マガツ(pso2)とは (マガツとは) [単語記事]

マガツ(pso2)とは、ファンタシースターオンライン2(以下PSO2)に登場する超大型ボスである。

概要

惑星ハルコタンにおけるラスボス的位置であり、2014年 12月17日実装の緊急クエスト「降臨する星滅の災厄」限定で出現するエネミー。ハルコタンに封印されていた存在の一部が漏れ出し具現化した存在であり、公式 PVによれば巨神兵のごとく同時に複数存在する。
その名称や、実装時のアップデート名『世壊の刻、禍津の刻』、また惑星ハルコタンに封印されていた点などから察するに、日本神話において伊邪那岐(いざなぎ)が黄泉の国の穢れを禊で落とした際に生まれた禍津日神(まがつひのかみ)をモチーフにしていると思われる。禍は災厄、津は「の」、日は神霊を意味するため、現代風に訳すとそのまま「災厄の神」となる。前述したマガツと戦うクエストの名称も納得である。
上半身を中心とした様々な部分に「顔」が散りばめられていたり、ドクロ型のショットを飛ばしてきたりと「顔」をテーマとしたデザインとなっている。攻撃方法としては、前述の「顔」から熱線や大小のドクロショットを飛ばしたり、上空から周囲に黒い落雷のようなものを振り撒いたりする全体攻撃が多い。
さらに特筆すべきはその大きさであり、実装済みのダークファルス最終形態と比べても勝るとも劣らない。カタパルトやジェットブーツによる2段ジャンプ、スクナヒメの加護のジャンプ強化を駆使しても狙った場所に届かなかったりする。
巨体から繰り出される攻撃は即死級の威力のものもあり、アークス12名+粒子砲などの支援装置+スクナヒメの加護 VSマガツ1体という数的不利をものともせず暴れ狂い、すべてをなぎ倒しながら進む姿は圧巻の一言。わかりやすく言えば全体(即死)攻撃を飛ばしてくるラオシャンロン。

なお緊急クエスト「降臨する星滅の災厄」は2015年 3月25日をもって配信を停止。
同時に25日の幻界への挑戦Part2のアップデートにて、継続の新緊急クエスト「顕現せし星滅の災厄」とDF戦のような禍津本体戦「星滅の災厄禊ぐ灰の唱」が配信された。

緊急クエスト「顕現せし星滅の災厄」について(2015年 3月25日より降臨する星滅の災厄からリニューアル)
マガツ自身の目的はプレーヤーではなく、ハルコタン深部への侵入。そのため、アークスはマガツの進行を阻止する防壁の防衛を優先して戦闘を行わなければならない。
クエスト開始と同時にマガツの進攻が始まり、進攻度合いによって様々なエマージェンシークイックトライアル(以下EQ トライアル)が発生する。EQ トライアルの内容は「マガツの攻撃を回避する」「マガツが撃ち出す防壁破壊攻撃を迎撃する」「マガツを拘束する矢を当てる」などといった内容であり、これらに成功することでスクナヒメの加護(能力値アップ)や防壁破壊の阻止、進行速度の低下など様々なボーナスを得ることができる。アークス各員の連携はもちろんのこと、施設やスクナヒメの加護を有効活用し、最後の防壁を突破される前にマガツを討伐することがこのクエストの勝利条件となる。

余談だが、マガツとの戦闘の終盤では採掘基地防衛戦と同様にPSO2のオープニングムービーで使用されている楽曲が流れる。シチュエーションと相まって非常に盛り上がる流れとなっているため、アークス各員は必聴である。

そして25日のクエストリニューアルに伴い次の変更が加えられている

緊急クエスト「顕現せし星滅の災厄」は運営の予告緊急クエストでしか発生しない"予告限定"に変更。
クリア回数制限が設けられ「同一シップで4回まで」しかクリアできなくなった。(この変更はキャラクター単位では無くアカウント単位だということに注意)
特定部位の射撃耐性の上昇
氷属性への耐性強化
耐性強化に伴うXHの禍津のHPが減少
XHの★10、11のレアドロップ率の上方修正
この緊急クエストをクリアーしたキャラクターは後半戦「星滅の災厄禊ぐ灰の唱」の受注が出来る

と言った修正、変更がなされた。

緊急クエスト「星滅の災厄禊ぐ灰の唱」について
前哨戦であるクエストから連続する緊急クエストであり、前哨戦では禍津がハルコタン最深部へ到達するのを防ぐクエストであったのに対し、こちらではAISに乗り連続して現れる禍津3体を討伐することが目的となる。
クエスト開始されるとプレイヤーは全員 AISに搭乗し以降降りることは出来ない、そして最初にマガツ・シガン（打撃型）、続いてマガツ・ヒガン（射撃型）、最後にマガツ・サイ（腹部にバリアーを貼っており各部位を破壊することで解除される）が現れるのでコレをAISに追加された様々なギミックを用いて討伐することが目的となる。

余談だが、シガンは「此岸」＝現世のこと。ヒガンは「彼岸」＝あの世のこと。サイは「賽」＝境界という意味。
賽という言葉はわかりにくいかもしれないが、要するに賽の河原（三途の川）のことである。

ちなみに賽は「無駄な努力」という意味も持っている。

実装からの変遷

ep3は全体的な調整が従来のPSO2の路線であるライトユーザー向けから乖離していたがその中でも、
エンドコンテンツとして設定されていた難易度ＸＨにおけるマガツは想像を絶する耐久力を誇った。

初期XHマガツのHPは約7500万と討伐に莫大なダメージを要求したためクエスト失敗が多発。
さらに報酬が極端に絞られゼロに等しい状況であり、プレイヤーから極めて惨憺たる評価を受けた。

あまりの不人気にGTですらブロックがほぼ埋まらない惨状に危機感を抱いた運営はレアドロップ上方修正を行った。
しかし酷評への反動からか、今度はレアドロップ率が他の緊急クエストの数十倍に設定されてしまう。　　　またXHとSH以下の報酬がほぼ変わらず、XHよりSH以下の参加人数が遥かに多くなるという逆転減少すら起こした。