マジカロイド44

マジカロイド44とは、ライトノベル『魔法少女育成計画』に登場するキャラクターである。無印で初登場。魔法少女なのにロボット。

アニメ版のシンボルマークは日本円マーク（デフォルメイラストに至っては漢字の『金』）

CV:新井里美

ネタバレ内容が含まれているため、一部記述を反転してあります。閲覧には注意

概要

ステータス
破壊力	★★★
耐久力	★★★★
俊敏性	★★★
知性	★★★
自己主張	★★★
野望/欲望	★★
魔法のポテンシャル	★★★★★
好きなもの	金 騙されやすい人 爪をきれいに整えて もらうこと
嫌いなもの	やりたくないことを やらされること

ソーシャルゲーム「魔法少女育成計画」によって選ばれ本物の魔法少女となった人物。SFチックなアンドロイド風味の外見をしている。

その外見のため、マジカロイド44に助けられた人はその外見に驚愕し恐怖心を抱く人までいる。そんな経験は彼女のそんなに長くない魔法少女活動の中で沢山あり、酷く落ち込む事こそ無いものの人並に傷付いている。そのため、変身せずに対象と接触する事もある。

性格は計算高く現実主義者で、他者を出し抜こうと策を巡らす。金などの利益にがめつく、基本損得で物事を考える利己的な人間。やりたくない事は絶対にやらない。人を見る目も確かで、その人物の本質を見極められる。

一方で悪人というワケではなく、魔法少女としての人助けはちゃんとやっており、母親への誕生日プレゼントを失ってしまった子どもにマジカルアイテムをプレゼントしている。

本名は安藤真琴(あんどう まこと)という15歳・中卒のフリーター。最初にゲームを始めていたのは彼女の友達で、たまたまプレイを代行していた時に本物の魔法少女に選ばれ、そのまま活動するようになった。そのため、魔法少女の外見は友達（正確には友達の彼氏）の趣味が前面に押し出されたモノであり、彼女が作成したアバターではない。

自分のアバターではなくても、なってしまった以上は役割になりきるタイプ。同時にシスターナナに適当なアイテムを売りつけてカモにするなど、現実主義的な面も強く持っている。

「やりたくないこと」は自分がどのような状況に陥ったとしても、徹底的にやらない。中卒でフリーターになったのも高校受験と受験勉強が「やりたくないこと」だったため。ゲーム開始後も現実的に判断する部分は変わらず、協力者として「やりたくないこと」に付き合わされそうなシスターナナではなく自分の教育係でもあったカラミティ・メアリを選んだ。

「協力者として使えるかどうか見るために一人殺してこい」というメアリの命を受け、組し易いと判断したスノーホワイトをターゲットに選定。居合わせたハードゴア・アリスを後ろから首を切り落としスノーホワイトもついでに命を狙うが、ハードゴア・アリスは魔法によりほぼ不死の状態であったため、背後から胴体を貫かれて息絶えた。

本編中の出番よりも、短編集の方が出番が多い魔法少女。キャラクターとしての掘り下げは、ほぼそちらに譲っているため、短編集の新作が出るたびに印象が変わったりする事もある。

外見

小学生の女の子の姿をしたアンドロイドといった外見。SF世界に出て来ても違和感が無さそうなデザインで埋め尽くされており、そんなロボット然としたキャラがロリっ子な服を着て赤いランドセルを背負っている。

なお、デザインにはアバター製作者によるものであろう設定が付けられている。ランドセルは大型ブースター・腰にある上履き入れみたいなのはウェポンラック・体の各所には姿勢制御用バーニアが配置・翼みたいなモノはブースター・対閃光用素材でメインカメラを覆い保護・素肌のような質感と鉄を上回る強度を併せ持つマジカリウム合金でボディを形作っている、という設定。

現実での姿はショートヘアの普通の女の子。身長は158cmくらいらしい。

装備

『ランドセル型ブースター』
背中に背負っていて、これで空を飛ぶことが出来る。速度はそこまで出ないが、活動、戦闘範囲が広がるので便利に使える。

『ウェポンラック』
未来の便利な道具を日替わりで取り出すことが出来る。その時に取り出した道具以外の武装は無いので、その日によって戦闘力が左右されてしまう。

魔法

• 未来の便利な道具を毎日ひとつ使うことができるよ

全部で四億四千四百四十四万四千四百四十四種類の未来の便利な道具をランダムで一日一個取り出して使う事が出来る。どんなアイテムが出るかは完全なランダムで、しかもその日限りの使い捨て。アイテムの内容は未来の強力な道具から使い道が浮かばない意味不明なモノまで多種多様。使えないアイテムが出る時も多いという、運任せな少々困った能力である。
『魔法少女育成計画restart』に登場するシャドウゲールに改造して貰えれば、巨大魔法少女ロボットマジカロイド555アルティメットパワードになって、五千五百五十五京五千五百五十五兆五千五百五十五億五千五百五十五万五千五百五十五の未来の道具を自由自在に扱えるようになり、究極無敵の魔法少女になる可能性もあったが、故人になった事で永遠に果たせなかった。

• 未来の便利な道具例

『昆虫雌雄鑑定機』
どんな昆虫でも雄と雌を鑑定できる。その筋の研究家以外、特に使い道はない。

『デブリ除去マニュピレーター』
空中に漂っているゴミをすべて掃除できる。この場合のデブリとは「大気中にある異物」全てを指すため、銃弾を打ち込まれようとも手裏剣を投げられようとも全て除去できる。
特定の条件下以外では使い道はない。

『完全自動掃除機』
フルオートで何でもお掃除してあるべき姿に戻してくれる。汚部屋だろうと特定清掃業者が必要な部屋だろうと、なんでもお掃除できる。例え地雷を仕掛けられようとトラップ仕掛けられようと毒を撒かれようと放射能で汚染されてても全て元通り綺麗に。
特定条件下以外での使い道はない。

『対魔法生物光線銃』
魔力を燃料として動く生物を即死させる未来の武器。基本的に魔法生物が居ない地球なので、用途はひどく限定されている。魔法使い、魔法少女、それらが生み出した魔法生命体、悪魔、ホムンクルス等には有効だが、特定条件下以外での使い道はない。

『一日でマンガが書けるペン』
自分の思い通りに何ページでもマンガが書けるという、原稿に追われている漫画家と同人作家垂涎の道具。
特定の職業以外の使い道はない。

『マジカルパワー増幅ピアス』
わずかな魔力でも増幅してパワーアップできる強化アイテム。人間にも大小の差はあれども魔力があるので、一般人でも魔法少女になれるくらい増幅してくれる。

『対ボス戦専用マジックアイテム作成キット』
未来に戦いそうなボスに有効なアイテムを作成してくれる。英雄志願者のためのスーパー魔法少女セット。
出来たアイテムは「絶海コースター」「ヘアディフェンダーシール」「ですノート」「アンチマインドアタックステッカー」「記憶保護ファイル」「草原の貴族仕様コットンバッグ」。主に小さな乳幼児のお子さんがいるご家庭で大活躍。
お値段2万5千円。

『単分子ワイヤー』
目に見えないサイズで出来た極細ワイヤー。叩きつけるとスパスパと切れる。頑丈なので千切れる事もないが、他人からは見えないサイズなので用途が限定される。

『魔法の箒専用性能強化マシーン』
名前の通り魔法の箒にしか使えないパワーアップアイテム。
用途が酷く限定されており、トップスピードにしか必要ないアイテム。日付も変わろうかという頃合に一万円で持ち込んだが、リップルの舌打ちを受けて５００円に値下げ。タダでさえ早いラピッドスワローを大幅強化した結果、速度を試すために試乗したマジカロイドが思わず口調を忘れて死を覚悟するほどの速度になっていた。

関連静画

関連項目

• 魔法少女育成計画

16人の魔法少女

スノーホワイト(魔法少女育成計画) リップル(魔法少女育成計画) カラミティ・メアリ ルーラ(魔法少女育成計画) たま(魔法少女育成計画) ねむりん トップスピード ハードゴア・アリス

ラ・ピュセル(魔法少女育成計画) スイムスイム ユナエル ミナエル 森の音楽家クラムベリー ヴェス・ウィンタープリズン シスターナナ マジカロイド44