ミス・モノクロームとは、日本の女性声優・歌手である「堀江由衣」のライブ公演「堀江由衣をめぐる冒険III~Secret Mission Tour~」で初登場したキャラクターである。
その後ソーシャルゲームへの出演やグッズ化、アニメ化など多方面へ展開している。
概要
キャラクター原案は堀江由衣本人によるもの。細かな設定は登場作品によって異なるが、アンドロイド(またはロボット)、銀髪のツインテールに白と黒を基調とした衣装、感情表現が控えめ、単三電池が動力源などは共通している。
2012年3月に行われたライブツアー「堀江由衣をめぐる冒険III〜Secret Mission Tour〜」に、色を嫌い世界をモノクロに染めようとするロボットとして登場。敵キャラクターとして堀江由衣と対決した。翌年3月に行われた「堀江由衣ベストライブ〜由衣と時間泥棒〜」にも再登場している。
2012年10月からサービスを開始したスマートフォン向けソーシャルゲーム「ガールフレンド(仮)」に出演。表情・感情表現を上手く行えないアンドロイドで、感情機能を学習させるために学園に転入してきた。
2013年秋には「ミス・モノクローム -The Animation-」として5分枠でTVアニメ化された。売れっ子アイドルを目指すアンドロイドで、スーパーアイドルKIKUKOに憧れている。
アニメ化以降もコミカライズ化や、ねんどろいど発売、Animelo Summer Live 2014への出演、セカンドシングル発売、ゆるキャラグランプリ2014への出場、グラビア誌の発売など、キャラクターの枠を超えアイドルとしても幅広く活動している。
ラジオ番組「堀江由衣の天使のたまご」には、ミス・モノクロームに対する質問と回答を予想して募集するコーナー「ミス・モノクロームの白黒つけておしまい!」がある。
2014年放送のアニメ版ガールフレンド(仮)において5話に登場・・・したが、僅かの30秒出演であった。
ガールフレンド(仮)でのミス・モノクローム
研究の一環で、感情を学習させる目的で転入してきたアンドロイド
という設定。 常識や感情の機微に疎いためか、素ボケやキツい
ツッコミなどが飛び出すこともしばしばある。
「よっ、真人間。」←こんな感じ。
※ちなみにこの台詞は、R→HRに最終進展させたモノクロームで
確認できる。
あとオセロがとても強い・・・わかる気がする。
イベントカードもあり、ウエディングや節分、バレンタインにチアガール
など、多くのバリエーションが存在する。
しかし一部のイベントを除いて基本的にレアリティがSRのため
入手は至難となっている。
校内では友達は多くないようだが、ロボット研究会の螺子川来夢
の研究にはしばしば付き合っているようで、二人の仲良しカード
(SSR)も存在する。
なお、ゲーム内のヒトコト機能(Twitterのようなもの)へは、
セキュリティの関係上行わない(行えない?)ようだ(他生徒談)。
マラソン・レイドイベントで1位になったプレイヤーが本命ガールから労いの言葉を頂けるのだが、
モノクロームの場合、本命ガールに設定して1位になっても祝福されない。
TVアニメ「ミス・モノクローム -The Animation-」
ミス・モノクロームを主役にしたTVアニメ「ミス・モノクローム -The Animation-」が2013年10月1日から放送を開始した。全13話。
ニコニコチャンネルでも配信されており、第一話は無料。最新話もテレビの放送後から一週間は無料配信された。
パッケージは、白版(TV放送第1話-第7話)と 黒版(TV放送第8話-第13話) が同日の2014年3月26日に発売された。
ミス・モノクロームを主役にしたTVアニメの第二期の「ミス・モノクローム -The Animation- 2」が2015年7月3日から放送を開始した。全13話。1話7分50秒。
ミス・モノクロームを主役にしたTVアニメの第三期の「ミス・モノクローム -The Animation- 3」が2015年10月2日から放送を開始した。全13話。1話7分50秒。
ストーリー
“もっと前に出たい!”
その思いを実現するため、ミス・モノクロームは売れっ子アイドルを目指して活動を開始する。
天然な性格のミス・モノクロームに周りも振り回されつつも、今日もアイドル業界を奔走する!
──公式サイトより
登場キャラクター
- ミス・モノクローム(CV:堀江由衣)
- この物語の主役で、売れっ子アイドルを目指すアンドロイドの女の子。
- アンドロイドであるせいか表情や声の抑揚が平板である(TVアニメ放映にやや先立って公開されたTwitterアカウント
では殆どすべてのツイートをカタカナで記載している)。常識にも疎い。
- だが、他人の助力に感謝する、プレゼントを喜ぶ、近しい者の死を悲しむなどの姿も見せ、決して感情がないわけではない。口癖も「もっと前に出たい」とのことでかなり前向き。
- 元々はお金持ちでお城に住んでいたが、第一話でほぼ全財産を失い、お城も差し押さえられ追い出された。その後はマネオのコンビニで働きながら質素なアパートで暮らしている。
- 単3電池1本を動力源としているらしいが、その電池が収納されている自宅の装置と繋がっている様子もなく動き回っており詳しい理屈は不明。
- マネオ(CV:藤原啓治)
- ミス・モノクロームのマネージャーの男性。といっても実は本業はコンビニのマネージャー、つまり「店舗を管理(マネージメント)している」という意味の「マネージャー」である。
- 「アイドルになるためには仕事を取ってくるマネージャーが必要」と言うマナちゃんの言葉を覚えていたミス・モノクロームが、通りすがりの彼の「マネージャー」という名札を勘違いして「私のマネージャーになって」と頼んだ。
- そんな無茶振りを「あっ、はい」の一言で受け入れて、しかも時々アイドルっぽい仕事もとってきてくれるいい人。
- KIKUKO(CV:井上喜久子)
- スーパーアイドル。永遠の17歳。「Endless Seventeen」という劇中歌も歌う。
- ミス・モノクロームは彼女にそっくりの女性が登場する謎めいた夢をたびたび観ている。ミス・モノクロームが売れっ子アイドルを目指している理由も、夢に出てくる彼女と会ってみたいという事情から。
- マナ(CV:神田朱未)
- ミス・モノクロームの住むお城で献身的にミス・モノクロームの身の回りのお世話をしていた清純な少女。橋の下に捨てられていたところをミス・モノクロームに拾われたらしい。第1話で193億円を持ったまま消息不明になってしまう。
- ルーちゃん(CV:神谷浩史)
- ミス・モノクロームの大切な家族で、ロボット掃除機の形をした何か。知能があるようだったりミス・モノクロームを載せて動くことができたりと単なる掃除機ではないよう。第2話で非業の死を遂げ埋葬されるが、その後何もなかったかのように復活した。
2期ではなんと会話できることが判明。語尾に「ルー」が付くという若干ウザい喋り方をする。
- あきこ(CV:諏訪彩花)
- マネオのコンビニの店員。休憩時間にギターを弾いていたところをミス・モノクロームに目撃され、ライブツアーのギター担当に任命される。しかしその後、偶然演奏を聞いたアメリカ人プロデューサーにスカウトされ世界デビューしてしまった。
- 宇宙人(CV:村田太志)
- 数億年の時を経て、美しい宝石のような惑星・地球に戻ってきた宇宙人。しかしその目的は友好的なものではなく、「人間狩り」と称する邪悪な殺人娯楽であった。ヒャッハー!高度な科学力を有しているにも拘らず、明らかに人間を害することを楽しむかのような言動からは残虐な精神構造が伺える。残念ながら彼らの文明においてテクノロジーの進歩は倫理観の充実につながらなかったようである。もしくは我々地球人類とは全く異質な倫理観を持つのか。外見はいわゆる「リトルグレイ」タイプ。
- 紺野やよい(CV:阿澄佳奈)
- レコード会社で働く女性。通称「やよいたん」。車で峠を攻めていたところをミス・モノクロームに追い抜かれ、その後成り行きでミス・モノクロームのプロモーターを務めることになった。
よく転んだり頭をぶつけたりするドジっ子だが、一瞬で全国の有名ライブ会場を押さえるなど意外と有能。ハンドルを握ると性格が変わる。
- キャラメル
- 2期第6話から登場、ドラマのマネキン役でミス・モノクロームと共演、ミス・モノクロームとのシンクロ率の高さからバックダンサーとして見いだされる。
- ゆい(CV:堀江由衣)-青担当。
- あけみ(CV:神田朱未)-赤担当。
- かな(CV:阿澄佳奈)-黄担当。
- あつこ(CV:atsuko(angela))-緑担当。
- 電池くん(CV:中村悠一)
- 2期第8話に登場。顔と手足が付いた人間サイズの電池。巧みに人語を操ってミス・モノクロームとの運命や友情を語り、キラキラした瞳からのウインクやさりげないボディタッチによって幾度もミス・モノクロームをしびれさせる。電池だけに。
だが彼のミス・モノクロームへの友情は真摯なものであり、自らの存在を賭してまでミス・モノクロームの窮地を救った。
- DJカラフル(CV:森久保祥太郎)
- 3期第1話から登場。ガソリンスタンドで働いていたが、フロントガラスを拭く手つきに惚れ込んだミス・モノクロームによってライブツアーのDJ担当に任命された。
- ミスター・モノクローム(CV:櫻井孝宏)
- 3期第3話に登場。電池をプラスマイナス逆に入れた結果、ミス・モノクロームが変身した姿。
性別だけでなく性格まで真逆になり、「もっと後ろに下がりたい、引きこもっていたい」などと言い出すネガティブキャラになってしまうが、それが逆に可愛いと評判になり「守ってあげたい系アイドル」として女性人気を博す。しかし最後にはその性格が災いし、穴を掘って行方不明になってしまった。
彼の存在は今なお伝説のアイドルとして語り継がれている、らしい。
- 真暮郎(CV:細谷佳正)
- 3期第6話に登場。読みは「まぐろう」。
ミス・モノクロームが川の上流から流れてきたマグロのカマにチョップをかましたところ、中から現れた漁師。マグロだけに動き続けていないと死んでしまうとのことだが、その「前に前に進み続ける」姿勢にミス・モノクロームは共感し親友同士となった。
- ただ、登場話は岡山を舞台としているために、沿海である瀬戸内海に実際は遠海魚であるはずのマグロなんていないのだが。
ゲスト出演
ゴールデンタイムの11話にモブ役でゲスト出演しており、その事が12話で語られている。
うーさーが本編に登場しているがその縁もあってかうーさーのその日暮らし 覚醒編の第1話にもゲスト出演している。
少年ハリウッド-HOLLY STAGE FOR 49-の10話で作中の音楽番組にアイドルとして出演し、セカンドシングル収録曲「私だけの物語」を披露した。
楽曲
- 主題歌「ポーカーフェイス」
- 作詞・作曲・編曲:近藤圭一 歌:ミス・モノクローム(CV:堀江由衣)
- 本編のエンディングで、ミス・モノクロームがダンスする3DCG映像とともに流れる楽曲。マキシシングル『ポーカーフェイス』にフルバージョンが収録されている。
- 挿入歌「Endless Seventeen」
- 作詞:只野菜摘 作曲:バグベア 編曲:川島弘光 歌:KIKUKO(CV:井上喜久子)
- BD/DVD白版特典のCDに収録。
漫画
2013年末にコミカライズが2作品同時に発表された。「ミス・モノクロームさん」を担当するリヨは、ニコニコ動画ではベルナール・リヨ3世として活動している。KIKUKOやマネオマネージャが登場するなど、どちらの作品も基本的にテレビアニメの世界観を踏襲している。
- 「ミス・モノクロームさん」
- 著者:リヨ
配信元:最前線
(2014年1月29日〜7月30日、全27話)
- 「ミス・モノクローム -Motto Challenge-」
- 漫画:十野七
脚本:ふでやすかずゆき
掲載誌:good!アフタヌーン(2014年2月7日発売の40号〜9月5日発売の47号)
関連動画
関連生放送
関連静画
アニメ公式チャンネル
関連項目
外部リンク