マタイ受難曲

マタイ受難曲（Mattäus-Passion）とは、マタイの福音書に基づく受難曲である。ここではJ. S. バッハの作品について述べる。

概要

バッハのマタイ受難曲 BWV244は、ライプツィヒ時代に作曲された声楽作品で、福音書によるアリア、レチタティーヴォ、コラールからなる。彼の最高傑作の一つであり宗教音楽の最高傑作に挙げられる。当時としては非常に規模の大きな作品である。

研究によれば1727年に上演され、後に何度か改訂されたようである。その後作品そのものが忘れられていたが19世紀にメンデルスゾーンが復活上演を行い、バッハ再評価につながった。

構成

第1部

ベタニヤの香油

• 第1曲 - 合唱「来たれ、娘たちよ、われとともに嘆け」

晩餐

ゲッセマネの祈り

第2部

偽証

大祭司とピラトの審問

イエスの引き渡しと鞭打ち

• 第63曲 - コラール「おお血と涙にまみれし御頭」

十字架

• 第66曲 - アリア（バス）「来たれ、甘き十字架」

埋葬

• 終曲 - 合唱「我ら涙を流してひざまずき」

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関連項目

• ヨハネ受難曲