基礎データ | |
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正式名称 | ボリビア多民族国 Plurinational State of Bolivia Estado Plurinacional de Bolivia |
国旗 | 募集中 |
国歌 | ボリビア多民族国国歌 |
公用語 | スペイン語 ケチュア語 アイマラ語 グアラニー語 他33言語 |
首都 | スクレ(憲法上) ラパス(実実上) |
面積 | 1,098,581 km²(世界第28位) |
人口(’22) | 1,222.4万人(世界第80位) |
通貨 | ボリビアーノ (BOB) |
北側からぐるっと時計回りにブラジル、パラグアイ、アルゼンチン、チリ、ペルーに囲まれた内陸国である。
正式名称はボリビア多民族国(英語: Plurinational State of Bolivia; スペイン語:Estado Plurinacional de Bolivia)。漢字での表記は「暮利比亜」などで、一文字に略すと「暮国」だとか。
かつてはスペインに支配されていて、アルト・ペルーとか高地ペルーとか上ペルーなどと呼ばれる地域だった。
そのスペインの支配を、大コロンビアのシモン・ボリバルとアントニオ・ホセ・デ・スクレ率いる解放軍が打ち破った。1825年にボリバルの名前にちなんでボリビア共和国が誕生した。
その頃の日本は、江戸時代、11代将軍徳川家斉の頃である。
その辺りの歴史・詳しい概要などはWikipediaの記事にまかせておく。
「多民族国」という聞きなれない名称が示すように、ケチュア人[1]約30%、メスティーソ[2]約30%、アイマラ人[3]約25%、ヨーロッパ系約15%、アフリカ系約0.5%、その他に若干の先住民族などで構成されている。なお「多民族国」という名称を使い始めたのは2009年からである。
公用語としている言語もスペイン語、ケチュア語、アイマラ語、グアラニー語、その他の諸先住民族語33言語とすごい数になっている。「テストで覚えられないよぉ」
…テスト事情はさておき近年では先住民族の出自でも、スペイン語しか話せないというような者も増加してきていて、アイデンティティ的に色々と問題になりつつあるらしい。
憲法上の首都はスクレ(名前は前述のスクレにちなんでいる。)だが最高裁判所が残るぐらいで、議会・政府などの政治機能や銀行、各国大使館などはラパスに集まっている。スクレとラパスは約400km離れている。日本で例えると東京から米原辺りの距離となるが、離れていて不便ではないのだろうか…?
ラパスは山間の谷間の土地で発展した都市で、中心街で標高が約3600m、既に富士山クラスである。
標高が低くて空気が濃い中心部は富裕層が占めていて、貧困層の人々はさらに高い方、山上へと広がって住居を構えていくという構成になっており、標高差は700mはあるとか。
気温は高地なので当然の如く寒く、一年を通して平均最高気温は約18度、平均最低気温は約4度。夜間は氷点下に軽く突入する。これはあくまでラパスの気候であって、スクレは雨季と乾季のあるサバナ気候、ボリビア北東部のベニ県にいたっては熱帯雨林気候である。
ラパスはいっぱいいっぱいになりつつあるので、周辺のエル・アルト市にも広がりだして"首都圏"を形成している。エル・アルトにはラパスの空の玄関口となるエル・アルト国際空港がある。この空港は世界で一番標高の高い国際空港で、このレベルの標高になると平地に比べて揚力を得るのが難しいため、滑走路が4000mあり、燃料もあまり積まないようにして機体を極力軽くする必要がある。
積載燃料が少ない関係で長距離は飛べないので、まずはボリビア第二の都市サンタ・クルス・デ・ラ・シエラにあるビルビル国際空港(標高373m)へ向かい、燃料を補給してから各地へ飛び立つようにしているとか。
ちなみにサンタ・クルス・デ・ラ・シエラはラパスよりも人口が多い。ラパス+エル・アルトの首都圏でやっと人口を上回る(故に第二の都市)。そんな事情でかサンタ・クルス・デ・ラ・シエラ民はラパス民を敵視しており、まるで関西人と関東人との関係だとかなんとか。
ラパスは谷間の街ということで、例えば北から南に行こうとすると自然と中心部を通るルートになる訳で、中心部は交通渋滞に悩まされることになった。
そこで2014年頃に導入されたのがロープウェイ「ミ・テレフェリコ(スペイン語:Mi Teleférico)」である。名前はスペイン語で(グーグル先生の翻訳によると)「私のロープウェイ」という意味になる。
ロープウェイ開通により、ラパス中心部からエル・アルトに車で30分以上かかっていたのが渋滞知らずの10分で到着できるようになったと、威力を発揮している。
海軍に標高もクソもあるかと思われるかもしれないが、そもそもボリビアは前述のとおり内陸国である。
ではどういう事なのかというと、かつては海に面していたボリビアだが、チリとの「太平洋戦争」に敗れ、領土を失い内陸国へと転落してしまった。
これ以来、海との再接続はボリビアの悲願であり、国際裁判所に提訴するなど現在でも領土返還運動を行なっているが、チリに応じる構えはない。
海軍は臥薪嘗胆の思いでチチカカ湖(標高3812m)やアマゾン川支流の大きな河川で密輸や麻薬取引を防ぐためにパトロール活動を行なっている。
実はパラグアイとの「チャコ戦争」の講和の際に大西洋につながるパラグアイ川と接する地域を得ているので、かろうじて海とは接続されていたりする。この水運はあまり重要視されていないらしいが。
南米諸国の例にもれずボリビアもサッカーが盛んである。
ラパスにある「エスタディオ・エルナンド・シレス」は45000人が収容できるスタジアムで、ボリビアサッカーリーグの3チームがホームにしている。
ボリビア代表の試合も標高3577mのこのスタジアムで行なわれるのだが、周辺国のチームは富士山クラスの高さで試合をしなければいけないのでたまったものではない。ブラジルやアルゼンチン代表は試合の数時間前に現地入りし、ハーフタイムはロッカー裏で酸素ボンベのお世話に、試合が終われば速攻で帰国するという対策を取っているらしい。
高地に順応する必要があるのは公平ではないとFIFAに抗議が入り、2007年に標高2500m以上のスタジアムで試合をしてはいけないとお触れが出されてしまった。これに対してボリビアは猛抗議を行ない、FIFAは標高制限を3000m以上に緩和、それでもラパスはオーバーしているが南米各国が認めるなら試合をしてもよいということになった。これに対し南米各国も全会一致で同意したので、これまで通りラパスでホームの試合を開催できるということになった。
周辺諸国も変に禁止の風潮が広がってとばっちりになると困るのだろう(例えばエクアドルのキトは標高約2780m、初めのお触れだと試合出来ないことになる)。なおかつボリビア代表自体がアウェーになると弱かったり、各国も高地対策を取りだしたといった事情も込みだと思われる。
ちなみにボリビアサッカーリーグには、ラパスより高いポトシ(標高約3960m)に本拠地を構えるチームもある。
みんな大好き、「ウユニ塩湖」はボリビアにある。
Cal Orcko、ケチュア語で「塩の山」という意味らしい。
スクレにほど近いセメント砕石場で発見された、岩肌に残る5000を越える恐竜の足跡の化石が見物出来る。
ボリビア第三の都市コチャバンバに建立されたキリスト像。像の高さは33mあり、1994年の建立当時はリオデジャネイロにある像の30mを越える世界一の大きさだった。(2010年ポーランドのシフィエボジンに36mの像が建てられ、世界一では無くなった。)
ペルーとの国境にまたがる、汽船が航行する湖としては世界で一番標高が高い。ボリビアの領海(領湖?)は4割ほど。
「太陽の島」と呼ばれるインカ帝国発祥の地とされる有名な島があるとか。太陽の島だけでなく、他にも水草で作った浮島で暮らす人々がいることでも知られている。
チチカカ湖にほど近い、アイマラ人が築きあげたインカ帝国成立前の遺跡。
遺跡そのものはひどく破壊されていてめぼしいものはないらしいが、埋蔵品を見物したり崩れ去っている遺跡を見るだけでも観光としては十分ではないだろうか?
かつてここから掘り出された銀がスペインの富を支えた。ほぼ枯渇しているが今でも手掘りで採掘が行なわれているとか。市街地と併せて世界遺産となっている。
スクレにほど近い街で、ラパスが実質上の首都になったのもポトシで銀が取れなくなってスクレとのパワーバランスが変化したからだとか。
観光名所かどうかは置いておくとして、世界で一番危険、死の道路などと呼ばれる酷道「ユンガス・ロード」。
迂回路が完成したため、通る必要はなくなっているが、サイクリングロードとして人気があったり、単純に怖いもの見たさであったりで、転落事故は絶えない模様。
Laguna Verde、スペイン語で緑の湖の意味の、ボリビア南西部チリ国境にある湖。
こちらも塩湖で、銅鉱物が沈殿して緑色に見える湖とリカンカブール山が織り成す風景が素晴らしいとのこと。温泉もある。
近くには白く見える湖 ラグナ・ブランカ(Laguna Blanca)や、赤く見える湖 ラグナ・コロラダ(Laguna Colorada)もある。ラグナ・コロラダはフラミンゴが群生していることでも知られる。
ラパスの北約20kmにある標高6088mの山。
ボリビアにはワイナ・ポトシより高い山もあるが、エル・アルトから4500mを越える辺りまで道路がつながっているので、あと少し登るだけで6000m級に到達できると、登山家たちに人気がある。
…と言ってもやはり6000m級。しっかり装備を整える必要があるのは言うまでもない。
第二次世界大戦前からボリビアに移住した人々はいたが、ボリビアが連合国入りしたため国交は一度断絶。
第二次大戦後、国交が回復し、また移民政策が実行されたことでボリビアには7000人ほどの日系人がいるとのこと。
琉球政府による政策で出発した沖縄出身の移民たちで形成されたオキナワ移住地と、それとは別に本土の方の計画による移民たちで形成されたサンフアン移住地が知られている。
日本から遠く離れた地で活動する日本人(もしくは日系人)といった番組で取り上げられることもある。
ニコニコ動画では前述の名所紹介動画やストラテジーゲーム「Hearts of Iron」で南米国家でのプレイ動画(それがボリビアプレイなのか他国の踏み台となるかはさておきだが)、舞台が2019年のボリビアという設定のアクションシューティングゲーム「ゴーストリコン ワイルドランズ」のプレイ動画などがヒットする。
掲示板
9 ななしのよっしん
2022/10/08(土) 22:58:45 ID: o+qLWDKGhE
https://
大統領「ロシアの兄弟であるウラジーミル・プーチン大統領の誕生日をお祝いします。
威厳のある自由で反帝国主義的な人々は、米国とNATOの武力介入主義との戦いに同行します。アメリカが人殺しを止めれば世界は平和になる」
10 ななしのよっしん
2023/01/09(月) 22:10:53 ID: mQKbXyhiXc
「韓国企業が14兆円契約」のはずが…「ボリビアのリチウムミステリー」の結末は?
http://j
11 ななしのよっしん
2023/11/01(水) 22:47:21 ID: mQKbXyhiXc
ボリビア、イスラエルと断交 ガザでの軍事行動は「好戦的で不釣り合い」
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急上昇ワード改
最終更新:2024/12/03(火) 23:00
最終更新:2024/12/03(火) 23:00
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