ポロロッカとは、アマゾン川を逆流する潮流のことである。
満潮になった海水が何mもの高波となり、アマゾン川を上っていくことで起きる現象。川の水もその勢いに押され一緒に逆流するため、大規模な逆流現象となる。
逆流自体は季節問わず起きているが、特に3~4月の春頃は雨季に当たるためその分規模も大きくなり、大海嘯となって荒れ狂う。
高波が発生するため、近年はポロロッカの季節に合わせてその波に乗ろうとするサーファーが多く集まって来る。
ポロロッカはトゥピー語で「大騒音」を意味する。
アマゾン川の逆流現象は、大音響とともにもの凄い速度で流れる為、その名が付いた。
1992年にテレビ番組『ギミア・ぶれいく』の「史上最強のクイズ王決定戦」において、当時「クイズ王」として名を馳せた西村顕治が、早押し問題で「アマゾン川で」とだけ読み上げられた所でボタンを押し「ポロロッカ!」と回答し正解した。問題が読まれてから、わずか0.9秒という早押しだった。これが後に、早押しクイズの伝説的回答を意味する単語として浸透することとなる。
なお西村は後に「『アマゾン川』だけでは多くの問題が考えられるが、『アマゾン川で』に続く問題の答えは『ポロロッカ』しかない」と語っている。
その後、上記のシーンが、冨樫義博の漫画『幽☆遊☆白書』においてパロディ化された。「ゲームマスター」天沼とのテレビゲームでの対戦時に、海藤がクイズに答えるシーンである。出題がまだ「アマゾ」しか出ていないうちから海藤が早押しボタンを押し「ポロロッカ」と回答するというもの。
なお海藤が正答できた理由はゲーム内の問題(約2万問)を全て暗記していたからであり、その点では上記のオリジナルと異なる。
「ポロロッカ」という単語だけでは、久米田康治の漫画及びアニメ「さよなら絶望先生」にて、メインキャラクターである風浦可符香」が、原作第二話にて「将来なることが絶望的なもの」として「ポロロッカ星人」という電波な内容を書いていた。
その後、原作第五十一話でポロロッカが「逆流現象」を意味する単語として、逆流現象をネタとした話が週刊少年マガジンに掲載されて以降、少しずつ「ポロロッカ」が逆流現象を意味する単語として浸透していった。
これらのことから、クイズ王西村の回答や、ポロロッカ本来の意味に辿り着いた人も多く、それもある意味「逆流現象」である。
以下に一例を記載する。
このように、後から派生したものにハマってしまい、元ネタに辿り着く現象のこと。通常の展開の逆になることや、本来の流れとは全く逆の流れから物事が決定することを意味する。
分かりやすく言うと、とあるアニメ・ドラマ・映画など見たことで、その原作漫画や小説・ライトノベルを読み始めるようなことである。
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最終更新:2025/02/17(月) 13:00
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