マスケット銃単語

マスケットジュウ

3.7千文字の記事
掲示板をみる(172)
  • twitter
  • facebook
  • はてな
  • LINE
  • ほめる(11)
  •  
  •  
  •  
  •  
  • その他

マスケット銃とはの一種[1]であり、正式名称はマスケット(英語:Musket フランス語Mousquet スペイン語Mosquete)。先込め式[2]単発である。炸の点火方式はマッチロック式(火縄式)、ホイールロック式、フリントロック式(火打石式)等、複数ある。

概要

  1. 原義は14-15世紀のスペイン軍の士(スペイン語Mosquetero フランス語Mousquetaire 英語:Musketeers)が用いるの名称である。この時代のマスケットは巨大で、2m近いサイズがあった。これは、アルブス[3]の対義として使われた。そのため、それらを扱えるマスケット銃兵はエリート兵として活躍した。[4]
  2. 一般的には17世紀以降西洋諸にて流となった1.5m程度の先込め式滑腔を示す。多くの場合それはフリントロック式の構造を持っており、着することができる。著名なブラウンベスはこのタイプのマスケットである。
  3. 狭義では騎兵(英語Dragoon)[5]などにより使われたカービンピストルを除く長身(ロングバレル)の歩兵を示す。
  4. 広義では先込め式一般総称。[6]

日本ではライフリングのない先込め式は、火縄銃の区分に入る。

利点

マスケット銃は戦略・戦術の両方で利点が多い武器であった。

 マスケット銃はよりもかに扱いが簡単で、素人でも一ヶの訓練で戦える程度に使いこなせ、しかもクロスボウと違って装填には不要だった。銃剣が発明されてからは兵戦や対騎兵戦闘も可となった。また、SA80と違い、引き金を引けば弾が出るというメリットもあった(前装式ゆえに、後世の後装式と違い決して『ジャム』という現が起こりえない)。

 しかも不発にて弾が口からでなくても、すぐさま再コックして引き金を引けばやり直せるという安全性の高さも人気の理由であった。 


欠点

マスケットの欠点としてまずあげられるのは、その命中率である。

 実際の命中率に関しては学者でも諸説あるが、とある学者などは1000‰表示なのにコンマ以下になる数値を命中率として提示している。わからない人のために説明すると、千発に一発の命中率すら期待できないという事である。

この悲惨な命中率は、兵士たちの訓練不足以上にマスケット銃の構造的欠陥に起因する。

 その構造的欠陥を論理的に説明するためには、弾薬の燃焼で発生したエネルギーから弾丸の回転に使用可な余剰エネルギーを算出し、そこからその余剰エネルギーにより発生可な弾丸の回転とその最高速度がもたらすことができるマグナス効果に関する計算式を使用しないといけないのだが、それはめんどくさいのでここには書かない。が、結局どういうことかというと、マスケット銃から発射された弾丸は野球変化球以上に回転しており、そのため野球変化球以上に曲がることが可なのである。

 どのくらい曲がるのかは未知数だが、一説をあげるとオーストリアの学者は100mの距離にて最大70cm曲がることが可だとしている。もし狙いから70cm弾がそれた場合、人体のどの部分を狙ったとしてもほぼ確実に外れることが明である。

では、どうすればマスケットで戦果を出せるのか。この命題にはいくつかの解決法が示唆されている。なものとして

  1. どこぞの魔法少女の如く、最大限まで火器を密集させ、戦線あたりの射撃密度を底的に上げ、「戦列歩兵」と呼ばれる様式を構成し、一斉射撃おこなう数撃ちゃ当たる式解決法
  2. どこぞの殺戮メイドのように敵に見つからならないよう移動しつつ敵に向かって撃ちまくるゲリラ的解決法[7]
  3. そもそも撃なんて行わないロシア的解決法exit
  4. 銃剣でぶっ刺して、零距離射撃
  5. に乗りながら撃したら最強じゃね?というカラコール(笑)的解決法。
  6. 夢がらいふりんぐ的解決法。
  7. どこぞの吸血鬼真似しホーミング弾的解決…すいません、やっぱ

 などがある。ただし、根本的な解決はミニエー弾[8]の発明によるライフリングの普及を待たねばならない。

 他の欠点としては、先込め式(マズルローダー)であることから、棒立ちの状態でなければ装填が著しく難しくなること[9]、素弾を装填しての連発が不可能に弱いという点がある。連発の問題については、クロスボウと同じく部隊を数列に分けて順番に撃たせるor弾薬装填、管装着、発射を3人に役割分担させる、または機構的に連発が可なマスケット銃を開発するなどの対策がとられたが、最終的には管や莢の発明によって元込め式(ブリーチローダー)が現実の話となるまで解決しなかった。

現代のマスケット銃

 現代携行小火器としての流は連発が可な連発であり、単発であるマスケット銃は歴史上の資料、美術工芸品としての鑑賞用、競技用、儀礼・祭典用として存在する。

 日本の各地には「火縄銃~会」等の火縄銃演武団体存在する為、大きな祭典・イベントでは火縄銃射撃実演が鑑賞可である。蝉丸pも所有者

 ただし、マスケット銃が歴史から姿を消したわけではなく、最近では反アメリカ抵抗アフガニスタンにて使用しており、アメリカ軍が彼らより没収した武器の中にマスケットをいくつか見つけることができる。また、中東某所にて老年の特殊工作員使用したとの情報もある。

火縄銃を所有したい場合

言わずもかなだが、火縄銃類所持取締法(銃刀法)に抵触する。具体的には第二条

金属性弾丸を発射する機を有する装

および

弾丸の運動エネルギーの値が、人の生命に危険を及ぼし得るもの

の両者を満たすのが理由とされる。

ただし、十四条

都道府県教育委員会は、美術品若しくはとう品として価値のある火縄式等の古式又は美術品として価値のある類の登録をするものとする。

としているため、「古式」は美術品として所持することは認められている。

そして、警視庁が発行する「古式」の定義は

古式~ 撃発方式が管打式又はピン打式等、それ以前の構造を持つ

とある。マスケットは構造上、発射機構が管打式以降になりえないため、全てのマスケットは古式に含まれる。

 よって、マスケットの所有自体は都道府県教育委員会の許可さえでれば所持はできるといえる。これは犯罪歴や危険思想などが見られない場合、較的簡単に通ることができる。ただ譲渡が基本的に禁止されているため、やはり所持は簡単ではない。

しかし、マスケットの発許可の所得はより難しい。

 日本前装式射撃連盟のサイトの条件を見ると、マスケットの発には猟銃用火許可書、猟銃用火類消費許可書、および公安委員会講習修了明書もしくは所持許可の保持が必要である。

 所持許可は筆記試験および教習射撃にて順当な結果を収めなければならなく、それ以上にの取り扱いに関する安全性が重要視される。また、所持許可と同じように犯罪歴や危険思想などのチェックも入る。他にも全講習課程は数万円の講習料を必要とする事実がある。それと同時に所持志願者は黒色の使用許可を取るため、猟銃用火許可書、猟銃用火類消費許可書も必要とする。

関連動画


関連商品

フィギュア・模造銃

魔法少女まどか☆マギカ

三銃士

Hellsing

Black Lagoon

戦略SLG


その他

関連外部リンク

日本前装銃射撃連盟 公式ホームページexit
http://www.mlsa.jp/exit

関連項目

脚注

  1. *日本式の区分では火縄銃の一種
  2. *弾を口から詰め込む方式のこと。マズルローダーとも言う
  3. *1.5m程度の先込めマッチロック式滑腔の事
  4. *アレクサンドル・デュマ・ペールの小説三銃士』(フランス語:Les Trois Mousquetaires 英語:The Three Musketeers)に登場する「士」はこの意味である。だが、「士」であるにも関わらず、劇中三銃士達はど使わず剣戟ばかり披露する。
  5. *戦闘時には騎乗をしない、移動時のみ乗をする乗歩兵の時代と戦闘も移動も騎乗がである騎兵(騎乗兵)の時代がある
  6. *海外ではヤーゲルエンフィールドライフル・マスケットとしてマスケットの区分にすることがあるが、日本ではそれらのミニエーに分類されることが多い。
  7. *ただしこれはどちらかというとマスケット以上に装填時間に問題のあった、初期の前装式ライフルに対する解決法である。
  8. *弾の底に部を設けてコルクを詰めた弾。装填時には弾の直径がライフリングの径より小さいためスムーズに装填でき、発射時に火ガスコルクを押すことで弾の直径を大きくし、弾と身のライフリングが噛みあうようになるという画期的な弾。
  9. *重力を利用して火室まで流すので、装填の際はを立たせる必要があり、装填は膝をついた状態でも難しく、伏せるとほぼ不可能であった
この記事を編集する

掲示板

  • 170ななしのよっしん

    2020/10/03(土) 00:15:47 ID: OWsO+TENbs

    >>167
    昔のマスケットの初速が300m/sくらいだとして100m先の的に届く頃は最低50cm以上は落下してるんで当たるように狙うと50mの的はちょうど飛び越えてしまうと思われ…
    ただ程度の問題であって、クロスボウべ低伸性が良く、距離に応じた照準調整が少なく済むのは違いないだろう

    の問題は、そもそもクロスボウ機械仕掛けだから同じセッティングで矢弾を放てば同じように飛び出して行くはずだが、だと同じ距離、同じ照準、同じ体勢でも弦の引き方放し方で毎回同じように矢を飛ばすだけですら訓練が必要になる事
    返しやらロングボウの斜めに持つ構え方やら素人には動作の時点で理解が難しい部分も多い

  • 171ななしのよっしん

    2021/04/10(土) 13:02:19 ID: v+3sXa0ufD

    >>168
    厳密にはちょっと違う
    オーバーサイズの弾丸なんて人力じゃとても装填できんから、布切れを間に噛ませてそれでライフリングと弾丸の間隙を密閉して使った
    ミニエー弾はこの布切れの効果を弾丸そのものに持たせた

    >>170
    他にも矢には矢羽がある影に弱いというのもある
    火縄銃もそうだけど矢もによっては使えなかった

  • 172ななしのよっしん

    2021/09/04(土) 20:55:32 ID: KgTfL/Onni

    https://www.youtube.com/watch?v=xxjKfzMU9goexit

    マスケットでもしゃがんで装填できる。
    それと動画ではペーパーカートリッジを使用している。

頂上決戦 大百科グランプリ記事

急上昇ワード改

最終更新:2021/09/25(土) 10:00

ほめられた記事

最終更新:2021/09/25(土) 10:00

ウォッチリストに追加しました!

すでにウォッチリストに
入っています。

OK

追加に失敗しました。

OK

追加にはログインが必要です。

           

ほめた!

すでにほめています。

すでにほめています。

ほめるを取消しました。

OK

ほめるに失敗しました。

OK

ほめるの取消しに失敗しました。

OK

ほめるにはログインが必要です。

タグ編集にはログインが必要です。

タグ編集には利用規約の同意が必要です。

TOP