マスキュリズム 単語

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マスキュリズム

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マスキュリズム英: masculism)とは、男性に対する性差別男性差別)の撤す思想や運動である。元は、「反・男尊女卑社会」をフェミニズムへの反発から生じた運動だったが、現在は、働き方や徴兵忌避など、生存権・社会正から権利を擁護する運動メインになってきている。

概要

人権問題は、封建社会における被支配層の反発=成人男性一般の権利擁護→成人男性だけの権利を問題視=成人女性の権利擁護(フェミニズム)という大きな流れがあるが、20世紀から21世紀にかけて、女性差別から女性の権利回復フェミニズムが大きくなり、一般化する中、男性の特に弱者の権利剥奪が見えづらくなってきたという状況がある。

具体的な権利回復運動には、第一次世界大戦第二次世界大戦を通じて、国家総動員体制になる中で、成人男性徴兵義務が課されてきたが、これは弱者男性較的徴兵される傾向が強く(学歴や地位のある男性は、“社会的配慮”から徴兵免除されることがままあるため)、結果的に名誉と代替人権を喪失することとなった。徴兵への反発から、アメリカヨーロッパでは、第二次世界大戦後、徴兵忌避運動が盛り上がり、軍隊の志願制へと現在は移行してきている。また、似た理由で、労働運動過労死問題も一部、極端に危険な職場(炭坑労働者など)における問題も差別問題とされることもある。

強者男性と弱者男性の問題

現代は、封建社会の頃と異なり、名上は社会の全構成員が、同様の権利を持つとされている。しかしながら、才も含めて生まれや育ちなどで、その後の人生において、差がつくことが普通である。その場合、どこまで差を容認するか。言い換えれば、どこまでが自己責任かが問題となる。

一般には、格差の再生産、つまり事実上の階級社会化が生じている場合は、その是正がめられるが、強者男性大企業経営者や政治家)は、その権や富を用いて、その他の人々の生殺与奪にを及ぼしているので、抵抗しづらい。また直接権を及ぼさなくても、「弱肉強食」「自己努」など、ある程度正当性のある道徳倫理観でもって、弱者を排除することもあり、問題を複雑にしている。これは、客観的に強者男性だけがするというわけでなく、客観的には“弱者”であっても、弱肉強食を甘んじて受け入れ、より弱い者をいじめる場合がある。

徴兵の例で言えば、経済徴兵制と呼ばれる場合、生まれながらにして、経済的弱者の立場のものが、経済的利益を得るために、軍隊に志願して入ることも、結果的に、弱者男性ばかりが死ぬリスクが増えるので、弱者男性問題とも言える。過労死の問題も、社畜自虐しながらも、無職や退職という経歴自体が、社会差別の対となる場合、結果として過労死に追いやられるまで働き続ける、それを雇用者は黙認するという現は、この問題に入る。

フェミニズムとマスキュリズム

人権問題は、特に20世紀にかけて、「一般男性からの権利回復運動」としてのフェミニズムが必要性も課題も多かったので、大きな運動としてあった。しかし、先進国においては、緊急的なフェミニズム運動は、下火になりつつある。その中で、社会全体の意識は「フェミニズム」だけが残っており、男性が権利回復運動すると、「保守反動」「反フェミニズム」と見なされる場合がある。

マスキュリズムの中に、復古的な反フェミニズムが隠れていることもあるが、個別の権利擁護については、科学的で正当性のある問題も多く、女性の職場進出といった労働運動などでの実績があるフェミニズムと共同して人権問題解決出来るかが、現在は問題となっている。

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