原料や製法は地域によって変わり、サツマイモを主原料にした「コグマ・マッコリ」、
とうもろこしを主原料にした「オクチュ」、米と麹だけで作った「トンドンジュ」など種類はさまざま。
その中でも日本でもっともポピュラーなのが、米を主原料に小麦粉を添加した「サル・マッコリ」である。
アルコール度数は6~8%と低く、さわやかな酸味とほのかな甘みが特徴で、炭酸発泡がある。
濾過・火入れをしていない生マッコリのことをドンドンジュといい、マッコリに比べて味が濃くアルコール度数も高い。
また劣化が早く、長期保存は不可能である。
発泡性であるため、温めて飲むことはほとんどなく、冷やして飲むことが多い。
パカジとよばれるヒョウタンでできた柄杓で汲んでサバル(お椀)で飲むのが伝統的な飲み方。
よく混ぜてから飲むのが一般的だが、ツウはうわずみの透き通ったところだけを飲んで、後は捨ててしまうという。
マッコリは農酒(ノンジュ)と呼ばれるように、昔は農民たちが農耕ができない雨の日に飲んでいたらしく、
今でも雨の日になるとマッコリを飲みたくなるという韓国人は多い。
野菜や白身魚に衣を付けて焼いたジョンや、韓国風のお好み焼きであるチジミ(パジョン)などの韓国料理と相性がいいといわれている。
日本では、2004年頃の韓流ブームをきっかけにマッコリが人気になり、韓国からの輸出量が急上昇。
韓国では、おじさんが飲むもの、というイメージでマッコリの消費は落ち込んでいたが、日本でのブームを機に再び注目を集めるようになる。
果物などを使用したマッコリが登場したり、低アルコールで健康や美容にもいいという面がクローズアップされたりしたことで、若い女性のあいだでも人気に。
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最終更新:2023/03/22(水) 03:00
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