マリオ・マリオとは、『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』におけるマリオの本名である。
元々はハリウッドの実写マリオである『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』における設定である。
(同作におけるマリオの設定については作品記事を参照)
実写映画化にあたりマリオのフルネームを設定する必要が出てきたのだが、その際に“マリオブラザーズ”という呼び方に倣う形で、姓名が同じとなるが便宜上「マリオ・マリオ」と決めていたものである。当然、ルイージの本名も作中では「ルイージ・マリオ」である。
これはあくまでも映画での設定とされ、ゲームにおけるマリオの本名もこれなのかは長らく明らかにされてはいなかった。
2015年9月13日、スーパーマリオブラザーズ発売30周年記念イベント『スーパーマリオ30祭』が開催され、任天堂代表取締役にしてマリオの生みの親でもある宮本茂氏も参加。宮本氏はそのステージ上で「マリオ・マリオが本名」と発言したのである。→ガジェット通信による記事
ただし、ここで注意しておきたいことは、このケースは所謂「裏設定」にあたること、そして裏設定は広義には「裏設定≠公式設定」であること、つまり「制作サイドの人間によって語られてたからと言って必ずしもそれが公式設定であるわけではない」「その場合はあくまでも原作・原案を務めた人間の頭の中にだけある『構想として存在はするが作品としては非公式な設定』」ということである。
現に任天堂ホームページなど各公式媒体でも他のシリーズのキャラが「サムス・アラン」「フォックス・マクラウド」などフルネームで記される機会が多い中、マリオは「マリオ」とのみ表記され「マリオ・マリオ」とは書かれていない。
そのため、生みの親の宮本氏が発言したからといってそれが絶対的な公式設定になるとは限らない点に注意されたし。
(一部アニヲタwiki「裏設定」「熊崎信也」より引用)
加えて、実は上記の一件についても実際には語弊があったことが判明している。
詳しい経緯を説明すると、占い師のゲッターズ飯田氏がマリオの将来を占う際に「スーパー・マリオ」として占ったのだが、それに対して宮本氏が「本当のマリオの名前は『マリオ・マリオ』なんですよ」と軽い口調で返したというもの。→ファミ通による記事
つまり、上記の発言はあくまでも冗談に近いニュアンスであったのである。
しかし、国内外の各メディアで宮本氏の発言だけが切り取られて広く取り上げられてしまった結果、大きく拡散されてしまった形である。
その後、withnewsの編集部が任天堂広報室に問い合わせたところ、「宮本氏にも確認したが、やはり『マリオ』が正式名称でマリオ・マリオではない」との回答が返ってきたため、これからもゲームのマリオはずっと「マリオ」のままであろう。→withnewsによる記事
メディアやユーザーによって公式発表・正式な設定として拡散されたものが実は間違いやデマだったという例は多々あるため、鵜呑みにせずに事実確認をしっかり行うのが肝心である。
ちなみに実写映画版について宮本氏は「作家性の持った違う解釈ができる作品は面白いです」とコメントしたこともあった。
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最終更新:2024/04/25(木) 17:00
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