ポストプロダクションとは、映画、放送、ビデオパッケージなどにおける収録後の作業の総称ないし、それを行う企業・スタジオを指す単語である。「ポスプロ」と略称される。
ポストプロダクションは、映画、テレビやラジオ、DVDやBlu-rayなどのビデオパッケージなどのメディア制作作業中で撮影や音声収録を済ました状態から加工、完成させることを主に指す。
具体的な作業としては
とかなりざっくりではあるが、多くの工程が存在する(仕事の後に実際に行う役職も書いているので、そちらも参照されたし。)。例えば、放送番組でもエディター、MAミキサー、音響効果、CG屋などのポストプロダクション制作を行う者がおり、1つの番組を作る上でも多くの人間がかかわっている。
メディア業界では近年常に人手不足とされているため、これらの仕事を複数受け持つことも多い。また、不景気のため、外注などを避け、金と時間の節約を行うプロダクションやスタジオも少なくなく、現場でとデスクの間で問題になることも多々ある。
企業としてのポストプロダクションは、上記の作業を専門に行う企業を主に指す。そのような企業を指す言葉として、よくプロダクションやスタジオという言葉が使われる。これらの企業の多くは下請けで、テレビ局や制作会社、レコードレーベルなどから依頼を請け、技術制作を行う。
日本で有名な企業ではIMAGICA Lab.(通称: イマジカ)や東京サウンドプロダクション(通称: TSP)、アオイスタジオ(通称: アオイ)など多くのプロダクションが存在している。総合的な技術サポートを行うプロダクションもあれば、映像編集やミックスなど1つのことだけを専門に行っているプロダクションもあり、大小様々である。プロダクションの多くは、黄金時代に第一線として働いたエンジニアが大きなプロダクションから独立し、設立した中小企業であり、今日までの番組制作などはこれらのプロダクションによって支えられている。
関東(特に東京)のプロダクションの所在地はその業種や業務内容によって同じ地域に設立されることが多い。これは、テレビ局に関するプロダクションの場合は顕著で、日本テレビ系であれば、新橋周辺、TBS系であれば赤坂周辺、フジテレビ系であれば港区の東部、テレビ朝日系であれば、六本木周辺に固まっている。これは放送局やおなじポストプロダクションが近いことで連携を取れやすくするためなどの理由があるが、プロダクションによっては「なんとなく社長がその場所にした」というケースも一部にはある。レコーディングやMAスタジオも閑静で坂がある地域に固まる傾向にあり、土地も音響的に考えられた場所にされている。
基本ポストプロダクションに勤めているものは、直接放送局に赴くことがない役職が殆どである。規模が少し大きい企業や連携が強い企業では、放送局によっては、ポストプロダクション専用の編集室やMA室を用意していることもあり、これについてはケースバイケースといえる。
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最終更新:2024/09/08(日) 22:00
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