マンガ肉とは、アニメファンの夢の食品である。「あの肉」、「原始肉」「ギャートルズ肉」とも。
中央を通る骨(部位は明らかでないことが多いが、手でつかんで取っ手がわりにすることが出来る程大きいことが多く、腕または脚などが想定される)の中心付近を中心に、両端の骨がはみ出る程度の大きさで、こんもりとした塊状に可食部位である肉がついている。骨は片側だけに付いている場合もある。
肉のつき方については、純粋な塊状についている場合と、ハムのような円筒形の肉がついている場合がある。
その名前の通り、漫画作品やアニメ作品において「食肉」の漫画的表現、それも精肉ではなく狩り等で現地で捕らえた獲物の肉としてしばしば登場する。そのシチュエーションから原始時代や未開地などを題材とした作品でよく見られる。特に
食する際には多くの場合、適宜切り取るなどの処置は行わず、その骨の部位を掴んで直接かぶりつくという豪快な方法が取られる。このため、原始人や山賊などの登場人物を出すにあたって、その野生的で豪快な面を演出するために登場させられることが少なくない。
また、ハンティングを題材とした創作作品には、大小の差はあれど、この形をした肉が登場することがある。例えば近年の作品では、ビデオゲーム「モンスターハンター」シリーズに登場するアイテムとしての肉は、焼き上げ工程の最中の姿も含めて「マンガ肉」そのものである。
マンガ肉が初めて登場したのは1965年から連載した園山俊二の漫画「ギャートルズ」である。
この漫画は一部で人気になり、他の漫画でも骨が付いた肉が多く登場する。
余談であるが、Wikipediaの「マンガ肉」の記事では『ギャートルズの漫画肉は現在と違っていて輪切りにしたものである』と書かれているがこれは間違いである。Wikipediaのこの記事を書いた編集者がアニメ版しか見たことがないため間違った記述をしたとおもわれる。(2012年現在)
漫画版では現在の形に近いマンガ肉が何度も登場している。(ただし骨は片側タイプ)
実際の食肉としてはありえない形状であるため、再現するためには実際に家畜などからこの姿で切り出すのではなく、骨付き肉を削る、または骨を軸として肉を巻きつけるなどの方法を使用して整形しなければならない。しかしながらいかにも「肉」といった感じの野性あふれるこのビジュアルは、アニメファンのみならず漫画作品に親しみを持つ人間には愛好者が多く、何らかの形で再現した「料理」が複数紹介されている。豚肋骨などの長大な骨を使用すれば再現はさほど難しくなく、料理系の「作ってみた」では定番の一つである。ただし、注意しなければならないのは、肉の部分がどうしても分厚くなる為、中心部分にはどうしても火が通りにくく、生食が可能な肉か既に加工されている加工品を利用する以外では試さない方が良いという点である。
商品化されたものとしては、エスケー食品が「ギャートルズ肉」の名前で、マンガ肉を再現した商品を販売している(Gigazineによる試食レポート)。
非整形の肉としては、豚のもも肉を骨ごと加工した伝統的なハムはマンガ肉に近い形状を持つ。
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最終更新:2024/04/20(土) 23:00
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