――それは、語られなかった他なる結末。
とてもちいさな、とてもおおきな、とてもたいせつな、
あいとゆうきのおとぎばなし――
マブラヴとは、アージュが2003年に発売した燃え・泣き・鬱要素を含んだエロゲーである。
ここでは2006年に発売した続編の「マブラヴ オルタネイティヴ」やマブラヴ関連作品についても記述する。
この作品は無印マブラヴ→オルタネイティヴの順でプレイする事が推奨されるが、燃えゲーの前評判を聞いて始めた人にはただの学園ものである無印EXTRA編、UNLIMITED編は物足りない…とまどろっこしい事がある。
そんな時は最悪先にオルタをやってしまうことも一つの手ではある(序盤に今までの世界について説明が入るため最低限のシナリオは理解できる)。
しかしオルタネイティヴを攻略後ならばわかるが無印の重要性が高いので、最短ルートでも良いので無印の両編を一通り先に攻略しておくことが推奨される。
君が望む永遠などで知られるアージュが2003年に発売した。発売までの前情報では君が望む永遠と同じ場所を舞台とした、「超王道ADV」の名の通り「隣に住む幼馴染」「朝起きると隣で寝ていた美少女」「委員長」など、王道ともいえる学園コメディものであるといわれていた。これがEXTRA編(EX編)と呼ばれる部分である。
しかし、ある2つのルートをクリアすると突如として現れるUNLIMITED編(UL編)では、人類がBeings of the Extra Terrestrial origin which is Adversary of human race(人類に敵対的な地球外起源種。通称BETA)と呼ばれる生命体との戦争で絶滅の危機に瀕しているという過酷な世界が舞台となっており、世界観が180°変わっている。
UNLIMITED編では、朝起きたらこの世界に飛ばされていた主人公「白銀武」が、訓練兵としてEXTRA編では同級生であった仲間とともに成長していく物語である。
UNLIMITED編では戦術機と呼ばれるロボットが登場し、主人公や仲間は戦術機のパイロット(衛士)の訓練兵である。また、深く考えられた世界観や設定、アニメーションがついた新しいOP、吉成鋼による迫力のアニメーションシーンなど、UNLIMITED編の方がメインであると考えられる作りである。
しかし、物語は完結しておらずファンは1アージュ(3年)後の続編まで待たされることとなる。
前作マブラヴから3年後の2006年に発売された続編。前作UNLIMITED編の続き(厳密的に言うと違うのだが)となっている。Alternativeの綴りからALと呼ばれることもある。
物語は、武がこちらの世界に飛ばされた日にタイムスリップをしたところから始まる。前作と違うのは、武にEXTRA編とUNLIMITED編の記憶と兵士としての経験を不完全ながら引き継ぎ(特にEXTRA編の記憶は薄い)、それにより作られた肉体を持っていることである。武は自身が体験した人類の敗北という未来を変えるため、再び訓練兵として基地の門を叩くことを決意する・・・
前作と合わせて考えると、ある意味二次創作で良くある逆行物の様な状況に主人公は置かれているわけであるが、決して主人公最強モノの様な主人公に甘い環境ではない。むしろより深くBETAとの戦いに関わっていった結果、それ相応の苦難が次々に押し寄せ、主人公を完全に打ちのめすといった、「君が望む永遠」が主人公ハーレムモノのアンチテーゼであったのと同様に「マブラヴ」もまた「主人公逆行物」のアンチテーゼであることが浮き彫りとなっている。
またこの作品は国家元首が天皇ではなく皇帝という違い等はあるものの(詳しくはWikipediaを)、日本人や国家というものについても考えさせられることも大きな特徴であるといえよう。
エロゲーとしては前作以上の異色作。選択肢はあるものの、物語の流れ自体に及ぼす影響はほぼ皆無であり、エンディングも1つしかない。したがって、他のギャルゲーなどにある「キャラの攻略」という概念が存在しない。
また、Hシーンも非常に少なく(シーン2回、CG4枚のみ(前作UNLIMITED編をカウントせず)、またそのシーンの一つはとてもではないが実用に耐えるものではない)、エロゲーというよりは分岐のないノベルゲームに近い。
ただ18禁でないと表現できないキツイ描写も複数存在する。故に一部のファンからは「18禁である主な理由はエロではなくグロである」とも言われている。まりもちゃん...そのため、そのような表現を緩和した全年齢版も後に発売されている。
このようにエロゲーとしては異色ではあるが、前作同様の練りこまれた設定、本当にコクピットにいるかのような臨場感などの演出、EXTRA編、UNLIMITED編の伏線を回収しつつ進むストーリーなど、非常にレベルが高く評価も高い。
アバンオープニングテーマはJamProjectのPC版は「未来への咆哮」、全年齢版は「Name~君の名は~」である。PS3版はGRANRODEOの「0-GRAVITY」。
よく勘違いされがちだが未来への咆哮とName~君の名は~はスパロボやゲッターの歌ではない。
JamProjectは他にもメンバーのソロ曲を劇中歌として数曲提供している。なお、メンバーである奥井雅美はマブラヴシリーズの大ファンである模様。他のメンバーもプレイしたとアージュのトークショーで公言している。
前作同様戦術機も登場しており、そのバリエーションはかなり増えている。戦術機はボークスにより立体フィギュア化されており、それを元にしたジオラマストーリーがホビージャパンで連載中である。ボークス以外でもリボルテックからシリーズが出ていたり、コトブキヤからノンスケール・1/144スケール・D-styleのプラモデルが発売されている。
声優も豪華であり、主人公は某ガン○ム種の主人公の中の人が所々担当している。他にも若本、子安、カテ○ナさんの中の人、ちょい役でもどこかで聞いたことあるようなベテランの声優を起用しており、こんなところからもアージュの気合の入れようが伺える。
2019年10月のアージュ20周年イベントにおいてアニメ制作が進行中と告知され、2020年5月のオンラインイベントにてティザー動画が公開され、続く2020年10月にPVが、11月に放映枠と放映時期が発表された。
このアニメ制作自体は原作ゲーム開発の企画書の段階から決定していたものであるという。
なお前作の発売から18年、オルタ原作の発売から15年近くが経過していたこともあり、キャラクターデザインやロゴデザイン、担当声優が刷新された。原作者およびプロデューサーとしてはアニメのためだけではなく、シリーズを長期に展開するためのものとされている。
このような事例はゲームのリメイクのほうではあるが同じエロゲ出身の月姫でも確認されている。
監督は「音楽少女」「異常生物見聞録」の西本由紀夫、シリーズ構成は「ストライクウィッチーズ」「GATE」の浦畑達彦が担当し、アニメーション制作はFLAGSHIP LINEとゆめ太カンパニーとグラフィニカが共同で務める。なお製作母体のエイベックス・ピクチャーズはエイベックス・エンタテインメント時代よりシリーズのトータル・イクリプス、シュヴァルツェスマーケンの製作に関わっており、音楽・音響監督はシュヴァルツェスマーケンから続投している。
フジテレビ系列で10月7日より随時放映され、配信は見放題独占はFODが、見逃し配信としてはFODとTVer、GYAOにて配信される。
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 総作画監督 | 放映日 |
Story 01 | 世界の日常 | イシノアツオ、浦畑達彦 | 小野竜太、大河広行、西本由紀夫 | 鹿谷拓史 | 坂上怜司、北条裕之、林怡君 | 谷拓也、つなきあき | 2021年 10月7日 |
シュヴァルツェスマーケンの記事参照
マブラヴUNLIMITED編の後日談を描いた作品ザ・デイ・アフターが収録されている。
2004年2月…地球は、G弾の光に包まれた。 海は枯れ、地は裂け、あらゆる生命体は絶滅したかに見えた。
――しかし人類は死滅していなかった!(BETAも)という感じの世界。
G弾使用の異常な重力変化により元が海だった場所は干上がって塩の砂漠に、陸地も人が住める場所が殆どなくなり食糧不足で人類間戦争が始まる、おまけにBETAは生きていた等絶望的世界観により拍車がかかっており、世はまさに世紀末といった様相である。
おそらくUNLIMITED編ラストからオルタに移行したのもバビロン作戦におけるG弾集中運用の弊害である天変地異で白銀武が死亡したためと思われる。しかし今回は世界が続いている。
ということは...
他にもショートストーリーがいくつか。2013年8月30日に04が発売される予定となっているたが、同年9月27日に変更となった。
クロニクルズの詳細サイト→http://www.age-soft.jp/Product/chr/index.html
武ちゃんマジ鬼畜の18禁ゲーを収録。これ以外にもマブラヴのサイドストーリーも収録。君はとんかつにはソース派?醤油派?
メインのモードはオルタED後の話とされているが、世界観を壊したくないためかあくまでオルタ本編とは別世界の話ですよという前置きがある。こちらも18禁ゲー。シナリオ担当がキーコーでないためか評判はいまいち。これ以外にもTEが1・2話のみサウンドノベル化(かっこいいOP付)して収録されていたり、戦術機の戦略シミュレーションゲームも収録されている。
マブラヴの楽曲一覧を参照
初心者に非常にわかりやすいマブラヴの解説となっている。公式も絶賛するほどの高クオリティなので、既プレイ未プレイともに(特に後者は)最低一度は見ておくべき動画。唯一ある欠点としては、既プレイの視聴者が熱くなってしまい、少なからずネタバレコメを書いてしまうことだろうか(まあ、何がネタバレかは未プレイの人にはわからないだろうが)。
掲示板
3239 ななしのよっしん
2025/02/26(水) 10:41:16 ID: II07BGlih2
>>3233
多分、オルタの派生でやってくにしても、クロニクル・トータルイクリプス・シュバルツェスマーケンで大体やりたい事やっちゃったとかなんだと思うで
ソシャゲシナリオとしてやりたい事もストライクフロンティアの時点でやっちゃってた感あるし
つーかぶっちゃけると、シリーズモノとして続けてくにも「これ以上は何やったところで変わり映えしないものになるのが見え透いてる」ってなっちゃってたのもあると思われ
3240 削除しました
削除しました ID: II07BGlih2
削除しました
3241 ななしのよっしん
2025/03/01(土) 19:43:02 ID: JwnV1CB3Sd
良く持った方なんじゃないの2008年ぐらいの時点で既にアージュは息切れ起こしていて
その後はあちこちに身を寄せて金出してもらって何とか息をつないでた状態だったし
急上昇ワード改
最終更新:2025/03/09(日) 06:00
最終更新:2025/03/09(日) 06:00
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