マリオカート7とは、2011年12月1日に発売されたニンテンドー3DS用ソフトである。価格は4,800円(税込)。
3D映像でレースを楽しめるマリオカートシリーズの最新作。携帯機向けとしてはシリーズ3作目。
ニンテンドー3DS発表と同時に発表され、当初は『マリオカート』という仮称だったが、2011年7月のニンテンドー3DSの値下げ発表と同時に正式名称と発売予定が明かされた。
文字通り家庭用のマリオカートシリーズ7作目だが、ナンバリングタイトルは実はシリーズ初である(64版は当然、ナンバリングではない)。
基本的なシステムはWii版やDS版に準拠しており、下画面の表示などは後者とほぼ同様。
ジャンプアクションや、ミニターボが2段階であるなどの仕様は、Wiiから引き継いでいる。
一方、DSと比べて遥かにスペックの高い3DSにハードを移したことで、グラフィックが飛躍的に向上しているほか、以下のような変更点・追加要素がある。
今作では、従来通りの陸上コースの他、グライダーで滑空する要素と、スクリューで水中を進む要素が加わった。
青色のグライドボードに乗って飛び出すと、グライダーが展開して飛行する。パーツによって速度や旋回の性能は上下する。
水中を進む要素はこれまでにもあったものの、今作は水に潜るとマシン後部からスクリューが飛び出すようになった。
これによって、1つのコースでも陸海空に分岐しており、進み方のパターンが増えた。どのコースを進んだ方が速いかはマシン次第で、性能によっては飛ばない方が良いこともある。
また、陸上よりも水中を進んだ方がコインやアイテムに恵まれているという場合もある。
今作では、フレーム(車体)・タイヤ・グライダーの3つのパーツを自由に選んで組み合わせて、自分だけのマシンを構築できる(後述)。
パーツは、レース中(タイムアタックやバトルは不可)にコインを拾って行くことで、その枚数に応じて順次解放されていく。
また、すれちがったMiiのパーツがまだ持っていないものである場合、そのMiiにグランプリで勝利することでも入手できる(後述)。
コインによる解放は、徐々に必要な枚数が増えて行くため、全てのパーツをコインで手に入れるのはかなり時間がかかる。その上、解放の順番はランダムで、フレームに偏ったりタイヤに偏ったりして、カスタマイズの幅が中々広がらないこともある。
なお、このカスタマイズ機能の代わりに、キャラ固有のマシンはなくなった(同じパーツでもキャラに応じてデザインは変わるが、性能は同等)。
パーツに関することは後述。
スーパーマリオカートとマリオカートアドバンスにのみの要素であったコインが再び登場する。
基本的には従来作品と同じ扱いでコース上に落ちており1レース最大10枚まで拾える。
こうらやサンダーなどでダメージ受けると落としてしまうほか、コース外に落下した際もジュゲムへの報酬なのか数枚失ってしまう。
入手することでスピードアップする。
今作だけの(厳密にはアーケードにもある)要素として、このコインの拾得枚数は蓄積されていき、一定枚数(序盤は50枚ごと、終盤では500枚)ごとにマシンのパーツが手に入る。
今作では、16人+Mii で17人のキャラクターが登場する。
今回は『ダブルダッシュ!!』以降の常連だったワルイ―ジがまさかのリストラとなった(続編の8で復帰を果たしている)他、ハニークイーンなどの一発キャラを登場させるなど、やや物議を醸すチョイスとなった。
今作では、フレーム、タイヤ、グライダーのパーツを組み合わせて作ることで、お気に入りのカスタマイズでプレイすることができる。
スピード重視のものや重さに特化したもの、旋回性能を極めたものなど好みで構築が可能。
組み合わせは1190通り(17×10×7)にもなる(キャラクターを含むとさらに17倍で20,230通り)。
前述したとおり、コインを集めることで使用できるパーツが増えていく。
ネタバレになるので、ここでは厳選して紹介していく。
カートのメインとなる部分。ある程度は見た目で選んでしまってもかまわない。
性能が大きく変化するパーツ。同じフレームでも、タイヤによって走り方が変わってくる。
空を飛ぶためのパーツ。性能にはあまり響かないので、見た目で選んでしまってもかまわない。
今作も、DSやWii版と同じで、新コース32個、旧コース32個が登場する。
新コースで★が付いているものは3周でなく、1周勝負であることを示す。
旧コースも水中やグライダーポイントが追加され、少しアレンジされた。
☆がついてるのはマリオカート8以降でリメイクされたコースを示す。
今作のバトルはWiiと同じ風船とコインの2つのルール、6つのステージで8人までプレイできる。
個人戦もチーム戦も可能。制限時間は共通して2分。
インターネットの世界のだれとでも以外は4試合1セットで、獲得点の合計を競うルールになっている。
☆がついてるのはマリオカート8デラックスでリメイクされたステージを示す。
「ファイアフラワー」「スーパーこのは」「ラッキー7」が初登場。
今作は全部で18種類のアイテムが登場する。また、にせアイテムボックスは今回登場しない。(なお、コインの概念のあるマリオカートには全てにせアイテムボックスが出ないというジンクスがある。)
★がついているものは装備したり、投げ分けすることが可能である。
今作ではローカル通信やダウンロードプレイはもちろん、
すれ違い通信やいつの間に通信、ニンテンドーネットワークを使用しての通信対戦が可能になっている。
最大8人での通信対戦が可能。近くにいる友達とはローカル通信でプレイすることができる。
前々作のDS版では、ダウンロードプレイにすると50CC固定のレース8コース、バトル3ステージしかプレイできないということがあったが、
今作はカード1枚で排気量選択などのルール選択はもちろん、
レースでは32コース全て、バトルでは6ステージ全てプレイすることができる。
また、VSだけでなくグランプリモードもあり、グランプリモードに関連した隠し条件も、ここで出現させることが可能。
ダウンロードプレイで参加したプレイヤーは赤色以外のヘイホーで操作することになり、
カートのカスタマイズは「スタンダード」+「ノーマルタイヤ」+「スーパーカイト」となる。
さらに、チーム戦を行うこともできる。チーム戦はインターネット対戦ではできないため、ここだけの機能となる。
ニンテンドーネットワークにより、インターネットを利用して遠くにいるプレイヤーと最大8人同時に対戦できる。
「世界のだれとでも」と「コミュニティ」のどちらかでプレイすることになる。
フレンドリストに登録してあるフレンドやすれ違った人がプレイ中の場合、合流することも可能で
「世界のだれとでも」で満員部屋の場合も観戦枠に入ることが可能。
また、最近対戦した100人が履歴として記録され、その人達に合流することもできる。
世界中のマリオカート7プレイヤーから対戦相手を探し、最大8人までレースあるいはバトルをするモード。
各プレイヤーに実力を数値化したレーティング(VR)が与えられ、上位を取ると上昇し、下位を取ると少し減少する。
Wii版と異なり、経験値に近いもので、増減が激しいというものではい。開始はVR1000から。
対戦相手を探す際は、自動的にVRの近い人を優先的に探すようになっている。
排気量は初めのうちは100ccだが、ある程度VRが上がると150ccとミラーがランダムで行われる。
コミュニティを使用して、最大8人までが集まって4レース(4バトル)1セットで対戦ができる。
「世界のだれとでも」と異なる点は、排気量やアイテムの設定をコミュニティ作成時に設定できることや、
そのコミュニティで今まで何pts獲得したかの記録が残り、コミュニティのページでランキングとして表示される点である。
フレンド間で対戦回を開きたい時はコミュニティを作って、作成時に表示される14ケタのコミュニティコードを教えることで、すぐにフレンド戦を開催できる。
また、任天堂やニンドリ、ファミ通など、公式でサンプルとしてコミュニティを開いている。
興味があったら、参加してみるのも良いかもしれない。
前作にもあったマリオカートチャンネルは、今作では本体内蔵で存在している。
この機能を利用するには、SDカードを本体に差し込んでおく必要がある。
すれ違い通信やいつの間に通信での情報は、ここに表示される。
また、自分の戦績や集めたコインの枚数の確認や自己プロフィールの設定もここで変更が可能。
すれ違い通信を用いて、以下のようなやり取りをする。
また、すれ違った人は100人まで履歴として残り、インターネットのオンライン情報も公開されるようになる。
すれ違った人がインターネットで対戦している場合は、合流することが可能。
いつの間に通信を用いて、タイムアタックのゴーストをカップごとに各コース7体ずつ受信することができる。
タイムアタックをしていないコースの場合は遅めのゴースト、してあるコースはその記録に近いゴーストがランダムで7体受信される。
フレンド間でのゴースト受信は不可ではあるが、フレンドが近い記録を出していれば偶然もらえることもある。
また、任天堂やニンドリなどが公式でコミュニティを追加したり削除したりした場合は、
コミュニティ情報が更新されたお知らせも受信される。
任天堂からではなく、HORI(企業)がライセンス商品のハンドルを販売している。
実際に傾けて操作しなくても、グリップとして使用できるのでオススメ。
マリオカート | |
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ゲーム | 初代 - 64 - アドバンス - ダブルダッシュ!! - DS - Wii - 7 - 8 |
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掲示板
1493ななしのよっしん
2022/12/26(月) 22:25:14 ID: MmAXtJgMuZ
任天堂の特定ゲームに“理論上ゲーム機を乗っ取れる”脆弱性が存在したとの報告。『マリカ7』などの突然アプデに関係か
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>また、機種によってはOSのほかの脆弱性と組み合わせることでゲーム機本体を完全に乗っ取ることができると見られる。
あくまで報道ではあるが
ソフトハックだけじゃなく本体まで完全乗っ取りの可能性があるなら今更とはいえ無視もできないか
1494ななしのよっしん
2023/02/11(土) 04:15:58 ID: 7xTT0UcQ4v
なんで今作からナンバリングにしたんやろな。
てっきり「マリオカート3D」みたいなタイトルになるんかと思ったわ。
にしてもオンラインはチートの巣窟と化したか…
ポケモンXYでもそうだけど、3DS、Wii Uはもはやチーターだらけ…
1495ななしのよっしん
2023/02/12(日) 10:42:23 ID: sdk8ybIsAB
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最終更新:2023/03/25(土) 19:00
最終更新:2023/03/25(土) 19:00
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