マレーシアGP(MotoGP)とは、マレーシアで行われるMotoGPのことである。
マレーシアでMotoGPが初めて開催されたのは1991年のことであり、シャー・アラム・サーキット
にて開催された。その年から1997年まで7年連続でシャー・アラム・サーキットでのマレーシアGPが続いた。
1998年はジョホール・サーキット
でマレーシアGPが開催された。
1999年はセパン・インターナショナルサーキットで初めてマレーシアGPが開催された。同サーキットには国際空港に隣接するという利便性の高さがあるので、その年からマレーシアGPが定着し、2019年まで21年連続で開催された。
2020年はコロナ禍の影響を受け、マレーシアGPが中止となった。
マレーシアGPの優勝者は、英語版Wikipedia
にて記録されている。
セパン・インターナショナルサーキットで開催されたマレーシアGPの無料公式動画は次の通り。
2007年
パドックガールズ
アクションクリップ
アフターザフラッグ
2008年
開幕前煽り
パドックガールズ
アクションクリップ
2009年
パドックガールズ
インタビュー ダニ・ペドロサ
インタビュー ヴァレンティーノ・ロッシ
インタビュー ケーシー・ストーナー
アクションクリップ
MotoGPクラス総集編
アフターザフラッグ
2010年
パドックガールズ
インタビュー アンドレア・ドヴィツィオーゾ
インタビュー ヴァレンティーノ・ロッシ
インタビュー ホルヘ・ロレンソ
podcastビデオ
MotoGPクラス総集編
公式サイトにアップロードされる動画のハイライト
2011年
MotoGPクラス総集編
アフターザフラッグ
マルコ・シモンチェリ追悼
2012年
開催地紹介ビデオ
パドックガールズ
Hondaライダープレビュー
Yamahaライダープレビュー
Ducatiライダープレビュー
Honda技術者プレビュー
Yamaha技術者プレビュー
Ducati技術者プレビュー
Honda走行オンボード画像
Yamaha走行オンボード画像
Ducati走行オンボード画像
Honda in action
Yamaha in action
Ducati in action
インタビュー ケーシー・ストーナー
インタビュー ホルヘ・ロレンソ
インタビュー ダニ・ペドロサ
podcastビデオ
Moto3クラス サンドロ・コルテセがチャンピオンを決める
Moto3クラス決勝ハイライト サンドロ・コルテセ対ズルファミ・カイルディン
2013年
開幕前煽り
コース紹介
パドックガールズ
Hondaライダープレビュー
Yamahaライダープレビュー
Ducatiライダープレビュー
Honda技術者プレビュー
Yamaha技術者プレビュー
Ducati技術者プレビュー
Honda走行オンボード画像
Yamaha走行オンボード画像
Ducati走行オンボード画像
Moto3クラス勝者インタビュー ルイス・サロム
Moto2クラス勝者インタビュー ティト・ラバト
MotoGPクラス勝者インタビュー ダニ・ペドロサ
Moto3 best action
Moto2 best action
MotoGPクラス best action
転倒集
追い抜きシーン集
スローモーション集
MotoGPクラススタートオンボード画像
Honda in action
Yamaha in action
Ducati in action
MotoGPクラス総集編
MotoGPクラス金曜最速 ダニ・ペドロサ
MotoGPクラス土曜最速 マルク・マルケス
MotoGPクラス日曜最速 ダニ・ペドロサ
A sideways glance
2014年
パドックガールズ
Hondaライダープレビュー
Yamahaライダープレビュー
Ducatiライダープレビュー
Honda技術者プレビュー
Yamaha技術者プレビュー
Ducati技術者プレビュー
Honda走行オンボード画像
Yamaha走行オンボード画像
Ducati走行オンボード画像
Moto3クラス勝者インタビュー エフレン・ヴァスケス
Moto2クラス勝者インタビュー マーヴェリック・ヴィニャーレス
MotoGPクラス勝者インタビュー マルク・マルケス
best action
転倒集
追い抜きシーン集
Honda in action
Yamaha in action
Ducati in action
MotoGPクラス総集編
MotoGPクラス 土曜日のFP3でポル・エスパルガロが転倒
Moto2クラス ティト・ラバトがチャンピオンを決める
Moto2クラス ティト・ラバトにインタビュー
3コーナーのライディング比較 ライダーによって走行ラインが大きく異なる
アフターザフラッグ
A Sideways Glance その1
A Sideways Glance その2
A Sideways Glance その3
行政機関が集まる計画都市のプトラジャヤでバイク走行イベント
2015年
開幕前煽り
パドックガールズ
Hondaライダープレビュー
Yamahaライダープレビュー
Ducatiライダープレビュー
Suzukiライダープレビュー
Apriliaライダープレビュー
Honda技術者プレビュー
Yamaha技術者プレビュー
Ducati技術者プレビュー
Suzuki技術者プレビュー
Aprilia技術者プレビュー
Honda走行オンボード画像
Yamaha走行オンボード画像
Ducati走行オンボード画像
ディラン・グレイの走行オンボード画像
Moto3クラス勝者インタビュー ミゲール・オリヴェイラ
Moto2クラス勝者インタビュー ヨハン・ザルコ
MotoGPクラス勝者インタビュー ダニ・ペドロサ
The best of the #MalaysianGP
転倒集
追い抜きシーン集
Honda in action
Yamaha in action
Ducati in action
Suzuki in action
Aprilia in action
MotoGPクラス総集編
MotoGPクラス決勝 マルク・マルケスとヴァレンティーノ・ロッシの接触
アフターザフラッグ
Off-Track
GoPro Behind the Scenes
MotoGPライダーたちがミニバイクで遊ぶ
2016年
開幕前煽り
パドックガールズ
Hondaライダープレビュー
Yamahaライダープレビュー
Ducatiライダープレビュー
Suzukiライダープレビュー
Apriliaライダープレビュー
Honda技術者プレビュー
Yamaha技術者プレビュー
Ducati技術者プレビュー
Suzuki技術者プレビュー
Aprilia技術者プレビュー
Honda走行オンボード画像
Yamaha走行オンボード画像
Ducati走行オンボード画像
ディラン・グレイの走行オンボード画像
Moto3クラス勝者インタビュー フランチェスコ・バニャイア
Moto2クラス勝者インタビュー ヨハン・ザルコ
MotoGPクラス勝者インタビュー アンドレア・ドヴィツィオーゾ
Action from the #MalaysianGP
転倒集
追い抜きシーン集
Honda in action
Yamaha in action
Ducati in action
Suzuki in action
Aprilia in action
MotoGPクラス総集編
アフターザフラッグ
最終15コーナーの比較 その1
最終15コーナーの比較 その2
最終15コーナーの比較 その3
記者会見
Moto2クラス ヨハン・ザルコがチャンピオン獲得
Moto2クラス チャンピオンをかけてレースに臨むヨハン・ザルコが記者会見に出席
マルク・マルケスがインドネシアのイベントに登場
マルク・マルケスがヴァレンティーノ・ロッシとのことを語る
GoPro Hang out アダム・ノロディン
2017年
開幕前煽り
パドックガールズ
Hondaプレビュー
Yamahaプレビュー
Ducatiプレビュー
Suzukiプレビュー
Apriliaプレビュー
KTMプレビュー
Honda走行オンボード画像
Yamaha走行オンボード画像
Ducati走行オンボード画像
Suzuki走行オンボード画像
KTM走行オンボード画像
ディラン・グレイの走行オンボード画像
Moto3クラス勝者インタビュー ジョアン・ミル
Moto2クラス勝者インタビュー フランコ・モルビデリ
MotoGPクラス勝者インタビュー アンドレア・ドヴィツィオーゾ
All of the Best action
転倒集
追い抜きシーン集
Honda in action
Yamaha in action
Ducati in action
Suzuki in action
Aprilia in action
KTM in action
MotoGPクラス総集編
Moto2クラス フランコ・モルビデリがチャンピオン獲得
Missing the Apex
ホルヘ・ロレンソとマルク・マルケスがバドミントンに挑戦
記者会見
2018年
Hondaプレビュー
Yamahaプレビュー
Ducatiプレビュー
Apriliaプレビュー
KTMプレビュー
Honda走行オンボード画像
Yamaha走行オンボード画像
Ducati走行オンボード画像
Suzuki走行オンボード画像
サイモン・クラファーの走行オンボード画像
Moto3クラス勝者インタビュー ホルヘ・マルティン
Moto2クラス勝者インタビュー ルカ・マリーニ
MotoGPクラス勝者インタビュー マルク・マルケス
All of the Best action
Honda in action
Yamaha in action
Ducati in action
Suzuki in action
Aprilia in action
KTM in action
MotoGPクラス総集編
Moto2クラス フランチェスコ・バニャイアとミゲール・オリヴェイラの決戦
アフターザフラッグ
Missing the Apex
ペトロナスツインタワーで走行イベント
歌手のHamish Daud Wyllie訪問
2019年
開幕前煽り
All of the Best action
アフターザフラッグ
MotoGPクラス総集編
MotoGPクラス マルク・マルケスの転倒回避
MotoGPクラス 土曜日予選でマルク・マルケスが後追いして転倒 その1
MotoGPクラス 土曜日予選でマルク・マルケスが後追いして転倒 その2
Moto3クラスハイライト
Moto2クラスハイライト
MotoGPクラスハイライト
MotoGPクラス 予選の最後の5分間
MotoGPクラス5つの瞬間
MotoGPクラス隠れた名勝負
Missing the Apex
アフリザ・ムナンダールの追悼式
マレーシアGPが開催された時期のMotoGP公式Twitterを検索するリンクは、次の通りである。
10月に日本とオーストラリアとマレーシアでMotoGPを3週連続開催することが恒例になっている。
2001年~2003年、2006年~2007年、2010年、2012年~2019年が3週連続開催の例となっている。
なぜ3週連続開催にするかというと、貧乏な弱小プライベートチームへの配慮であるとされている。環太平洋ラウンドは、ヨーロッパにあるチーム本拠地を離れ、スタッフ全員がホテル暮らしする。3週連続開催にすればホテル滞在費を削減できる。
そういうわけで3週連続開催になっているが、この環太平洋ラウンドはどこも体力を消耗させられ、ライダーたちにとってリスクの高い場所になっている。
| 世界有数のハードブレーキングサーキットで上半身を酷使する。10月なのでちょっと肌寒い。 | |
| とにかく寒い。気温10度まで下がる。ピットの中ではみんながニット帽をかぶる。 | |
| 気温30度で暑いが、空港は冷房がガンガンに効いて寒い。水あたり・食あたりを起こす危険もある。 |
2016年はマルク・マルケスが食あたりを起こし、胃腸炎を抱えたままマレーシアGPを走る羽目になった(記事
)。
ちなみに、飛行機に乗ってヨーロッパを離れて遠くへ出張する開催のことをフライアウェイ(fly away)ということがある(検索1
、検索2
)。
MotoGPのメインイベントである最大排気量クラス決勝の開始時刻は、13時になったり14時になったり15時になったり16時になったりと変遷している。
1999年のセパンサーキット初開催から2019年までの間、13時台開始が1回、14時台開始が5回、15時台開始が10回、16時台開始が5回となっている。MotoGPの運営者であるドルナもすこし決めかねている。
こうした決勝開始時刻を決めるときは、MotoGPのテレビ視聴者が最も多い中央ヨーロッパ時間諸国
(スペイン、イタリア、フランス、ドイツなど)が何時になるかということを考慮するのが常である。
最大排気量クラスの決勝開始時刻の変遷をまとめた表は、次の通りになる。中央ヨーロッパ諸国の決勝開始時刻によって色分けした。
| 開催日 | 決勝時刻 | 中央欧州の時刻 | 開催日 | 決勝時刻 | 中央欧州の時刻 | |||
| 1999年 | 4月18日 | 14時 | 8時 | 2009年 | 10月25日 | 15時 | 8時◆ | |
| 2000年 | 4月2日 | 14時 | 8時 | 2010年 | 10月10日 | 16時 | 10時 | |
| 2001年 | 10月21日 | 14時 | 8時 | 2011年 | 10月23日 | 16時 | 10時 | |
| 2002年 | 10月13日 | 14時 | 8時 | 2012年 | 10月21日 | 16時 | 10時 | |
| 2003年 | 10月12日 | 15時 | 9時 | 2013年 | 10月13日 | 16時 | 10時 | |
| 2004年 | 10月10日 | 15時 | 9時 | 2014年 | 10月26日 | 16時 | 9時◆ | |
| 2005年 | 9月25日 | 15時 | 9時 | 2015年 | 10月25日 | 15時 | 8時◆ | |
| 2006年 | 9月10日 | 15時 | 9時 | 2016年 | 10月30日 | 15時 | 8時◆ | |
| 2007年 | 10月21日 | 15時 | 9時 | 2017年 | 10月29日 | 15時 | 8時◆ | |
| 2008年 | 10月19日 | 14時 | 8時 | 2018年 | 11月4日 | 13時[1] | 6時◆ | |
| 2019年 | 11月3日 | 15時 | 8時◆ |
※中央欧州の時刻の横に◆があるものは、中央欧州におけるサマータイムが終了していることを示す
マレーシアはサマータイムがない国で、ヨーロッパ諸国にはサマータイムがある。ヨーロッパ諸国のサマータイムは、3月最終日曜日午前1時から10月最終日曜日午前1時まで時刻を1時間早める制度である。
サマータイム期間中の中央ヨーロッパとマレーシアの時差は6時間、それ以外の期間の中央ヨーロッパとマレーシアの時差は7時間である。
サマータイム期間中に16時決勝開始だと中央ヨーロッパ朝10時開始になり、サマータイムが終わった期間に16時決勝開始だと中央ヨーロッパ朝9時開始になる。こういった時間帯なら視聴率を稼ぎやすいし、気温や路面温度も下がって走りやすい。しかしながら、セパンサーキット周辺は16時ごろにスコールが降りやすく[2]、危なっかしい。
サマータイム期間中に14時決勝開始だと中央ヨーロッパ朝8時開始になり、サマータイムが終わった期間に14時決勝開始だと中央ヨーロッパ朝7時開始になる。こういった時間帯だと視聴率が落ちるし、気温や路面温度が非常に高くて走りにくい。しかしながら、スコールが降る危険性がやや下がる。
セパン・インターナショナルサーキットがナイトレースの開催を目指して照明設備の設置を計画している、と2021年1月に報じられている(記事
)。また、2018年11月10日には「2020年から3年間、セパン・インターナショナルサーキットで、ナイトレースの形式にてSUPER GTを行う」との発表があった(記事
)。
ナイトレースでMotoGPのマレーシアGPを開催できれば、選手たちにとっても興行主にとっても好ましいことになる。選手たちは猛暑の中の過酷なレースを回避することができるし、興行主のドルナは中央ヨーロッパ時間諸国でのテレビ視聴率を稼ぎやすくなって利益が増える。
マレーシアで夜19時にMotoGPクラスの決勝を行う場合、サマータイム期間中なら中央ヨーロッパで昼13時にMotoGPクラス決勝が始まり、サマータイムが無い期間なら中央ヨーロッパで昼12時にMotoGPクラス決勝が始まる。
2012年以前にドルナが作成した開催地紹介ビデオはこちら
である。首都クアラルンプールの観光名所を映したものとなっている
マレーシアで国技と言ってもいいほど人気があるスポーツはバドミントンである。2017年はマルク・マルケスとホルヘ・ロレンソを招き、バドミントンのイベントが行われた(動画
)。参加したのはヤップ・キム・ホック
とラシッド・シデク
という一流選手である。
マレーシアではサッカーも人気がある。2019年はサッカーのプレイベントが行われた(動画
)。
マレーシアの観光名所というと、ペトロナスツインタワー
や行政都市プトラジャヤ
である。これらの場所でもプレイベントが行われたことがある(動画1
、動画2
)
初開催の1999年から2008年まで、マレーシアGPは観客の少ないイベントだった。ホンダのMotoGP特集サイト
やCrash.netの記事
を参考にして観客数を表にすると、次のようになる。
| 日曜決勝 | 週末合計 | |
| 1999年 | 3万5000人 | 6万5000人 |
| 2000年 | (資料なし) | 3万2375人 |
| 2001年 | (資料なし) | 3万184人 |
| 2002年 | 2万4840人 | 3万4060人 |
| 2003年 | 3万150人 | 3万9699人 |
| 2004年 | 4万25人 | 4万6318人 |
| 2005年 | 4万7338人 | 5万6160人 |
| 2006年 | 4万3182人 | 5万6437人 |
| 2007年 | 3万7435人 | 4万4807人 |
| 2008年 | 3万8560人 | 5万152人 |
2002年の動画
を見ても、観客席がガラガラのマイナーイベントだったことがわかる。
2009年以降はマレーシアやその隣国のインドネシアにおいて二輪モータースポーツの人気上昇がめざましく、多くの観客がマレーシアGPに集まるようになった。ホンダのMotoGP特集サイト
に記載されている観客数を表にすると次のようになる。
| 日曜決勝 | 週末合計 | |
| 2009年 | 5万9206人 | 10万2255人 |
| 2010年 | 6万2141人 | 10万5555人 |
| 2011年 | 6万7112人 | 11万1385人 |
| 2012年 | 7万7178人 | 12万5816人 |
| 2013年 | 8万4250人 | 12万6917人 |
| 2014年 | 8万1896人 | 13万925人 |
| 2015年 | 8万8832人 | 15万563人 |
| 2016年 | 9万5316人 | 16万1553人 |
| 2017年 | 9万7457人 | 16万6486人 |
| 2018年 | 10万3984人 | 16万9827人 |
| 2019年 | 10万3850人 | 17万778人 |
ズルファミ・カイルディン
やハフィズ・シャリーン
やカイルール・イダム・パウィ
といったマレーシア人ライダーたちの活躍が、観客増加に大きく貢献している。
ズルファミ・カイルディンがワイルドカード参戦した2009年は週末合計動員数が10万人に跳ね上がった。カイルディンは2010年からフル参戦し、2012年のマレーシアGPで予選最速となり、決勝も2位に入った。週末合計動員数も2010年から10万人以上で右肩上がりとなった。やはり地元のライダーが速いと人気が出るのだろう。
ちなみに彼らマレーシア人ライダーが表彰台に上がると、シャンパンファイトに参加せず、スパークリングワインをぶっかけられそうになると必死に逃げ回るのがいつもの風景になっている。飲酒御法度のイスラム教徒のマレー系マレーシア人ライダーが多い。
マレーシアGPは、シェルアドバンスやシェルがメインスポンサーを務めることが多い。2009年から2014年までの6回の開催の中で、2012年を除く5回の開催でシェルアドバンスがメインスポンサーになっている。また2015年から2019年までの5回の開催において、その全てでシェルがメインスポンサーになっている。黄色いホタテ貝の看板がいろんなところでずらりと並ぶのが恒例になっている(画像1
、画像2
、画像3
)。
シェルアドバンス
は世界最大級の石油企業ロイヤルダッチシェル
の傘下企業が保有するバイク用エンジンオイルのブランドであり、シェルはロイヤルダッチシェルの一部である。いずれも、黄色いホタテ貝のマークが目印となっている。
ロイヤルダッチシェルは、イギリス・ロンドンで貝殻加工販売から始めて海運業で財を成したシェルと、オランダ王室の許可を得てオランダ領インドネシアで石油精製業を始めたロイヤルダッチが1907年に業務提携を始めて2005年に合併した企業であり、インドネシアが発祥の地の1つである。
そのインドネシアからマレーシアはすぐ隣で気候もよく似ているので、心情的にスポンサーしたくなるのであろうか。
またマレーシアは英国と関係が深いので、英国育ちのシェルがスポンサーする気になりやすいのかもしれない。
シェルアドバンスは、2014年から2016年までアジアタレントカップ
のメインスポンサーも務めていた。アジアタレントカップはアジア圏の若いライダーを育成するために立ち上げられた大会で、カタール、マレーシア、インドネシア、タイ、中国、日本を転戦して争われる。
マレーシアGPや、マレーシアGPの舞台となるセパン・インターナショナルサーキットには、政府の支援が随所に見られる。政府が主導してMotoGPを盛り上げようという気運がある。
ペトロナス
という国営石油企業がマレーシアGPのスポンサーになり、看板があちこちに立てられる。
レースを行うセパン・インターナショナルサーキットは財務相直属の政府系企業が所有している。また
セパン・インターナショナルサーキットが結成したMotoGPチームにはKBSというロゴが入っていたことがある(画像1
、画像2
)。これはマレーシア政府の青少年スポーツ省
のことである。
2017年マレーシアGPにはアフマド・ザヒド・ビン・ハミディ
副首相兼内務大臣が来ていた(ツィート1
、ツィート2
)。
(成績表が常に最新の状態)
掲示板
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最終更新:2025/12/09(火) 18:00
最終更新:2025/12/09(火) 18:00
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