マルス(ファイアーエムブレム)単語

マルス

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マルスとは、ゲームファイアーエムブレムシリーズ」に登場するキャラクターである。

概要

マルスは、アカネイア大陸アリティア王子である。な登場作品は↓

人物像

マルス
王子という身分でありながらそれを誇示するでもなく、わけ隔てなく人に接する好青年である。それ故に同人アンソロなどで腹黒として扱われることも少なくない(まあこれは優等生キャラの宿命でもある)。
女性に対してもやさしく接するため天然ジゴロの素質も高く、後に王妃に迎えることとなるタリス王女シーダペガサス三姉妹の次女のカチュアマムクートプリンセスであるチキマケドニアマリア王女グルニアシスターマリーシアなど、いろんな意味でマルスの魅に惹かれる女性が多い。
また、英雄戦争編で大陸混乱の渦に巻き込んだ暗黒皇帝ハーディンを盟友として最後まで信じようとした度量の大きさも彼の魅である。それ故にその器に入ろうとする人物も後を絶たない。

彼には『スターロードマルス』という呼び名がある。これはFC版の17面のタイトルであるとともに、封印のに収まったオーブを描くように配置されているところから来ていると推測される。さらに言うとマルス火星[mars]を意味する事もあるので、それにも引っ掛けているのかもしれない。
覚醒』以降は2つの大きな戦争を終結させた功から『英雄王マルス』と言われることが増えている。

デザイン面においてFC版の暗の時は皮製のサンダルを履いていたが紋章の謎においてブーツに変更。そのまま新・暗黒竜イラストでは紋章のデザインを優先させたイラストとなっている。

本人の性能について

クラスは専用職であるロードを専門に使う歩兵で、強な専用武器を多数使用可
の訪問や門の制圧ができるのは彼だけであり、マルス死亡=即ゲームオーバーとなる。さらに、ファイアーエムブレム入手後は宝箱が開けられるようになる。

FE主人公にならない」という伝統を作ったキャラであるが、その事がむしろ「仲間を増やし、自身の資質を持って軍を一丸にまとめるのが君仕事である」ことを強調している部分もあり、「自分だけのでは勝利がおぼつかない」ことをマルス自身が自覚している。

説得要員としてヒロインであるシーダと並ぶ重要なキャラなので、敵の攻撃にはある程度は持ち堪えられるように鍛えておきたい。また、普通にプレイしていれば最終戦ファルシオンを握りメディウスと戦うことになるので、足りない部分はアイテムによるドーピングで補うといい。

ゲスト出演した『覚醒』、『if』では原作にはない専用職スターロードで登場する。

作品ごとにや強さが微妙に変化しているので、順を追って解説する。

暗黒竜と光の剣(FC版)

成長率そのものはそこそこよいのだが、クラスチェンジいためレベルアップ回数が19回しかないこと、さらに速さなどは伸びやすいものの守備が伸び悩み、回避ゲーのバランスではないため集中攻撃を受けるとあっさりと沈む。

ただし、その点を差し引いてもFC版のマルスはかなり強い。というのも専用武器

とどれもが非常に強であるため。

さらにFC版では装備武器が闘技場に持ち込める上にオーブの効果(所持中は武器耐久力が減らない)も適用されるので、20面までにレベル10程度まで上げておく→20面の闘技場でメリクルとオーブを装備して闘技場で荒稼ぎ…とすることでHP以外がカンストしたマルスを簡単に作れる。

あそこまでしなくても次の面以降にドーピングアイテムを売っている秘密の店があるので、メンバーカードさえあればフルカンストキャラを作ることは容易なのだが。

紋章の謎(SFC版)

さすがにFC版のままでは強すぎると判断されたのか、

となり、マルス本人の戦闘力微妙弱体化した。
弱体化で下がった戦闘力を埋めるべく、オーブに新しく追加された「所持中は全ステータス成長率に+30される」効果をフル活用したいところ。

新・暗黒竜と光の剣

システムである兵種変更が行えない代わりに、「クラスチェンジできないキャラレベルキャップが30に上昇」「ステータス上限値も上級職と同等」などの変更があるため、きっちり鍛え上げれば一軍として最初から最後まで活躍可
SFC版に存在したオーブオーブのかけらの成長率上昇補正効果も消滅したため、成長を吟味しておくと何かと攻略がはかどる。

ただし、ハード5ではメディウスの素さが30、一方マルスの素さは25が限界なのでどうあがいてもメディウスから2回攻撃を受けることになってしまう。要するに雰囲気重視でファルシオン持って突撃~なんてやってたら待っているのは確実な死である。なんだかなぁ…。

新・紋章の謎

HPは低いものの、速さ、幸運、守備が絶妙な伸びを見せ、最初から最後まできっちり戦になる程度の強さを持ち合わせる優秀なユニットとなった。
強制出撃かつ最高難易度でさえ大抵の攻撃を1発は防いでくれるため、積極的に戦闘参加させてきっちり育ててやると良いだろう。

また、前作でスタッフも反省したのか、新紋章では「封印の完成するとほとんどのステータスが+2される」ようになり、メディウスの素さも下がったためにトドメを任せられるようになった。
・・・というか、本作最高難易度メディウスは彼以外で倒すのが非常に難しいほど強いユニットとなっている。

そのため、マルス以外でメディウスを倒そうとすると錬成や器、ドーピングや吟味をフル活用するほかなく、もはや縛りプレイの領域となってしまう。

また、グラフィックが前作と異なるものになった。

ファイアーエムブレム覚醒

本編に関わらないおまけ要素として使用できるマルスと、本編に登場するマルスの2人が存在している。

前者はDLCや配信などで入手できるマルス現在三種類いるが、どれもスキル恵まれていたりが高かったりと優遇されている。
またほぼ全ての職業に変更できる上に使用回数制限しのファルシオンも使用できるため、策のために蛮族転職して「強奪」のスキルを持たせる蛮族マルスが一時期流行った。
顔はそのままで体だけ蛮族コスになるので、蛮族王の姿は非常にキモい


後者仮面をつけているの人物。上記のマルスに姿がそっくり。
携帯機版ファイアーエムブレムでは初めて声優が起用されたが、この仮面マルスの担当声優OVAスマブラで担当した緑川光ではなく小林ゆうである。
や体格も女性っぽいとあちこちで言われていた。

また、すでに主人公クロムが所有しており、この世に一つしかないはずのファルシオンを携えている。
公式サイトによるとどうやら従来のマルスは「いにしえの英雄王」として伝説になっているようだが…?

ネタバレにつき折り

その正体は未来から来たクロムルキナ
彼女未来に起こる世界の破滅を防ぐため神竜ナーガによって過去に送られたのである。
世界の破滅のはじまりとなるエメリナ暗殺を食い止めるためクロム一行にを貸し、暗殺を止めたのだが…。

詳細はルキナの単語記事を参照。

ファイアーエムブレムif

カードゲームファイアーエムブレム0』のスターターデッキ『暗戦争篇』に同梱されているダウンロードコードを入することで登場するマルスサイファ)とマイキャッスルにてamiiboタッチさせると登場するマルスの2人が登場。
サイファマルスは前作『覚醒』の魔符と同様の扱い。(イラストカード版の画像を流用。)

一方のamiiboで登場するマルスイベントが用意されており彼と会話をしたりアイテムをもらったりすることができる。イベントを進めていくと彼と戦うことができ、勝利すると自軍に加入する。ちなみに戦闘BGMは『暗黒竜と光の剣』と『紋章の謎』のアレンジとなっている。BGM名は『英雄王の軌跡』。

キャラデザインも各作品のデザインを流用していた魔符とは異なり新たにif本編キャラクターデザインを務めたコザキユースケによって書き下ろされている(これはアイクも同様)。

特筆すべきは前述のサイファ版と違い、付きであることでCVOVA紋章の謎及びスマブラシリーズ同様緑川光
何気に本家ファイアーエムブレムシリーズマルス緑川光付きで登場するのはこれが初となる。
兵種は2人ともスターロードスキルが強だが本人のも高い。
ちなみにamiiboマルスは会話内容からどうやらスマブラ世界から来訪してきたようである。

ファイアーエムブレムヒーローズ

ヒーローズでも初期から実装されており、2018年8月現在3種類(通常、婿ver、英雄王Ver)存在する。

通常版

初期より歩兵実装作画はワダサチコ

ユニットとしてはバランス良く成長し、専用武器ファルシオン属性への特効、3ターンごとにHP回復と優秀。召喚時には専用のムービーが挿入される。

ファルシオンは後に実装された武器錬成を行うとHP回復が2ターンごとに強化される他、特殊効果を付ける錬成を行うと「周囲2マス仲間は、戦闘中、攻撃、速さ、守備、魔防+2」効果が追加される。

召喚士であるエクラプレイヤー)に対しては自分の半身のように感じるようだ。

花婿

2018年6月ジューンブライドイベントで登場。兵種は騎兵

通常版同様にバランスよくステータスが伸び、武器ケーキサーバターン開始時に周囲に味方がいると自分と味方の攻撃が強化される。攻撃の大紋章と合わせると味方を大幅に強化できる。

前年のイベントシーダ版が登場したため、結婚式衣装での共演が実現した。
イベント配布のキャラクターのため通常召喚では入手不可だがアイテム聖杯を使うことにより4で召喚することが可

英雄王

2018年8月実装された伝承英雄。兵種は通常版と同じく歩兵であるが、こちらはグラフィック上で封印のを持っている。

武器の「神剣ファルシオン」は例によって特効効果に加え、「戦闘中、各ステータスが受けている強化の値だけ上昇」という効果をもつ。

専用の義「炎の紋章」は2カウントで速さの3割をダメージ加算して攻撃しつつ、発動した戦闘後に自分を含む味方全体を強化する。「神剣ファルシオン」の効果と合わせると戦闘中を大幅に強化できる。

Bスキルにも専用の「封印の」をもち、効果は「相手の場合は絶対追撃、相手が追撃不可・反撃不可」と
特効武器と合わせて相手の戦闘ならまず負けない性となっている。

担当声優

メディアミックス作品ごとにCVは統一されていなかったが、現在OVA版とスマブラシリーズにて演じた緑川光で統一されている。スマブラシリーズ緑川光となった理由は、ディレクターである桜井政博ドラマCDの存在を知らなかったことが最大の決め手になっているようである(ちなみにドラマCDマルスを演じた石田彰は、OVAにおいてゴードンを演じている)。

前述のように本家ファイアーエムブレムシリーズ逆輸入される形でifオールスターズ作品であるヒーローズ無双では緑川光付きのマルスが登場した。

外部作品登場時の性能について

大乱闘スマッシュブラザーズ

2作大乱闘スマッシュブラザーズDX」より参戦。以降の作品に全て登場している。

外部作品である大乱闘スマッシュブラザーズシリーズの出演は、64時の「2が出るとしたら出てほしいキャラクターは?」のアンケートexitの時点でかなりの票を集めていたが、スマブラDXの時点では海外でまだファイアーエムブレムの知名度が相当低かったこと(ちなみにFEで初めて北米版が発売されたのは『烈火の剣』)、また、キャラの権利が任天堂だけではなくインテリジェントシステムズにもあったりと複雑で、スマブラ出演のハードルが非常に高かったがなんとか実現。

当初は海外版ではカットすることも考えていたものの、向こうの開発チームにも受けが良かったexitことからそちらにも出演し海外デビューが実現。DXとfor~とSPではマルスロイが共演しているが、この2人はfor~までは海外版でも日本語だった。


スマブラでは、素い動きがとリーチの長さが売りのキャラとなっている。
歩行・走行共に速く、距離を詰めるのは難しくない。また、ほとんどの技をで繰り出すので技のリーチは総じて長く、には食らい判定がないため相手の攻撃に打ち勝ちやすい。
必殺技は、溜めで威を強化でき、シールド削り性に優れる「シールドブレイカー」、発生が速く強い判定を持ち復帰にも役立つ「ドルフィンスラッシュ」、スティックボタンを押す回数によって様々な連携が繰り出せる「マーベラスコンビネーション」、 構えている時に投げ以外の攻撃を受けた場合無敵切り返し攻撃を行う「カウンター」の4種で、いずれもはあるもののうまく使えば役に立つ技となっている。

Xで追加された「最後の切りふだ」は原作同様を掲げてから横一直線に飛び込み突きを繰り出す「必殺の一撃」。当たると突如登場する原作に似せた体力ゲージ一気に減少し、蓄積ダメージが少なくてもまず撃墜できるという非常に強な技だが、中断しない限りは当たるか障害物に引っかかるまで一で移動するので、場所によっては自爆技になってしまう点に注意。X以降はカウンターの威とふっとばしが相手の技の威に反映されるようになった。
for~では特徴であったリーチの長さが大幅に弱体化。しかしの切っ先であてるとふっとばしが強なのには依然変わりない。エフェクトによりの切っ先が過去作にべわかりやすくなっているので丁寧に戦いたい。最後の切りふだは相変わらず強なので確実に当てたいところ。後にアップデートによりリーチの長さが善され発売当初よりも扱いやすくなった。
SPではシールドブレイカーが上下にシフトに。またスマブラDX以来、久しぶりに緑川光の新録が行われ全ての台詞が一新。勝利ポーズも変更されている。

弱点は「自身の得意な間合いを保つために終始気を使わなければならない」という点。これは全キャラにも言えることではあるのだが、マルスの場合は特にそれが顕著である。
まずマルス飛び道具を持たないため、近付かないことには勝てない。しかし、「攻撃では先で切ると強いが、根本で当てると威が低下する」という特徴があるので密着しすぎてもいけない。
体格の割には軽いので吹っ飛ばされやすく復帰も低いこと、リーチは長いものの投げ技の威が低く使いが限られること、持続が長い技に乏しいことなども欠点として挙げられる。
以上、強みとなる部分は多いものの、弱点も立つので扱いがやや難しいキャラとなっている。

デザインスーパーファミコン版が元だが、マント刺繍が施されている。for~では「新・暗黒竜と光の剣」以降の衣装デザインが取り入れられている。
モーションはファミコン版・スーパーファミコン版を元にしたものが多く、トコトコと歩きする歩行、低い姿勢で駆けるダッシュ、振りかぶって叩きつけるように繰り出す横スマッシュなどにその面が見られる。

ファイアーエムブレム無双

紋章の謎』ではなくしく『新・暗黒竜と光の剣』からの参戦となる。またセリカとの会話から暗戦争も終結していない原作途中参戦のようである。チキを連れていることや神剣ファルシオンを携えていることからガーネフ撃破後くらいのタイミングだろうか。

ストーリーモード14章「要塞の」をクリアするとシーダチキナバールナバールのみNPC)を引き連れて登場する。専用武器論『神剣ファルシオン』。クロムの「封」、ルキナの「裏」と3本あるファルシオンの中では基本攻撃が一番高い(最終的にはファルシオンに限らず、どの専用武器とも同じ攻撃になる。)。特効も初めから付加されている。

強攻撃1を使うと専用のゲージが出現する。このゲージは消費することで各種強攻撃の後に専用の攻撃を行うことができる。強攻撃1を使うことで何度でも溜めなおせるのでどんどん使っていきたい。雑魚散らしには攻撃の出る速さ、範囲ともに優秀な強攻撃3が便利。

スキルエリート。付けていると経験値が多く貰えるので、難しいステージに挑む時以外は常に装備しておくといいだろう。

同作では原作に存在しなかった会話が存在し(マルス役のシリーズで拠点会話が採用されているのは新・紋章の謎のみ)、シーダチキ論のこと、セリカリン、本作の男主人公シオン覚醒からクロムルキナフレデリクとの、ifよりリョウママークスとの会話が存在する。(DLC導入で追加されるアクアナバールミネルバリンダとも会話あり)

会話だけではなく、戦闘中での他作品のキャラとの掛け合いも豊富に用意されている。

Code Name: S.T.E.A.M. リンカーンVSエイリアン

amiiboを使用する事により中世ファンタジー世界から近代スチームパンク世界ゲスト参戦。
戦車を乗り回したりカノンをぶっ放す姿は全にスマブラ出演時のそれ。
周囲大幅回復技「スターロード」が使用出来、この技を使うと発動時に稀にFC版のグラフィックリフ背景に現れる事がある。

FETCG

歩兵の制圧ユニットとして5弾から登場。
機動に劣る上初登場時はが下級の制圧ユニットだったため非常に弱かったが、6弾ではスーパーレアユニットとして登場し、上級クラスステータスと専用武器ファルシオンを獲得。相変わらず機動の低さには悩まされるが、待遇はかなり良くなった。

ユニット特性としては、制圧(敵に到達すると試合に勝利となるが、戦闘で負けてマップから除外されると仲間が後退するデメリットあり)・【運】(相手の紋章効にする)・【速】(後退して全ての攻撃を回避)があるが、【】で囲ったものはコストが必要なため乱用は厳禁。

ドラガリアロスト

2019年に開催された「ファイアーエムブレムヒーローズ」とのコラボレーションイベントで登場。
属性属性武器種は

パーティ全員支援もこなせるアタッカーとなっている。

アビリティ「背速」により自身が瀕死になった際パーティ全員スキルを即使用可にできるのが最大の特徴であり、高難易度クエストタイムアタックなどで起用されることも多い。
マナサークル第6層解放後はこの効果が2回発動するようになる。

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