配信者になるにあたって、特別なルールなどは存在しない。誰でも勝手にやっていい。

組織だった放送予定の調整はない。まれにIRCで引き継ぎや放送希望の確認をおこなう程度である。定期放送などもない。

ただ、ほぼ毎晩、数時間の放送がおこなわれている。だいたい21時過ぎから25時ごろにかけては、放送がない日のほうが珍しい。特に23時前後の時間帯は視聴者数も多くなり、盛り上がる。

番組名は不定であり、生主ごとに変わる傾向がある。

特徴

リクエストの傾向

リクエスト対象は、VOCALOIDかアイドルマスターのいずれかに関連した動画である。テーマを設けた縛り放送もあるが、大半はテーマフリーである。VOCALOIDかアイドルマスターにかすっていれば、おおむねなんでも受け入れられる。

ちなみに、ボカマス生ではUTAUや人力VOCALOIDもVOCALOIDの兄弟分として扱われており、生放送でリクエストすることが出来る。また、MikuMikuDance 動画はMikuMikuDanceであるだけで即OKのようである(ボカロやアイマスのキャラが出ていなくてもかまわない)。

傾向としては、メジャーな定番動画よりも、マイナーな動画・新作動画・ボカマス生放送だけで人気の動画へのリクエストのほうが多い。特にランキングで門番と呼ばれるようなメジャー中のメジャー動画はめったに見かけない。

また、他のコミュの放送では嫌われがちな悪趣味な動画にも比較的寛容である。

23時

一部の動画は「23時を過ぎるまで我慢したほうがいんじゃね？」というコンセンサスがある。明確な基準はないものの、醜悪な実写（ex. 実写雪歩）、下品な方向に性的なもの（ex. まだ仔）、ゲイ要素が濃厚なもの（ex. ガチムチ）などが該当する。

これらはすべて苦手な人も多い動画であり、23時以前の自粛は、好みの違いで喧嘩することなく平和に棲み分けるための知恵である。

視聴者の傾向

主な視聴者は、VOCALOIDとアイドルマスターの双方を愛する者か、どちらか一方を愛しつつ他の一方にも興味を持つ者である。

ただ、常連視聴者は平均的なVOCALOID ファンとも平均的なアイマスファンとも違う、独特の気質を有する。たとえば、他のリクエスト放送では嫌われがちな悪趣味な動画にも比較的寛容であり、そのような動画を受容する自分たちの傾向を自虐的に誇張して面白がったりする。

視聴態度としては、動画の鑑賞だけでなく、動画をきっかけにした会話も楽しむ者が多い。そのため、コメント数も多めである。

主な配信者

mimi nari	19P	jugger90
ゆーすぃっじ	みへ	ジャンフランコ
turulaJB	ホエホエ	ハイさいナ
浪速あきんど	danjoh	はしかりゅんりゅん
会長?	ぴ！	ホメウンK@HUK
のり	点呼Ｐ	WAWAWAP

変遷

最初の放送は2008年12月18日にtiara*klemmeによって配信された。

最初期の放送はVoc@loidM@ster 動画限定のリクエスト放送だったが、すぐにVOCALOIDかアイドルマスター、いずれかの動画であれば良いとされるようになった。その後、しばらくの間は「一方のジャンルに不案内な視聴者に対して、おすすめの動画を紹介する」といったスタンスの放送が多かった。やがて、初見視聴者が少なくなってくると、自然に自分たちの見たい動画をリクエストする普通のリクエスト放送になっていった。

初期の放送は不定期で、突発的におこなわれることが多かった。放送が始まると、２ちゃんねるのスレなどに告知の書き込みがあり、運良く気がついた者はあわてて放送を見に行った。現在、スレ告知の習慣がすたれているのは、ニコ生アラートなどのツールが普及したことと、毎晩の放送が定番になったことが原因だろう。

毎晩の放送が定番になったのは、2009年 4月のVoc@loidM@ster祭り2以降である。祭り中におこなわれた放送の盛り上がりでボカマス生放送にはまった者は多かった。また、祭り後に生主デビューしたmimi nariが、しばらくの間、精力的に放送を継続した。これらの要因によって、毎晩の放送が定着した。

また、Voc@loidM@ster祭り2の少し前あたりから、ボカマス生放送だけで好まれる動画が生まれ始めた。そのすべてが、よその放送ではなかなか見られない動画だった（内容が低俗だったり、ボカマス生以外の放送では対象外だったりしたため）。熱心な常連視聴者による布教によって、これらの動画が定番となり、そのような動画をも受容する雰囲気がボカマス生放送の文化となっていった。

イベント

Voc@loidM@ster祭り2

Voc@loidM@ster祭り2の期間中には、連夜の長時間放送がおこなわれた。視聴者数は予約放送とその前後を合わせてのべ2000人を超えた（同時視聴者数は100 ～200人程度）。この祭り後、ボカマス生放送は定着することとなった。

→Voc@loidM@ster祭り2

Voc@loidM@ster祭り3

Voc@loidM@ster祭り3では、Voc@loidM@ster祭り2と同様の予約放送の他、突発企画「リレー放送」がおこなわれた。多数の生主が次々にたすきをつなぎ、60時間あまりにわたって放送を継続した。

→Voc@loidM@ster祭り3

tips

こまけぇこたぁいいんだよ!!: 僕らの合言葉。
23時の国歌: 毎晩23時に『おちんちんランド国歌』が再生される。これは自主規制解除の合図であり、ここからがボカマス生放送の本番。
誤爆: きれいな動画のこと。自分のリクエストした動画が誤爆呼ばわりされても怒ってはいけない。むしろほめ言葉。
自貼り: 動画の作者が自分の動画をリクエストする行為(自貼り)は歓迎される。新作・旧作を問わず、自貼りは優先的に再生され、視聴者は大喜びする。
自演: 再生された動画の作者がボカマス生の常連である場合、「ｷｬｰ○○ｻｰﾝ」という声援コメントがつくのだが、その中に「ｷｬｰ○○ｻｰﾝ@○○」という本人のコメが混じっていることがある。 →ｷｬｰﾏｻﾀｶｻｰﾝ
常連の点呼: 定番の動画には定番のコメントがある。そのようなお約束コメをカウントして、常連視聴者の点呼にかえる輩がいる。反射的に打ったコメントがカウントされたら、常連になった証拠。
初見さん包囲網: ボカマス生放送の常連さんは初見さんが大好き。初見であることがバレると、「初見がいるぞ」「逃がすなっ」「囲め、囲めー！」などのコメントがつく。
新妻風の出迎え: 「ただいま」とコメントすると、「ご飯にする？」「お風呂にする？」「そ・れ・と・も……」と返ってくる。そんなときは、ひらがな1文字で答えてあげよう。
IRC: #Voc@loidM@sterの集い
wiki: 外部にwikiもある（→ボカマス生放送wiki）。「はじめてのぼかますなまほうそう！」の記事は初心者におすすめ。まだできたばかりだが、今後、みんなで充実させていく予定。