ボートを用意しろ 単語


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ボートヲヨウイシロ

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ボートを用意しろとは、「メタルギアソリッドⅤ ザ・ファントム・ペイン」にてヴェノム・スネークが放った言葉である。

概要を用意しろ

※!ネタバレ注意!※



本項には「METAL GEAR SOLID V:THE PHANTOM PAIN」の重大なネタバレに溢れています!
以下は自己責任で閲覧願います!!

















BIGBOSSことヴェノム・スネークが率いるダイアモンド・ドッグズは傭兵部隊であり、その構成員の出自は多様である。かつては敵同士であった者も、ダイアモンド・ドッグズの基地マザーベースに来てからは同じ部隊仲間である。

その中に一の裏切り者が居た。

エメリッヒ博士――かつてなき軍隊「MSF」にてヒューイと呼ばれていた科学者であった。
彼は理由や的はどうあれ、スネーク仲間たちを裏切る行為を重ねてきた。

作中終盤、ダイアモンド・ドッグズの中で裁判が行われ、多くのスタッフエメリッヒの死を望んだ。

そしてスネークは、エメリッヒを前に静かに判決を告げた。

「ボートを用意しろ 一人乗りでいい」

罪状を用意しろ。

まともなのは僕だけか……!?

エメリッヒは上記の罪状について責められながらも、容疑を否認し続けた。
傍から見れば見苦しい言い訳をしているように見えるが、これはエメリッヒが言い逃れのために自分自身をも騙しているためであり、少なくともエメリッヒ本人にとっては真実の言葉である。

あまりにも都合よく事実を改変し続けるため、尋問していたオセロットも呆れ果て
現実お前を傷つけてるんじゃない お前現実に傷をつけているんだ」と言い放った。

  • 「君たちはただの悪者なんだよ!」
    を蔓延させ被害が出た後、多くのダイアモンド・ドッグズスタッフに詰められた際に出た発言。
    自らを正当化し、保護され、中にはかつての仲間もいるはずなのにこの言葉である。
    外から見れば秩序のない危険因子であることは否定しようのない事実ではあるが「君たち」という言葉で自ら仲間ではないと言してしまった。
  • だって仲間なんだ…」「を覚ましてくれ。 君たちがしているのはただの人殺しだ」
    上記の台詞の直後にこの独り言である。しかも自分が二人も手にかけている事を棚に上げている。
    どの面さげてこんなセリフが出てくるのかと言いたくもなるが、上記のうわ言から察するに、どうやらエメリッヒは自らのさとマザーベースさを重ねていたようである。
    だが、それを仲間と言いるのはあまりにも都合が良すぎた。
  • 「まともなのは僕だけか……?」「は……僕は悪くない!」
    追放時の台詞。薄っぺらい道徳観をにして自分の為に周りを裏切り続けてきた男の主観
    重ねて言うが、マザーベースに集まった者たちがまともではないのは事実である。
    しかし、自らの罪から逃げ続け、で塗り固めた男に真実を語る資格などない。

追放

数々の裏切り行為とそれらを裏付ける言動を重ね、信頼を失ったエメリッヒスネークが下した罰は追放だった。その判決に、カズは非難のを上げる。

「ボートを用意しろ 一人乗りでいい 食べ物を」

ボス?」

「出て行ってもらおう」

「おい……たちをこうした、本人だ!
あの時の仲間も……なのにこいつだけは……こんな俺達の、本当の敵なんだ!」

カズ……そう、こいつは敵だ。仲間じゃない。
だからこそ、俺達にこいつは裁けない。ただマザーベースは降りてもらう」

一人用のボートに僅かな食料を与えられ、死刑を免れた恩赦すら忘れて、エメリッヒは最後までスネーク達を非難する言葉を叫びながらインド洋を一人漂っていった。命よりも大事と称した脚まで捨てて…。

そんな裏切り者の末路を見据えながら、カズオセロットくように言い放つ。

「見ろ 既に失くしたファントムも取り払おうとしている」

「ああいうは死なないぞ どうなるか眼に浮かぶ
俺達に聞こえない場所で 俺達がどれだけ害悪か喋り続ける 偉そうに
自分がどれだけ正しいか 薄っぺらい道徳心(モラル)笠に着て……
同じような馬鹿共が それを聞いて何度も頷く」

「いや いくらごまかしても いつか気付く 自分がどんな人間
自分の生き方は"誰でも" 自分に帰ってくる」

オセロットの発言の通り、エメリッヒはその後、自宅のプール溺死と言う悲惨な末路を辿るが、
堕ちる所まで堕ちた最低人間に成り下がってしまった為、息子の義理のエマエメリッヒ)が自宅のプールで溺れて死に掛けたのも、妻が息子との浮気現場撃して発狂状態になったエメリッヒが、エマ無理心中しようとしたり、殺そうとして自滅したのではないかと推測されるが・・・。

 しかしオセロットの言う"でも"とはエメリッヒに限った話ではなく、現にオセロット自身も重大な秘密を抱えており、決して他人の事が言える立場ではない。カズスネークマザーベースの面々が抱えるさは、そのままダイヤモンド・ドックズの行く末に関わって来るのである。

ヒューイは「全て」黒だったのか?

ヒューイの悪行を全て彼の意志とすると9年前にサイファーに裏切りマザーベースを壊滅させ、さらに9年間サイファーメタルギア開発に専念し、マザーベースに帰還してからも寄生虫変異で壊滅一歩寸前まで追い込むというそこらのスパイ駕する働きをみせている。当然生かしておいてはDDにさらなる被害が出るのは確実なので即刻処刑すべきである、ではなぜスネークボートを用意したのか?理由はそれぞれには疑問点が多々あるからである。

ビッグボスヒューイは断罪される罪はあるものの、全てがではないということを知っていたかもしれない。しかしあの暴動寸前の裁判で無罪と処理するわけにもいかず。濡れ衣で処刑することもできないから追放という形をとったとも見れる。ボートを用意しろという言葉にはミラー狂気を止められなかった。という意味も含まれるのではないだろうか。

ヒューイは途中で眼鏡を尋問で失っている。その後新しい眼鏡を使うのだがその眼鏡小島監督眼鏡と同じ物である。ただの裏切りキャラに対してはありえない待遇である。その後、ヒューイが追放されるがそれは当時の小島監督KONAMIの関係が反映されているかもしれない。

余談

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  • 829 ななしのよっしん

    2025/10/01(水) 18:22:29 ID: P9D8qIYGbq

    自分自身と、自分の生み出したものにしか価値を見いだせなかったということが彼の全て。散々「君の役に立ちたい」「だって仲間だ」と言っていたのも、自身の立場を保身するためだけに過ぎず、価値観や体験、運命を共有するという意志は最初からゼロだった。だからこそ、グレーな罪状まで押しつけられた時に助けてくれなかった。
    本編の表現を借りるなら、スネークたちと『言葉を共有できなかった』がゆえの報い。

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  • 830 ななしのよっしん

    2025/10/28(火) 11:07:32 ID: vX+6wTrRm2

    >>826
    そもそも『【突然変異】だから一歩間違えれば自分自身もおの危険性があるのにそんなハイリスクな行為を保身感ある人物が進んでやるか?』って疑問が尽きない

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  • 831 ななしのよっしん

    2025/12/02(火) 00:37:37 ID: yW/Y2IZpfc

    贔屓もあると思うがネイキッドと別れなかったヒューイオタコンて感じがする

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