ミスワキ(Miswaki)とは、1978年アメリカ生産の元競走馬・種牡馬である。
種牡馬として大成したほか、ブルードメアサイアーとしても大きな功績を残した。
父は言わずと知れた超種牡馬Mr. Prospector、母Hopespringeternal、母父は名ブルードメアサイアーとして名高いBuckpasser。Buckpasserはミスプロと強いニックスがあると言われ、この配合にはWoodmanやSeeking the Goldなど種牡馬として大成した馬が多い。この馬もその1頭だった。
この馬、ぶっちゃけ競走馬としては一流半ないし二流である。2歳時はフランス所属でイギリスにも1戦遠征(3着)、3歳時はアメリカに転厩し通算13戦6勝。フランスの2歳GⅠサラマンドル賞(現在はクリテリウム国際に置き換えられる形で廃止)を勝ったが、それ以外は重賞勝ちすらなく3歳で引退した。しかしこの馬の真価は種牡馬になってからであった。
この馬の特徴としては、産駒に中長距離馬が多かったことである。スピードが勝ちすぎるからか産駒が短距離向きに出やすいミスプロの直仔としては珍しい。他に中距離馬を多く出したミスプロの子というと日本でもお馴染みのKingmamboくらいなのである。代表産駒は13番人気で凱旋門賞をぶち抜いた名牝Urban Sea、BCクラシックを勝った*ブラックタイアフェアーなど。日本ではマーベラスクラウンがジャパンカップを勝つなど活躍した。
ブルードメアサイアーとしての活躍はさらにすさまじい。ざっと挙げていくと
など。大物だらけである。しかもほぼ全馬父親が違う。ミスワキ自身の母父Buckpasserはミスプロと好相性で知られたが、この馬は相手に関係なく大物が出せるという力を持っていた。
ミスワキ自身は2004年にこの世を去ったが、Galileo、Sea the Starsの兄弟が種牡馬として欧州を席巻しつつあり、まだまだミスワキの血は世界を賑わせそうである。
Mr. Prospector 1970 鹿毛 |
Raise a Native 1961 栗毛 |
Native Dancer | Polynesian |
Geisha | |||
Raise You | Case Ace | ||
Lady Glory | |||
Gold Digger 1962 鹿毛 |
Nashua | Nasrullah | |
Segula | |||
Sequence | Count Fleet | ||
Miss Dogwood | |||
Hopespringseternal 1971 栗毛 FNo.16-g |
Buckpasser 1963 鹿毛 |
Tom Fool | Menow |
Gaga | |||
Busanda | War Admiral | ||
Businesslike | |||
Rose Bower 1958 栗毛 |
Princequillo | Prince Rose | |
Cosquilla | |||
Lea Lane | Nasrullah | ||
Lea Lark | |||
競走馬の4代血統表 |
クロス:Nasrullah 4×4(12.5%)、Bull Dog 5×5(6.25%)
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最終更新:2024/04/19(金) 17:00
最終更新:2024/04/19(金) 17:00
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