マラソン 単語

605件

マラソン

1.5千文字の記事
  • twitter
  • facebook
  • はてな
  • LINE

マラソン(marathon)とは、42.195kmを走る陸上競技である。

概要

都市国家アテナイを始めとしたギリシアとアケメネスペルシアの間で起きた「ペルシア戦争」において、紀元前450年9月12日に「マラトンの戦い」が勃発。マラトン平原にてギリシア連合軍はペルシア軍を撃退し、オリエントを統一した大帝国の領土拡大の阻止に成功した。
この大勝利アテナイの元老に知らせる為、駿足の伝フィリッピデスが選ばれる。彼は戦場となったマラトン平原からアテナイまでの約40kmを休みなしで走り続け、遂に門に到達。「ニキカメン(ら勝てり)」と叫んで尽き、そのまま息を引き取ったという。

この故事にならい、1896年にアテネで開かれた第1回オリンピックにおいて、マラトンからアテネのパナシナイコ競技場までの競争競技が行われる事となった。これが最初のマラソンである。

当初はコース距離が一定ではなく、マラトンからアテネまでの距離おおむね40kmを走っていた。
現在の「42.195km」という距離が設定されたのは第8回のパリオリンピックで、第4回のロンドンオリンピックにおける走行距離地42km+競技場の200mトラック1周弱)を元としている。これ以降はこの距離で固定されている。

当初近代オリンピックでは、陸上競技に参加できるのは男子だけだった。
体力的に女子の参加は不可能」という意見が多かったが、催者に隠れて女子選手が「非公式に」参加する事が増え、1972年から公式女子部門が開設された。
なおオリンピックの正式種として女子のマラソンが正式採用されたのは1984年、第23回のロサンゼルスオリンピックからである。

日本で初めてマラソンが開催されたのは1909年(明治42年)で、兵庫県で開催された。以後人気となり、金栗四三円谷幸吉などが活躍。1970年代から90年代にかけても、瀬古利・宗茂・宗猛・谷川浩美などの選手を多く輩出した。
女子では有裕子、高橋尚子野口みずきなどの活躍があり、世界記録優勝・上位入賞してきた歴史を持つ。

主要なマラソン大会

その他用法

マラソンの長時間走り続ける苦痛に満ちたイメージから、以下の意味で使われることがある。

関連動画

関連商品

関連項目

この記事を編集する

掲示板

おすすめトレンド

ニコニ広告で宣伝された記事

記事と一緒に動画もおすすめ!
小原好美[単語]

提供: サト・ココスキー

もっと見る

急上昇ワード改

最終更新:2024/04/20(土) 02:00

ほめられた記事

最終更新:2024/04/20(土) 02:00

ウォッチリストに追加しました!

すでにウォッチリストに
入っています。

OK

追加に失敗しました。

OK

追加にはログインが必要です。

           

ほめた!

すでにほめています。

すでにほめています。

ほめるを取消しました。

OK

ほめるに失敗しました。

OK

ほめるの取消しに失敗しました。

OK

ほめるにはログインが必要です。

タグ編集にはログインが必要です。

タグ編集には利用規約の同意が必要です。

TOP