マシマシラとは (マシマシラとは) [単語記事]

マシマシラとは、ポケットモンスターに登場するNo.1015のポケモンである。初登場はスカーレット・バイオレット (碧の仮面)。

基礎データ
名前	マシマシラ	タイプ	どくエスパー
英語名	Munk idori	高さ	1.0m
分類	けらい	重さ	12.2kg
性別比率	♂：100.0%	特性	どくのくさり
性別比率	♂：100.0%	特性	ｰ
グループ	タマゴみはっけん	隠れ特性	おみとおし
孵化歩数	なし	捕捉率	3
世代	第9世代	努力値	特攻+3
進化	なし
図鑑データ
全国図鑑	＃1015	図鑑の色	ちょうさちゅう
パルデア	＃198（ｷﾀｶﾐ）

←イイネイヌ　|　キチキギス→

	マシマシラおともポケモンどくタイプ　エスパータイプ　たかさ　　1.0m おもさ　　12.2kg
能力を引き出す毒素でできた鎖に脳を刺激されサイコパワーが開花した。

種族値　合計555
H P	攻撃	防御	特攻	特防	素早
88	75	66	130	99	106

図鑑説明

ポケットモンスタースカーレット: 能力を引き出す毒素でできた鎖に脳を刺激されサイコパワーが開花した。
ポケットモンスターバイオレット: 安全な場所から強烈なめまいを引き起こす念力を放って敵を翻弄する。

概要

「マシキャー！？」

『スカーレット・バイオレット』の追加DLC『ゼロの秘宝』の前編『碧の仮面』の舞台、キタカミの里で登場する、二足歩行の猿のようなポケモン。体毛は黒く、そこにアクセントのように青色が入っている。頭にはイイネイヌ・キチキギスにもある紫色の鎖のようなパーツが有る。他の2匹が首元なのに対して、マシマシラの場合は鉢巻のように見える位置である。
先述のイイネイヌ・キチキギスと合わせてキタカミの里を守った英雄として村人に親しまれ、3匹への感謝を示すために建てられた石像がある。
特性の「どくのくさり」は攻撃技でダメージを与えると、もうどく状態にすることがあるというもの。どくではなく「もうどく」、そして非直接攻撃でも発動することから「どくしゅ」の上位互換のような特性である。
もともとは要領が悪く頭も弱かったが、賢くなりたいと欲したため現在の聡明な頭脳を手に入れたらしい。
名前の由来は「益し」＋「マシラ (猿の読み方のひとつ)」。他の2匹が「イヌ (犬)」「キギス (雉子と書き、「雉 (キジ)」を意味する)」であるため、おそらくは3匹揃って桃太郎のお供から着想を得ていると思われる。「鬼」のオーガポンとの関係が気になるところ。
- 海外版でも同じように名付けられており、とりわけ英語版では「hunky dory (『サイコー』の意)」と「monkey (猿)」を組み合わせた『Munk idori』という秀逸なネーミングに。

シナリオでの活躍(ネタバレ注意!)

正体

その正体は、英雄という言い伝えでのイメージからは程遠い、とても強欲で邪悪なポケモン。 遥か昔、オーガポンと異国の男のお面の噂をどこからか聞きつけキタカミの里へ来襲し、2人の住処にしまわれていたお面を奪い取ろうとした。異国の男が居合わせたためなんとか碧の仮面のみ守れたが、他3つのお面は奪われてしまう。オーガポンが住処に帰ったときには男の姿はなく、争った跡とお面だけが残っていた…
オーガポンは怒り狂いながらマシマシラ達をやっつけた。事情を知らぬ村人はオーガポンのその姿に恐れ、マシマシラ達を村を守った英雄と勘違いし、なきがらを丁寧に埋葬した…というのが昔話の真相である。

そして現代のキタカミの里にて他の2匹と共に唐突に復活。オーガポンの仮面を再び奪い去る。主人公はオーガポンのため、真相を知ったゼイユと共にお面を取り返すためにマシマシラ達と戦うこととなる。

戦闘

ともっこの中で唯一3回戦闘を行うこととなる。
1回目はともっこ達がオーガポンから仮面を奪った直後に戦い、負けた後は逃亡する。
2回目のときは、村人からもてなされたときにスパイスたっぷりのもちを食べた影響か巨大化しており、HPがヌシポケモンのように非常に高くなり、特防ランクも上がっている。
「わるだくみ」で特攻を上げ「ヘドロウェーブ」で高火力の毒技を主人公とゼイユのポケモンに押し付けてくる。
戦闘後はお面を置いて逃げ出す。オーガポン捕獲後に3回目の戦闘&ゲットが可能となっている。

性能

特攻が高く、その次に素早さが高いと、高速アタッカーのような種族値。だがSV 環境の素早さインフレのなかでは素早さ種族値 106はあまり速いとは言えない。防御が低いので、SV 環境にて強力な先制技に弱いのも難点である。
一方で、強力な交代技の「すてゼリフ」やダブルバトルで強い「ねこだまし」を覚える。「トリック」は隠れ特性の「おみとおし」とも相性がいい。単なる力攻めではなくサポート技も使いこなす、マシマシラらしい賢い戦い方が求められるだろう。