ミサイル単語

ミサイル

1.5万文字の記事
掲示板をみる(129)
  • twitter
  • facebook
  • はてな
  • LINE
  • ほめる(11)
  •  
  •  
  •  
  •  
  • その他

ミサイル(missile)とは、広義には飛翔物のことをす。

昔のRPGで言うマジックミサイルなんかは、純魔力の「塊をぶっ放したもの」、という意味になるように、矢だろうが石だろうが、なんか飛んでいる、のことをす。

現代では兵器の一種であることが著名。なお、上記の例も対が不明瞭な場合に用いられる。

※左図はトマホーク(巡航ミサイル)ハープーン対艦ミサイル)。
※右図は米軍TOW対戦車ミサイル

狭義のミサイル

誘導で放物線を描くロケット弾とは異なり、誘導装置によって自動で軌修正を行うもの。
簡潔に言うなら「敵/標を追いかけて飛んでいくのがミサイル」である。

ひとりで1セット携帯が可な肩撃ち式のものから、分解運搬して三脚から発射するもの、
車載・艦載・航空機に搭載するもの、巨大なサイロに収められた弾道ミサイルまで様々である。

概要

 広義には飛び道具全般をであるが、現代の軍事分野では、おおむね弾頭(爆発などで対を破壊する部分)に誘導装置(ミサイルを標に向かうように誘導する部分)と推進装置エンジンとその燃料)を持つ飛翔体をいう。誘導装置、推進装置、任務/用途によって大まかに区分される。日本語(防衛用)では「誘導弾」という。

誘導装置を持たない、つまりっすぐにしか飛ばないものはロケット[1]と呼び、推進装置を持たない誘導爆弾航空機に搭載して上で投下・滑して命中させる)はミサイルには含まれない…はずなのだが、運用組織によっては推進装置をもたない誘導爆弾をミサイルに区分していたり(AGM-114JSOW)、GPS誘導のロケット弾をロケット弾と呼んでいたり(GMLRS)なので、余りこだわる必要はい。ドイツ語ロシア語ではそもそもロケットとミサイルを区別しない。

発射された後は誘導装置が定された標に対して進路を制御、推進装置により飛翔して対に命中(もしくは近接信管による爆発ダメージを与えられるまで接近)する。通常は弾頭部の炸爆発することでダメージを与えるが、一部のキネティック弾頭と呼ばれるものは弾頭部が直撃した際の運動エネルギー自体で対を破壊するよう設計されている。

なお、宇宙開発に用いられるロケットとは弾頭が宇宙に変わっただけで、原理的にはミサイルとほぼ同じものである。
実際、初期の宇宙開発には弾道ミサイルを流用したロケットが使用されていた(スプートニクロケットタイタンロケットなど)。

ロケット弾と較し、ミサイルのほうが誘導してくれるぶん長距離や移動標に対する命中精度は高いが
信頼性や価格、重量、取り扱いといった面ではロケット弾のほうが優れている点も考慮されたい。
(後述)

用途分類

発射元(歩兵車両航空機・艦)や狙う標によって、用途はかなり枝分かれする。

初見では対艦って何?どっち?」となるかもしれないが、文字を見ると意外と難しくない。
どこから、何に対して発射するかで示される。
対艦」=「→艦」

対空ミサイル」であれば上標(飛行中の航空機)に対して使用される。
対空ミサイルであれば地上から上に対して使用される。(SAMとも)
対空ミサイルであればから同じ上同士の標に対して使用される。(戦闘機同士など)
対艦ミサイルであれば、航空機から艦に対して使用される。

対地、対地、地対地、対戦車、対艦といった分類もある。
対戦車ミサイル」と表記されていても必要に応じて戦車以外に使用されたりと大雑把な部分はある。[2]

特に断りがなければ「対○ミサイル」「対○誘導弾(自衛隊呼称)」といった表記も多い。

弾道ミサイル」「巡航ミサイル」のように飛翔形態を示すもの
核ミサイル」のように弾頭に詰められたものを強調するものもある。

英語略称については、後述の「任務(標)による区分」を参照。

推進装置

ロケットエンジンもしくはターボジェットエンジンに用いられる。

ロケットエンジンは保管が容易で扱いが簡単な固体燃料ロケットが広く用いられる。液体燃料ロケットは燃料の保管や注入の手間がかかるなどデメリットが多いため、現在では一部の弾道ミサイルに使用されているのみである。

燃焼に際し化剤を積む必要がないターボジェットエンジンは、長距離飛翔する巡航ミサイルや対艦/対地ミサイルに使用される。ただし現状では最大速度ロケットに劣る、化剤(空気)がい高では飛翔できない、コストが高いなどのデメリットがある。

現在も高速度と高燃費をしたラムジェットやダクテッドロケットなどの技術が研究されている。

誘導方式

ミサイルの誘導形式は多岐にわたるが、ここではざっと解説する。

ミサイルは標を追尾するが、人間のような柔軟な思考を持つAIは(現時点では)存在しない。
「あの戦闘機に向かって飛んでいけ」と言ってもミサイルは理解してくれない。
「何を基準に飛んでいくか」または「何に誘導されて飛んでいくか」が必要となる。
前者がいわゆるロックオン標捕捉と呼ばれるものである。

まずは外部からのによる誘導とミサイル自体が標を追尾する形式に分かれる。ミサイルが外部から誘導される場合としては線/有線による直接誘導、慣性航法や地形照合、GPSなどによる事前飛翔経路/標設定が挙げられる。また、ミサイルから送信された情報(画像、レーダー情報)を元に操作員が操作を行うこともある。

もっと簡単に説明してほしい

長文を読むのが面倒な方向けに記載。

詳細は次項を参照して頂きたいが
難しいことを極省くとこうなる。

  • 備考
    • 用途や方式によって一長一短ある。
    • 電波レーダーと考えると分かりやすい。
    • 複数の誘導方式を持っているものも(一部)ある。
    • 同じ製品名のミサイルでも、によって性や誘導方式が異なる場合があるので注意。
    • 特に相手が航空機の場合、お互いに動いているため未来位置を予測した飛行計算が必要。
      • く計算しないと、適切な飛行ルートを算出する前に標を外れてしまう。
      • ミサイルに搭載できる小高性な計算装置が必要となる。(ただし使い捨て
    • 発射後に誘導が一切必要なく、全部ミサイルに任せておけば良い撃ちっ放しもある。(後述)
    • ミサイル先端のカメラセンサー類をシーカー標捜索装置)と呼ばれる場合もある。
    • レーダーや照準用レーザーを照射すると、相手に発射/発射準備に気付かれる可性がある。
    • 様々な囮や妨によってミサイルが外れたり、弾幕叩き落される事もある(後述の対抗策)

電波ホーミング誘導

標捕捉・照準にレーダー電波を使用するもの。
ミサイル自身、味方、敵が照射するレーダーを頼りに命中する。

アクティブホーミング

[電波/照射&飛行計算]+撃ちっ放し
アクティブレーダーホーミング(ARH)とも呼ばれる。

例:ミサイル自身がレーダーという懐中電灯標を照らしながら追いかけるようなもの。

ミサイル自体がレーダー波などを発し標を追尾する。

  • 長所:全自動追尾。発射後は命中まで誘導する必要がない。
    • 発射後は即座に退避でき、周辺警や他の任務に向かうことが可
  • 短所:標までの誘導計算をミサイル内ですべて短時間で行う必要がある。
    • レーダー、高性な計算装置、その他もろもろを小化して積み込めば高額になる。
    • 電波を出すぶん隠密性がなく、発射/発射準備に気付かれる。
    • チャフといったデコイ(囮)に欺瞞される可性がある。
    • レーダーを発しつつ飛行示計算をミサイル自身がする必要があり、忙しい。
セミアクティブホーミング

[電波/受信&飛行計算]セミアクティブレーダーホーミング(SARH)とも呼ばれる。

例:ミサイル以外がレーダーという懐中電灯標を照らすので、それを追いかけるようなもの。

ミサイルが外部からのレーダー情報を受けて飛翔するもの。
発射機や地上等の発したレーダー波が標で反射するため、そこに向かって飛んでいく。

誘導用の電波を照射するものは「イルミネーター」と呼ばれる。

発射した射手がちまちまミサイルを操作する必要はないが
発射機や地上等のレーダーによってロックオン状態を維持する必要がある。
ミサイル側は命中するまでレーダー波を常に受け取り続ける必要がある。

  • 長所:ミサイル自体は誘導に従って飛べば良いので楽。
    • ミサイル自身は誘導に従って羽根を動かすだけ。
    • 高価なレーダーを積む必要がなくARHより単純・省コスト。(それでも高価だが)
    • ミサイルによっては、発射機やミサイル自身でない第三者が誘導する事も可
      • 第三者が誘導する場合、発射機は誘導せず速やかに退避可である。
  • 短所:他の装置からの誘導がければ役に立たない。
    • 照準であるレーダー波が途切れればミサイルはただの棒になる。
    • チャフ等で偽の機を作られると、そちらを本物と誤認して飛んでいく可性がある。
    • レーダー自体が低性標を捕捉できなければ、いくらの前に標があっても命中しない。
パッシブホーミング

[電波/受信&飛行計算]+撃ちっ放し
パッシブレーダーホーミング(PRH)とも呼ばれる。

例:懐中電灯レーダー)を持っている相手を暗闇で追いかけるようなもの。
ミサイル・発射側は何も照射しない

標が発するレーダー波の発信を追尾する。
に対レーダーミサイルとして使用される。
初期はレーダー照射をoffにされると標を見失って自爆したが、現在は位置を覚えて飛んでいく。

  • 長所:全自動追尾。命中まで誘導が必要ない。(この点はARHと同じ)
  • 欠点:レーダー以外には使いがない。
    • く素く遠くに正確に確実に破壊できるように…と結構められるものが多い。
    • 固定式のレーダーサイトだけ破壊しても意味がない
    • 相手がレーダー波を発信しない状態では探知すらできない。
    • 飛行示計算をミサイル自身がする必要がある。

光波ホーミング誘導

幅広く使われている方式のひとつ。
IRホーミングとも。(Infrared赤外線
装置や誘導方式をヒートシーカーと呼ぶ場合もある。

標のを検知して追尾する。(熱≒赤外線
車両航空機エンジンが発する熱を追尾する。

ちなみに、航空機はこんな感じで熱を放出している。(赤外線映像)exit_nicovideo

[波/受信&飛行計算]+撃ちっ放し
発射後、標の検出と飛行計算はミサイル自身が行う。

携帯式のFIM-92スティンガー携帯地対空ミサイル)や
米軍からウクライナに供与されているFGM-148ジャベリン対戦車ミサイル)がこの方式である。

赤外線誘導(IRH)

標の熱を追尾する。(前述)
次項の赤外線画像誘導も出てきたが、現在も幅広く使用されている。

初期のものは太陽(熱の塊)に飛んでいくドジっ子だったが、現在のミサイルはそんな事はない。

センサーが「点」として認識して追尾する。

赤外線画像誘導(IIR)

赤外線誘導の上位互換。可視イメージ誘導も併用されている。

センサーが「形」として認識して追尾する。

ほわほわと浮かぶフレアのような熱の囮ではなく
明確な航空機車両の機体っぽい形状を識別して追尾するため欺瞞に強くなった。

指令誘導

「操作した通りに動け!」or「ここへ飛んでいけ!」示してあげるもの。
手動と半自動標に向け続ける)の2種類がある。

有線式は射程と扱いやすさが少し劣るが、
非常に細いワイヤーケーブルで接続されており、欺瞞や電波で使用不能にされない。

手動指令照準線一致誘導方式(MCLOS)

[誘導/受信]

「操作した通りに動け!」

初期のミサイルに用いられた方式。ラジコンのようなもの。
標に向かって発射後、命中するまでミサイルをジョイスティック等でズレを修正する。
距離はミサイルが小さく見えなくなってしまうため、後部がマグネシウム等で発する。
…有線式と線式がある。スコープ等を覗きながら操作する。

  • 長所:
    • 全に手動であり、ミサイルの弾道をほぼ自在に操れるという意味では自由度が高い。
      (他の誘導方式のように、コンピュータ等の計算によって自動的に飛行示補正されないため)
    • チャフ・フレアといった囮に欺瞞されない。
    • ミサイルは飛行示を受けて羽根を動かすだけ。
  • 短所:
    • 良くも悪くも自動的な弾道補正が一切されない。
    • 人間の反応速度が追いつけるよう、ミサイルの飛翔速度が低速
      • 命中する前に敵に気付かれてしまい、隠れる・反撃されるリスクが伴う
    • 標位置とミサイルの位置を両方意識しつつ操作しなければならない
    • ジェット機から対地ミサイルとして使用すると、すぎて誘導が困難
    • 他の誘導方式の方が便利なため、現在は時代遅れ

採用例:64式対戦車誘導弾日本)、SS.10()、9M14AT-3(露)など

半自動指令照準線一致誘導(SACLOS)

[誘導/受信]

発射装置「いまレーザーが当たってる所に飛んでいけ!飛行示計算はこっちがやる!」
ミサイル「レーザーが当たってる所に突っ込めばええんやな!任せとけ!」

照準/誘導用のレーザーを照射し、標を示するもの。
弁当のような大きなレーザーポインターで戦車を狙い続けるような感じである。
…有線式と線式がある。画面モニターを見ながら操作する。
標とのズレに対し、飛行示計算は発射機側が行う。

  • 長所:
    • レーザーを当てた/定した場所に着弾する=好きな標を定できるため汎用性が高い。
      • レーザー照射装置と発射装置は別でも良いため、別のものは生存性を向上できる
    • ミサイルは飛行示を受けて羽根を動かすだけ。
    • モニター上の照準線中央に向かって自動で飛行示補正してくれる
      • 前者の手動照準線一致誘導方式と異なり、ミサイル側を意識しなくて良い。
      • 極論、最初から標に照準を合わせておくだけで済む。
    • 正しく標を定し続ければ移動標にも高い命中精度を期待できる。
    • フレアやチャフといった囮に欺瞞されない。
  • 短所:半自動追尾。(レーザー等で定している標に対して自動追尾)
    • 命中するまで誘導が必要、誘導中は防備
      • レーザー照射装置と発射装置がっているものは、反撃を受ける危険性がある。
      • 誘導員が倒されたり、ビビって定がズレればそのズレた場所に命中してしまう
    • (A)レーザーを照射するものはアクティブと同様、敵に発射/発射準備に気付かれる。
    • (B)ワイヤーケーブル以上の射程は望めず、送電線や木・枝といった障物に引っかかれば切れてしまうため使用環境は一部限定される。

近年の戦車などはミサイル誘導用レーザーの照射を検知する警報装置を搭載しているため、闊に照射すると居場所がバレる。(照射されている方向も表示されるため)レーザー自体は暗視装置などで見えてしまうといった欠点があるため使いどころである。

近年のものは発射機とレーザー誘導装置/レーダーが別個になっており、射手は安全な場所から標に誘導できるようになった。(敵はレーザー誘導照準作業を妨しようとぶっ放してくる)

近年は拳銃と同サイズレーザー示装置も開発された。(LA-16u/PEQ)

ビームライディング誘導(LOSBR)

[誘導/受信&飛行計算]

現在は前者の半自動に移行されている。

発射装置「今ビームを照射してるトコに飛んでいけ!あと飛行計算はお前がやって!
ミサイル「ビームに乗るように飛ぶけど…計算までがするのか…(困惑)

前者の半自動照準線一致誘導と似ているが、飛行示の計算をミサイル自身がやる羽になる。
ミサイル後端にセンサーがあり、照準用のビームが当たっている=正しい飛行ルートと認識する。

補足

 標を定して射撃後、何も誘導せずとも標まで勝手に飛んでいってくれるアクティブホーミングやパッシブホーミング、赤外線誘導は「撃ちっぱなし(fire and forget)」が可になるため、発射する側の生存性向上に有利である。近年の電子装置の小高性化に伴い、そのような撃ちっぱなしを持つミサイルも増えている。

 最近ではさらに発射前ロックオン=LOBL(Lock On Before Launch)から、発射後ロックオンLOAL(Lock On After Launch)へと進化しているミサイルも登場している。LOBLの場合、ミサイルが自身のマーカー(あるいは機のレーダー等)で標を捕らえたのちに機から射出されるが、LOALでは発射後、独自、あるいは機からのデータリンク標を追尾することで命中が向上しているものがある。

その他誘導
  • GPSなど位置座標情報に対して飛翔するものも存在する。
  • 長射程のミサイルは慣性航法など、発射時のエネルギーである程度標の近くまで飛ばすものもある。
    • 標が捕捉できる距離に入ると、上記の誘導方式に切り替わる。(終端誘導)
  • ミサイル先端のカメラ映像を見ながら誘導するミサイルもある。MGSニキータミサイルではない。
  • 神風特攻隊のような人が乗り込み直接標に突っ込むのも一種の誘導方式といえる。[3]
  • ミサイルへの対抗策は後述。

飛翔形態による区分

弾道ミサイルBM
大気圏外もしくは大気圏上層を弾道飛行するミサイル。非常に高価なため、コストパフォーマンスの面から弾頭に大量破壊兵器を搭載していることがほとんどである。長射程で、射程により短距離弾道弾(SRBM)、中距離弾道弾(IRBM)、大陸弾道弾(ICBM)と区分される。潜水艦発射のものは潜水艦発射弾道弾(SLBM)と呼ぶ。
巡航ミサイルCM
を長距離飛行するミサイル。単に長射程の対地/対艦ミサイルとも言えるが、長距離を飛行するため揚を生むターボジェットエンジンを備えていることが多く構造上はジェット機に近い。亜音速でちんたら飛んでいるといい的になるため、最近ではステルス化や音速化が進められている。

任務(目標)による区分

対地ミサイル
地上標を破壊するためのミサイル。大都市を一撃で燼に帰すICBMや、肩撃ち式の対戦車ミサイルも広義の対地ミサイルである。大まかに「対戦車ミサイル」とカテゴライズされる場合もある。
(→対戦車ミサイル
対空ミサイル
中の標(航空機、敵のミサイル)を破壊するためのミサイル。対衛星ミサイルのような特殊なものもある。「SAM」「地対空ミサイル」とも呼ばれる。高射砲の後任。
対艦ミサイル
を破壊するためのミサイル。洋上で大の艦を破壊する関係上大で長射程のものが多い。
対潜ミサイル
潜水艦を攻撃するためのミサイル。水中飛翔することはできないので、弾頭部に短魚雷を搭載している。

ミサイルの区分でよく見られる「SAM」「AAM」と言う略語は発射プラットフォームと標を組み合わせたものである。「SAM」は(surface/ship to air)で地上/艦上発射対空ミサイルを、「AAM」はair to air)ミサイルをさす。地(艦)対地(艦)ミサイルはSSM、対地(艦)ミサイルはASMとなる(潜水艦は「underwater」で「U」を用いる)。

対抗策

逆に「ミサイルを撃たれる側の視点として見ていく。

相手は歩兵車両航空機と様々である。他といった距離から撃ってくる場合もある。
もちろんミサイルを撃たれる側も、命中するまで黙って見ているいるわけではない。

ただし技術が向上しているため、いたちごっことなっている部分もある。
人間が搭乗しないミサイルの方が人間が即失神するレベルの急な機動ができるといった長所もあるし、発射機や誘導方式の特性や、互いの相対位置などもあるため一概には言い切れない。

逆転の発想として、赤外線誘導(熱誘導)ミサイルのセンサーに対して
「そんなに熱が欲しいならくれてやるよ!」バルス過剰な赤外線お見舞い潰しをする
赤外線ジャマー(IRジャマー)といった対抗策もある。陸自UH-1AH-1等について物が有名か。
米軍AH-64に装備しているもの → AN/ALQ-144 - Wikipediaexit

 地上目標の対抗策

戦車といった車両はもちろん、駐機中の防備な航空機や艦艇も含める。

ちなみに赤外線映像(いわゆるサーマルサイト)で見ると、自然環境下の植物戦車金属では温度差があるため、エンジンを起動していなくても割と「なんかある」程度には見える。ただし前述のダミーバルーンなど、手の込んだものはヒーターを取り付け、実物同様に発熱させるものもある。

普通煙幕では赤外線は透過してしまうためあまり意味がなく、熱を伴うなどの工夫が必要。

迎撃・物理的に叩き落とす
先手必勝
  • 撃たれる前に発見/破壊する、地域や広域を監視/制圧する
    • 他部隊と連携し、効率的に敵(歩兵車両航空機)を期警し撃たれる前に撃退する。
    • 各種対兵器と連携し、防網を形成することで上からの接近や攻撃を妨する。
  • 敵の基地・拠点・空母等を直接攻撃する。(敵基地攻撃
  • あえて敵に地対空ミサイルを発射させ、居場所を暴露させる「ワイルドウィーゼル」といった戦法もある。1機が囮となり、僚機が発射機を破壊するといったもの。もちろん撃たせるため危険性は高い。
  • 敵のミサイルの射程外から攻撃し化する。(アウトレンジ攻撃)

ロケット弾との比較

ミサイルのほうが誘導してくれるぶん長距離や移動標に対する命中精度は高い。
「じゃあロケット弾は必要なくない?」と思ったかもしれない。…だがちょっと待ってほしい

携帯式の対戦車兵器を例に見ても

  • 一発あたりの価格、操作や構造が単純、軽量といった面ではロケット弾のほうが有利
    • 誘導装置、先端のセンサー類、可動などが故障すればただの飛んでいく棒になる。
    • 標捕捉(ロックオン)する必要がある場合、咄嗟に発射できない。
  •  安ければ同額で大勢に配ることができ、大勢・広範囲に対戦車火力を付与できる。
    • ロケット弾のほうが軽量なため、予備弾を多く携行可
    • ロケット弾=ミサイルより威が劣る…という事はない。口径や製品にもよるが。
  • ロケット弾のほうが弾薬を詰め替えるだけで多な弾種を使用できる。(安価で汎用性が高い)
  • 森林地では、携帯式の対戦車ミサイルでも自慢の長射程が発揮しづらい。
    • 物が多いため、有線誘導では建物や電線等に引っかかり断線しミサイルを誘導できない。
    • 距離ではミサイルを標に誘導しきる前に通り過ぎたり、他の場所に着弾してしまう。
  • センサーや飛行姿勢制御用の可動を動かすための構造が複雑となる。
    • 距離飛翔するものはさらに燃料/推進剤が必要となり大化する。
    • 内部構造が複雑なうえスペースが限られるため、詰められる炸爆薬)量が減る。

ただし、ロケット弾はミサイルのように未来予測や横に対する自動補正を行わないため
距離や不規則なの起きやすい複雑な地形では不利となり、射手の技量にも左右される。

ロケット一発当たりの価格はミサイルより安いため、訓練でも(多少は)実弾を使いやすい。
ミサイルは方式に限らず一発が非常に高額なため、当たるか否か分からない人間全員に気前よく撃たせる訳にはいかない。[5]

このようにロケット弾とミサイルでは一長一短である。

 ロケットランチャー の項も参照。

その他

  • ミサイルは発射地点から標まで全に一直線に飛ばない。
    • 飛行経路を補正しながら飛ぶため、少しふらつきながら飛ぶのはご敬である。
  • 標を自動追尾する反面、味方だった場合は悲惨。(→フレンドリーファイア
    • 味方航空機は敵味方識別装置(IFF)を搭載しており、発射機の呼びかけに応答する。
  • 同じミサイルでも異なるプラットフォーム(乗り物等)に搭載&使用される場合もある。
  • 戦闘機にミサイルを積んでおけば機関なんていらなくね?外したろ!」
    • …それをガチでやってしまい痛いを見たのが ミサイル万 である。
    • 結論を言うと全然万ではなかった。機関を積んだ敵に抵抗で追い回される事も。
      (※追われてるのはアメリカ側です)F-22にも機関は搭載されている。
  • 現在横や後ろの標をロックオンする事も可となった。
    • (ミサイルの種類にもよるが)自機のセンサーで検知できればそのまま攻撃可
    • 後方の標を攻撃可なものはLOAL(Lock-On After Launch)とも呼ばれる。

大百科に記事のあるミサイル兵器/装備

関連リンク

関連動画

関連商品

関連コミュニティ

関連項目

脚注

  1. *厳密には重力も受けるため、まっすぐ飛翔する訳ではない。(弾・弾も同じ)
  2. *任務上・戦略上の重要標であったり、確実に殺傷/破壊しなければならない場合は非装甲車両や建物人間に対して使用される場合もある。
  3. *戦時中は高性センサーを搭載したミサイル自体がいとはいえ、フレア・チャフといった囮に欺瞞されず、(大標であれば)標を正確に認識して飛んでいく点ではAIより上とはいえ、採算度外視、人権無視、桁外れの非人兵器である。
  4. *近辺を飛翔するなどをミサイルと誤認してしまい、装置が作動してしまう。
  5. *ジャベリン対戦車ミサイルにおいては、模擬的なシミュレーターで好成績を残さないと撃たせてもらえない。
この記事を編集する

掲示板

おすすめトレンド

急上昇ワード改

最終更新:2022/09/29(木) 09:00

ほめられた記事

最終更新:2022/09/29(木) 09:00

ウォッチリストに追加しました!

すでにウォッチリストに
入っています。

OK

追加に失敗しました。

OK

追加にはログインが必要です。

           

ほめた!

すでにほめています。

すでにほめています。

ほめるを取消しました。

OK

ほめるに失敗しました。

OK

ほめるの取消しに失敗しました。

OK

ほめるにはログインが必要です。

タグ編集にはログインが必要です。

タグ編集には利用規約の同意が必要です。

TOP