マーティン・ブランドル(Martin Brundle, 1959年6月1日 - )とは。イギリス、ノーフォーク出身のレーサーであり、現在はテレビ解説を主とする。
ブランドルは元F1ドライバーである。しかし現役時代は運に見放されることの多い、不遇のドライバーだった。
1977年にフォーミュラ・フォードでデビュー、1981年にイギリスF3にステップアップ。
1983年には後のF1チャンピオン、アイルトン・セナとチャンピオン争いをするも、セナにタイトルを奪われてしまった。
1984年にティレルからF1デビュー。開幕戦で5位入賞、アメリカ東GPでは2位表彰台を飾るも、チームによる車両規定半が発覚し、その年のポイントを全て剥奪されてしまった。
翌年もティレルに残留するも、スポンサーが多く撤退して資金難に陥り、チームの戦力はダウン。結局入賞を1℃も出来なかった。
1986年はルノー・ターボエンジンの恩恵も受けて、計4度の入賞(最高4位)を果たす。
1987年にはザクスピードに移籍するも、入賞は1回のみ。並行してWSPCに参戦し、初勝利を挙げる。
1988年はF1のレギュラーシートは手に入らず、WSPCやIMSAなどのスポーツカーレースに専念。シルクカット・ジャガー(TWR)でWSPCのチャンピオンに輝き、デイトナ24時間レースでも優勝を果たした。
1989年にはブラバムで再びF1のレギュラーシートを獲得するも、チームの戦力は低く、入賞は2回のみ。加えてギャラの未払いがあったことで、翌年のシート契約があったものの参戦しなかった。
1990年は再びWSPCに専念。ル・マン24時間レースで初優勝を果たした。
1991年、日本人オーナーによる新体制になったブラバムと契約。ヤマハエンジンを搭載したマシンだったものの性能は低く、日本GPで入賞するに留まった。
このときのチームメイトがマーク・ブランデルで、スペルも似ていることから、日本ではあたかも漫才コンビのように扱われた。
1992年、TWRがベネトンの運営に参加したことで、トム・ウォーキンショーの誘いでベネトンに移籍。戦力の高いB192が与えられ、表彰台に5回上がったが、チームメイトのミハエル・シューマッハには太刀打ちが出来ず、1年でシートを失った。
1993年はリジェに移籍。しばらく表彰台から遠ざかったチームだったが、戦闘力のあるマシンを開発し、昨年に続き表彰台を獲得することが出来た。このとき再びブランデルと組んだ。これが後に「2MB」というドライバー・マネージメント会社を興すきっかけになった。
1994年には、F3時代のライバル、セナに代わってマクラーレンのシートを獲得した。
しかし、搭載されたプジョーエンジンが不調で、モナコGPでの2位が最高で、チームメイトのミカ・ハッキネン同様に優勝することは出来なかった。マクラーレンが優勝できなかったシーズンは、プロジェクト4体制になる直前の1980年以来だった。
1995年には、ベネトンからチーム経営権を取得したトム・ウォーキンショーの再びの誘いにより、 リジェに復帰した。
しかし、すでに鈴木亜久里がドライバー契約を済ませていたため、シートをシェアする形となった。
その中でベルギーGPで3位表彰台を獲得した。
1996年、ジョーダンに移籍。5度の入賞を果たすも、翌年のシートを獲得できず、この年を以てF1から引退した。
その後、かつてチャンピオンを獲得したことのある耐久レースを中心に活動。1998、1999年にはトヨタから参戦、TS020を駆るも、2年ともにリタイヤに終わった。
その後は現役としてレース活動はしていないものの、引退を明言していない。
1996年を最後にF1を引退した後、イギリスのTV局でF1解説者に転身。2008年まではITV、2009年から2011年まではBBC、2012年からはSky SportsのF1中継の解説者を務めている。
時には引退後の時代のF1マシンに乗り、解説を行うこともある。
ニコニコ動画におけるブランドル動画は、主に本人の発言とほとんど関係のない嘘字幕をつける文化と深く関連している。
ニコニコ動画内で一般的にF1嘘字幕、および転じてブランドル自身を「納豆」と呼ぶのは、かつて古舘伊知郎が中嶋悟の粘り強い走りを称して名付けた「納豆走法」とはまったく関係がない。ただし、結果として、ブランドル自身の現役時代の渋い走りが、粘り強い「納豆」のイメージと重ね合わせられ、定着している側面も否定できない。
このブランドルに関する納豆字幕が最初に付けられた動画は「【F1】マーティン・ブランドルの『SA06』(削除済み)」である。動画は既に削除されているが、残されたコメント履歴から、納豆字幕の始まり、すなわちニコニコ動画におけるブランドルブームの端緒をある程度は明らかにすることができる。
上の引用#85から明かなように、同時期に他のブランドル動画でも、同時多発的に何者かによって「納豆」をネタにした嘘字幕がコメントを利用してつけられていたことが推測できる。
この点について、F1ブランドル動画の嘘字幕のまとめ役を務め、自身もF1 MADの積極的なうp主であるquzyによると、氏が嘘字幕をまとめる際、2007年1月にFNS系列で放送された『発掘!あるある大事典II』の「食べてヤセる!!!食材Xの新事実」において、納豆に関するデータが捏造されていたこと、さらに同番組は海外の研究者のインタビュウに本人が言ったこととまったく関係のない吹き替え・字幕をつけて放送していたことが発覚したことにインスパイアされ、それら一連の事件に対するシニカルなオマージュとして、ブランドルの嘘字幕の内容に積極的に納豆ネタを織り込んだという。しかし、quzy自身は、F1納豆字幕はニコニコ動画に集うF1ファンによるコラボレーションであり、氏自身はただの「まとめ人」であると強調していることから、同時期になんとなくニコ動でF1納豆ネタが流行した、という以外に、現在のところブランドルと納豆を結びつける始まりの証拠はない。
掲示板
3 ななしのよっしん
2011/11/21(月) 23:02:04 ID: 0WxsEaiiNr
俺の持っている本に「実年齢よりずっと老けて見えるおじん顔」「いったいこの男のどこにセナと互角にやり合うパワーがあったのか不思議に思える」って書いてあって吹いたw
でも92年は結構いい成績残してますよ、シューマッハに対してもそこまで負けてません。でもデビューイヤーに全戦失格は痛すぎたな。
4 ななしのよっしん
2011/11/21(月) 23:20:56 ID: y2oN3nSYIO
経験豊富にもかかわらず92年までマシンに恵まれなかった、それが惜しまれる
5 ななしのよっしん
2011/11/24(木) 17:39:51 ID: An9yKjYhNa
来年ル・マンに参戦するみたいだね
急上昇ワード改
最終更新:2024/04/25(木) 05:00
最終更新:2024/04/25(木) 05:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。