マスコンバットとは (マスコンバットとは) [単語記事]

御命令を！

☞戦闘開始

戦闘準備
状況説明
ちょっと待て

ﾃﾚﾃﾃ～ﾃﾚﾃﾃ～～　ﾊｯ!

マスコンバットとは？

面白いミニゲームが多いと評判のロマンシングサガ3の中でもトレードと肩を並べるほど奥が深いミニゲーム、それがこのマスコンバットである。
直訳すると「大勢の戦闘」の通り、100人単位の軍勢を指揮して行う戦争。画面上に表示されるキャラクター1体につき兵士 100人に相当し、2000～4000人同士の大規模な戦闘である。

兵士は一般的な歩兵から重装備をした重装兵、機動力に優れ攻撃力もやや高い騎兵など。条件を満たすと攻撃力の高い傭兵を雇うこともできる。

マスコンバットは陣形の選択と戦闘中の作戦指令の2つによって進行される。
戦闘準備画面で、所持している陣形・作戦の中から陣形を2つ、作戦を6つセレクトし、戦闘に向かう（と言っても後述のミカエル以外が主人公の場合、選択するほど陣形・作戦を覚える事は無い）。

敵軍と向かい合った所で2つの陣形の中から片方を選び兵を配置し、いよいよ戦闘スタートである。
戦闘が始まったら兵の位置・ダメージ・モラルなどを見つつ、作戦を適切なタイミングで飛ばし、戦闘を有利に進めて行く必要がある。

モラル: いわゆる「士気」を表す。画面下部にメーターで軍全体のモラルが表示されていて、戦況の変化に合わせて刻一刻と増減していく。; モラルが高い状態であるほど兵士は本来の攻撃力・防御力・突進力を発揮する。; 前進命令などによる兵士自身の疲労によってもモラルは下がるが、自軍の兵がやられる（敵軍兵に自陣側画面端に到達されると特に）等、戦局が不利であるように見える事が起こると大きく下がる。; 一部の作戦指令によって回復できる他、後退したり前列交代したりして前線から遠ざかると回復する。これを利用することで、膠着状態を狙って相手のモラルを削るカウンターを狙うこともできる。

ミカエルとハリード以外の主人公の場合

特定のイベントでマスコンバットを2回行なえる。

その2回はいずれも主人公自身が軍を指揮するのではなく、他のキャラクターが軍を指揮しているのをプレイヤーが操作するだけなので、新たな作戦を覚える事もなければ、戦闘準備画面で作戦を選んだりする事も無い。

ハリードを主人公に選んだ場合

オープニングイベントでミカエルと同行し、その際に行われる2回のマスコンバットをハリードがミカエルの代理という形で指揮を執ることになる。

2回のそれぞれの戦闘の終了後に新たな作戦・陣形を閃いたりするので、次の戦闘の準備画面で作戦を入れ替える事ができるが、この2回のオープニングイベントのマスコンバットが終わってしまったら、他キャラと同じ入れ替えのできないイベント戦闘しかマスコンバットが残っていないため、2回目の戦闘終了後に覚えた作戦・陣形は使う機会は無い。

ミカエルを主人公に選んだ場合

ミカエルはオープニングイベントで行われる2回の他、その後の国政イベント（後述）でもマスコンバットが何度も発生するため、作戦を本格的に覚え活用できる。

また国政イベントで作戦を開発させたり、金を出して傭兵を雇い自軍戦力を強化するなどの行動も取れる。

なおメインイベントの1つ、「ビューネイの巣のアビスゲートを閉じる」は、ミカエル以外の主人公だとロアーヌの街が襲撃されたという話を聞いて初めてイベントが発生するが、ミカエルが主人公の場合はこのロアーヌ襲撃に実際に遭遇し、マスコンバットでモンスターの軍勢と戦う事になる。

作戦・陣形の一例
陣形
縦列陣形	最初から持っている基本的な陣形。指揮官を含め全員が一列に並ぶ。攻撃・防御はさほど強くないが、突進力は高め。
下翼突撃の陣	騎兵など攻撃力の高い兵士を（プレイヤーから見て画面の）下側に集中させる。敵指揮官を一点集中で狙う場合に有効。上側に戦力を集める「上翼突撃の陣」も有る。
強撃陣	指揮官の前に全兵士を一列に並べる陣形。移動スピードは大幅に低下するが、極めて強力な突進力を得る事ができる。
疾風陣	兵士を「く」の字型に並べる陣形。指揮官はやや上の方に位置する。強撃陣とは逆に非常に移動が速く、「速攻前進」と合わせるとあっという間に敵軍と接する。
波状盾の陣	兵士を2列に分けて波状に配置し、更にその後ろに指揮官が控える陣形（指揮官含め全部で3列）。指揮官の安全性が高くなる他、2列に分かれる事で後列の兵士を保護しモラルの回復を図る事ができる。
作戦
前進攻撃	最も基本的な作戦。8つ入れられる作戦うちこれだけは固定で外す事ができない。使用回数は無制限。前進しつつ攻撃を行う。前進速度も攻撃力も並程度であるため、回数制限のある「強撃前進」などに比べると攻撃力は落ちるが、その分疲労も溜まりにくい（モラルも下がりにくい）。
全軍突撃	全軍に突撃指令を出す。全軍のモラルが大幅に上昇し、かつ敵軍のモラルを大幅に低下させる効果がある。前列・後列で攻撃と防御を分担して行っていた場合でも、全兵士が攻撃状態になる。非常に効果の大きい作戦なため、原則として1戦闘につき1回しか使えない。デフォルトで習得している作戦であり、敵軍もほとんどの場合、この作戦を所持している。
前列交代	前列の兵士を下げ、温存していた後列の兵士と入れ替える。回数は制限なし。「防壁の波陣」など複数の列を組む陣形では基本となる作戦。
情報操作L1	敵軍の指令を操作し、敵軍全体を一時的に「前進攻撃」状態にする。防御状態・後退状態などのバリエーションがL5まで存在する。発動に際し、作戦自体の回数制限の他、自軍兵士を100～200人（1～2ユニット）ほど敵軍に飛び込ませて犠牲にする必要がある。他の作戦を組み合わせることで、敵軍が操作不能のまま一方的に押し込める。
統率回復・強	司令官が檄を飛ばし、自軍のモラルを即座に大幅に回復する。回数制限1。回数制限が4ある代わりに効果の低い、「弱」もある。
雨乞い	雨を呼んで両軍のモラルを大幅に低下させる。自軍のモラルを素早く回復して立て直す事ができる作戦とセットで使われる。
分断作戦	前列の兵士を一定距離まで強制的に前進させる（発動モーションは大ジャンプ）。これにより敵軍の前列を無視して後列に攻め込み、陣形の分断を狙うことができる。後列の防御が薄い敵軍に対しては致命打となる。
煙りぜめ	煙幕を敵陣に浴びせ、実行した前進・後退のいずれかを一定時間取り消せないようにすることができる。相手の作戦実行に合わせて行うことで、こちらは余裕を持って前進・後退を行うことができ、そのまま誘いこんで押しこむことも可能となる。